蒼蘭訣(そうらんけつ)あらすじ7話・8話、ネタバレ

第7話あらすじとネタバレ

小蘭花(しょうらんか)は英招(えいしょう)の攻撃から逃れられないと思ったその時、東方青蒼(とうほうせいそう)が現れ、一掌で英招(えいしょう)を退かせ、剣で斬り殺そうとした。しかし、英招(えいしょう)が怪我で暴走していることに気づいた小蘭花(しょうらんか)は、慌てて東方青蒼(とうほうせいそう)を止め、仙力で英招(えいしょう)を癒した。陰から様子を窺っていた蝶衣(ちょうい)は東方青蒼(とうほうせいそう)に見つかり、力を放たれて撃退される。東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)に、もう少しで英招(えいしょう)にやられるところだったのに、なぜ甘いと叱責する。しかし小蘭花(しょうらんか)は、世の中には良い人のほうが多いのだから、いつも憎しみばかり持たないでほしいと願う。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、7話ネタバレ

その時、長珩(ちょうこう)の声が聞こえ、小蘭花(しょうらんか)は東方青蒼(とうほうせいそう)に早く行ってと促す。長珩(ちょうこう)がいれば自分は安全だと信じているからだ。東方青蒼(とうほうせいそう)は仕方なくその場を去る。長珩(ちょうこう)は小蘭花(しょうらんか)を心配していた様子だったが、彼女が無事で安心したと同時に、自分の取り乱しぶりに気付く。小蘭花(しょうらんか)は丹音(たんいん)の安否を気遣い、無事だと聞いて胸を撫で下ろす。灃沅は小蘭花(しょうらんか)にどのようにして脱出したのかなどを尋ねるが、容昊(ようこう)はまるで犯人尋問のようだと灃沅を窘め、小蘭花(しょうらんか)が丹音(たんいん)を助けたことを忘れるなと釘を刺す。灃沅はすぐに謝罪し、感謝の言葉を述べる。

一行は地面に残る祟気(すいき)を見つけ、これが英招(えいしょう)を狂暴化させた原因だと気づき、持ち帰って調べることにする。負傷した蝶衣(ちょうい)は夜中に仙界に忍び込み、容昊(ようこう)に連れ戻される。蝶衣(ちょうい)の主である容昊(ようこう)は彼女の失態に不満を抱くが、蝶衣(ちょうい)の傷が業火(ぎょうか)によるものだと気づき、ある疑念を抱き始める。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、7話ネタバレ

魁首に選ばれた小蘭花(しょうらんか)だが、東方青蒼(とうほうせいそう)が祟気(すいき)に関わっているのではないかと疑い、彼を問い詰める。もっと早くに告発すべきだったと後悔し、東方青蒼(とうほうせいそう)を長珩(ちょうこう)のところに連れて行き自首させようとする。東方青蒼(とうほうせいそう)は乗り気ではないものの、体が勝手に彼女についていく。影に潜む殤阕は、自首を避けるために真実を話すよう東方青蒼(とうほうせいそう)に勧める。東方青蒼(とうほうせいそう)はついに小蘭花(しょうらんか)に、今日は彼女を助けるために来たのだと告げる。小蘭花(しょうらんか)は自分にとって重要であり、彼女の生死は自分の運命に直結しているのだと。小蘭花(しょうらんか)は再び東方青蒼(とうほうせいそう)に心を打たれ、自分の勝利は不正行為によるものだと感じ、全てを白状したいと思う。また、東方青蒼(とうほうせいそう)の好意に感謝し、誰かと一緒にいることに慣れてしまうと、一人になるのが寂しく、甘い蜜を味わってしまうと苦いものはもう味わいたくないと不安を口にする。

容昊(ようこう)は赤地女の弟子であり、長年師匠の復活に尽力してきた。彼にとって師匠は無敵の戦神であり、そばに仕える侍女も赤地女の姿に変えられている。少しでも師匠の意に沿わないと消されてしまう。なぜなら、師匠の能力を受け継げる者はいないからだ。

小蘭花(しょうらんか)が成績のことを白状しようとした時、流蛍石から飛び出した蛍を見て、流蛍石を長珩(ちょうこう)に返すことを決意する。その時、容昊(ようこう)と蝶衣(ちょうい)は昊天(こうてん)陣に入り、東方青蒼(とうほうせいそう)の姿が見えないことから、これまでの出来事を考え合わせ、小蘭花(しょうらんか)が息山(しょくさん)神女(しんじょ)ではないかと疑い始める。そうでなければ、魂魄の修復や東方青蒼(とうほうせいそう)の救出など説明がつかない。丹音(たんいん)は小蘭花(しょうらんか)が成績を諦めようとしているのを見て、すぐに止めに入り、彼女の成績への称賛と昨日の救出への感謝を伝える。長珩(ちょうこう)も小蘭花(しょうらんか)を褒める。小蘭花(しょうらんか)が流蛍石を長珩(ちょうこう)に返すと、長珩(ちょうこう)は流蛍石が既に新しい主人、つまり小蘭花(しょうらんか)を認めていることに気づく。小蘭花(しょうらんか)が蛍に餌を与えていたからだ。

容昊(ようこう)はわざわざ小蘭花(しょうらんか)を訪ね、氷灯玉露を治療するように頼む。小蘭花(しょうらんか)は霊力でそれを蘇らせる。容昊(ようこう)は大喜びする。なぜなら、彼は既にこの植物に祟気(すいき)を仕込んでおり、息山(しょくさん)神女(しんじょ)だけが祟気(すいき)を浄化し、蘇らせることができるからだ。

容昊(ようこう)は赤地女の体を見舞う。三万年もの間、彼女の輪廻の苦しみを見てきた彼は、彼女を蘇らせることを切望しており、ついに希望が見えた今、もうすぐ再会できると確信する。

