第5話あらすじとネタバレ
古斉善(こせいぜん)は依然として酒を飲んでいましたが、任安楽(じんあんらく)が自ら近づいて挨拶し、わざと彼に恥をかかせました。その時、韓燁(かんよう)も現場に駆けつけ、古斉善(こせいぜん)を捕らえました。居合わせた多くの人々が古斉善(こせいぜん)を殴打しました。法律では彼の罪を罰することができないため、人々はこのような過激な手段を取ったのです。黄浦(こうほ)は科挙不正事件の再審理を求めて、自ら三十回の板叩きの罰を受け入れました。侯爺はこのことを知り、非常に焦りました。この事件の首謀者は自分の息子である古斉善(こせいぜん)だったからです。
韓燁(かんよう)は主審官として公堂に臨み、任安楽(じんあんらく)と洛銘西は陪審として共に訪れました。黄浦(こうほ)と古斉善(こせいぜん)も公堂に連れてこられました。韓燁(かんよう)は古斉善(こせいぜん)に跪くよう命じ、任安楽(じんあんらく)は傍らでわざと彼をさらに辱めるように仕向けました。古斉善は罰せられることを気にしないと主張し、会試でも役人になれると確信していました。しかし、黄浦(こうほ)が突然、呉越(くれは)が生きていることを明かし、彼を証人として召喚すると宣言したため、古斉善は大変驚きました。
一方、侯爺は皇帝に謁見しようと焦っていましたが、皇帝はなかなか会ってくれませんでした。古斉善が生きている呉越(くれは)と対面すると、呉越(くれは)は古斉善が自分を殺そうとしたと告発しました。古斉善は必死に否定しましたが、韓燁(かんよう)はもし古斉善が自分の答案の内容を暗唱できれば、不正をしていないと信じると挑発しました。当然、古斉善は不正をしていたため、この課題をこなすことができませんでした。
最終的に、任安楽(じんあんらく)と韓燁(かんよう)の連携によって、古斉善は罪を認めさせられました。韓燁(かんよう)は古斉善に秋後問斬の判決を下し、この判決は傍聴していた民衆の支持を得ました。黄浦(こうほ)もまた、自分の努力が無駄ではなかったと感じました。この過程で、洛銘西も裏で手を貸し、真相を明らかにするためにいくつかの出来事を画策していました。
その後、任安楽(じんあんらく)は洛銘西との交流を続け、勝利を祝う祝賀会を計画しました。韓燁は父の来訪により、急いで立ち去りました。皇帝は韓燁を個人的に叱責し、侯爺が兵権を握っていることを考慮すると、今回の件の処理は性急すぎると指摘し、より大きな危機を招く可能性があると忠告しました。
安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)の到著が近いという知らせを受け、任安楽(じんあんらく)と洛銘西は今後の状況を分析し始めました。夜、彼らは襲撃を受けますが、苑書(えんしょ)が素早く襲撃者を製圧しました。苑琴(えん きん)の身を案じた溫朔 (おんさく)も駆けつけました。韓燁は洛銘西に皇帝の仮応への失望を伝え、事態は予想通りには進まないかもしれないことを暗示しました。
最後に、任安楽は韓燁を自分が用意したある芝居に招待し、物語にはまだ新たな展開があることを予感させました。
第6話あらすじとネタバレ
任安楽(じんあんらく)は韓燁(かんよう)から古斉善(こせいぜん)が流刑になったことを聞かされ、心中穏やかではないものの、現状を受け入れるしかありませんでした。気分転換にと、任安楽(じんあんらく)は語り部を呼び、韓燁(かんよう)に物語を聞かせます。語り部が安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)の国境警備の活躍を語っていると、なんと安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)本人が姿を現しました。任安楽(じんあんらく)のことを耳にしていた安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は、彼女と勝負をしようと持ちかけます。互いに噂を聞いていた二人は、この機会に直接手合わせすることで相手のことを知ろうとしたのです。武芸の腕前は互角で、室内から屋外へと場所を変えながら激しい戦いを繰り広げます。しかし、この対決が二人の出会いのきっかけとなり、最終的には和解し、共に酒を酌み交わしながら意気投合します。
その後、任安楽(じんあんらく)と安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は義姉妹の契りを交わし、親交を深めていきます。安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は父である皇帝に拝謁しますが、酒に酔っていたことを咎められ、今後の婚姻に影響することを心配されます。しかし、安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は伝統的な考えにとらわれず、平凡な家庭生活を送るつもりはないと断言します。皇帝にとっては頭の痛い問題で、太子である韓燁(かんよう)も結婚に消極的なため、朝廷の婚姻計画は難航していました。
大臣たちは、太子妃選びを急ぐべきだと考え、忠義侯は自らの娘を推薦します。この時、すでに三司の権力を握っていた任安楽(じんあんらく)に対し、洛銘西は忠義侯が何か企んでいるのではないかと疑念を抱きます。任安楽(じんあんらく)を守るため、彼らは偽の帝梓元(ていしげん)を登場させ、忠義侯の注意を逸らす計画を立てます。皇帝は母に韓燁(かんよう)の結婚について相談し、母は幾人かの候補を挙げますが、韓燁(かんよう)は帝梓元(ていしげん)以外とは結婚しないと譲らず、皇帝の怒りを買ってしまいます。韓燁(かんよう)は殿の外でひたすら跪き続けます。
知らせを聞いた任安楽は、韓燁を助けるため駆けつけます。そして機転を利かせ、太子妃選考会を開くことを提案し、自らも太子妃の座を狙います。韓燁は結婚したくないものの、任安楽の提案は皇帝に受け入れられ、帝梓元(ていしげん)を山から下山させる許可も得られます。この知らせに韓燁は喜びます。全ては任安楽の計らいだったからです。
一方、洛銘西は帝梓元(ていしげん)の下山の準備を進め、この重要人物が計画通りに動いてくれるか見守ります。安寧公主は帝梓元(ていしげん)がかつて住んでいた場所を訪れ、彼女の将来を案じます。洛銘西は安寧公主に北西での経験を尋ね、彼女の身元を確かめます。そして、任安楽が太子妃の有力候補になったのは、安寧公主の働きかけがあったからだと告げます。洛銘西は任安楽に安寧公主と深く語り合うことを勧め、安寧公主は帝梓元(ていしげん)を守るために北西に留まっていたことを明かします。それを聞いた任安楽は、温かい気持ちで胸がいっぱいになります。
その後、任安楽は安寧公主を連れて花魁の芸を見に行きます。事前に琳琅(りんろう)は洛銘西と会い、洛銘西は琳琅(りんろう)の装いを微調整し、帝梓元が幼い頃に好きだった曲を安寧公主に聞かせます。曲を聴いた安寧公主は「良い曲ですね」と一言だけ感想を述べます。この出来事が、三人の絆をさらに深めることとなりました。
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