第8話あらすじとネタバレ

小蘭花(しょうらんか)は、長珩(ちょうこう)に仕える機会を得たと、嬉々として東方青蒼(とうほうせいそう)に伝えに行きました。しかし、東方青蒼(とうほうせいそう)の仮応は意外にも怒りに満ちており、小蘭花(しょうらんか)は困惑します。答えを探るため、息蘭の古籍を調べます。息蘭の呪文によれば、同悲同喜のはずなのに、喜ぶどころか悲しみを感じているからです。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、8話ネタバレ

雨霖は小蘭花(しょうらんか)の流螢石をすり替え、丹音(たんいん)に現場を押さえられます。帝君の尋問に対し、雨霖は長珩(ちょうこう)からもらったものだと主張しますが、長珩(ちょうこう)は否定します。重ねて問われても、雨霖は主張を曲げません。ついに帝君は、彼女の仙骨を剝奪するよう命じます。長珩(ちょうこう)と丹音(たんいん)は必死に弁護しますが、帝君の決定は覆りません。輪廻転生に堕ちようとする寸前、雨霖は小蘭花(しょうらんか)を見つけ、咄嗟に石は小蘭花(しょうらんか)のものだと叫びますが、もはや誰も信じません。

容昊(ようこう)もまた、長珩(ちょうこう)に小蘭花(しょうらんか)への特別な感情があるのかどうかを問いただします。五百年前の小蘭花(しょうらんか)との出会いを思い出し、長珩(ちょうこう)は二人の縁は続かないと悟り、小蘭花(しょうらんか)の記憶を消します。しかし、小蘭花(しょうらんか)への想いは断ち切れず、森で彼女を待ち、流螢石を残し、小蘭花(しょうらんか)だけに持ち帰らせました。小蘭花(しょうらんか)を危険から守るため、長珩(ちょうこう)は彼女の合格者名簿から名前を消します。三生姑姑に尋ね、真相を知った小蘭花(しょうらんか)に、長珩(ちょうこう)はより良い役職を用意すると約束します。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、8話ネタバレ

住処に戻った小蘭花(しょうらんか)は、流螢石を失ったこと、褒められた後で見捨てられたことで、悲しみに暮れ涙を流します。小蘭花(しょうらんか)に真相を知らせようと、東方青蒼(とうほうせいそう)は彼女を連れ、帝君と長珩(ちょうこう)の会話をこっそり聞かせます。長珩(ちょうこう)は、小蘭花(しょうらんか)は自分の宮女には向いていないとはっきり告げ、今は祟気(すいき)の調査が最優先だと主張します。帝君は満足しますが、小蘭花(しょうらんか)は深く傷つきます。

小蘭花(しょうらんか)は泣き続け、長珩(ちょうこう)にとって自分は特別な存在だと思っていたのに、取るに足らない存在だと悟り絶望します。東方青蒼(とうほうせいそう)も心を痛め、長珩(ちょうこう)に復讐しようとしますが、小蘭花(しょうらんか)に止められます。自分が重要ではないかと尋ねる小蘭花(しょうらんか)に、東方青蒼(とうほうせいそう)は彼女が唯一無二の存在だと断言します。彼女の気持ちを思いやり、泣くのをやめさせようとしますが、小蘭花(しょうらんか)は感動と悲しみが入り混じります。

その時、長珩(ちょうこう)が捜索の手勢を率いて現れ、衝突は避けられなくなります。小蘭花(しょうらんか)は東方青蒼(とうほうせいそう)を抱きしめ、崖から飛び降ります。二人は海底深く沈み、小蘭花(しょうらんか)は気泡で二人を包み込み、音を立てないようにします。気泡が破れ始め、小蘭花(しょうらんか)も沈み始めます。東方青蒼(とうほうせいそう)は仕方なく彼女を引き上げ、息を吹き込みます。目を覚ました小蘭花(しょうらんか)は東方青蒼(とうほうせいそう)を押しのけようとしますが、呼吸困難に陥り、東方青蒼(とうほうせいそう)は再び彼女を引き寄せ、息を吹き込みます。地上に戻ると、東方青蒼(とうほうせいそう)は窒息を防ぐためだと説明し、小蘭花は理解を示し、慌てて距離を取ります。東方青蒼(とうほうせいそう)は自分の唇に触れ、不思議な感情が芽生えます。

命簿(めいぼ)の木の下で茶を飲んでいた東方青蒼(とうほうせいそう)は、天極鏡で小蘭花と長珩(ちょうこう)の婚礼の様子を見てしまい、激しい痛みを感じます。すぐに商榷に藏心簪を探すよう命じ、自分の感情を小草だった小蘭花に左右されたくないと考えます。小蘭花の能力が九割しか回復していないことに気づき、原因は不明ですが、殤闕は長珩(ちょうこう)が関係しているのではないかと推測し、東方青蒼(とうほうせいそう)はさらに不快感を覚えます。

丹音(たんいん)から、昊天(こうてん)塔から脱獄したのは罪仙だけでなく月(げつ)族もいると聞いた小蘭花は、東方青蒼(とうほうせいそう)に蒙汗薬を用意します。東方青蒼(とうほうせいそう)はそれを飲み、倒れたふりをします。しかし、小蘭花は彼を差し出すのではなく、脱出用の船と食料、水を用意します。罪を犯す危険を冒しても、小蘭花は東方青蒼(とうほうせいそう)を逃がし、月(げつ)族にも良い人がいると信じる気持ちを伝え、別れを惜しみます。

小蘭花が去った後、東方青蒼(とうほうせいそう)は起き上がり、花餅を食べながら、小蘭花との思い出を振り返り、複雑な感情に胸を締め付けられます。