風起西州あらすじ9話・10話、ネタバレ

第9話あらすじとネタバレ

裴行倹(はい・こうけん)は朝早く思いがけない出来事に遭遇しました。瑠璃が婚約者と共に去ったと聞き、大変驚きます。その相手とは慕三郎でした。米大郎(ミー・ターラン)に急いで別れを告げ、裴行倹(はい・こうけん)は出発の準備をします。阿紅(あこう)を長安将軍府へ送り届けるよう米大郎(ミー・ターラン)に頼み、同時に瑠璃への手紙を託しました。

風起西州~烈風に舞う花衣~あらすじ、9話ネタバレ

一方、涼州で参軍を務める蘇南瑾(そ・なんきん)は、囚人への処罰を執行していました。囚人の呪詛にも動じず、冷酷にその命を奪います。蘇南瑾(そ・なんきん)の傲慢さは、大長公主の後ろ盾があるためでした。大長公主は瑠璃が涼州に到著したことを知り、彼女を苦しめることを決意します。

蘇南瑾(そ・なんきん)は瑠璃が商隊と共に来たと聞き、胡人のスパイ捜索を口実に商隊の検査を行います。しかし、瑠璃は見つかりません。実は瑠璃は既に商隊から抜け出し、男装して街へ潜入していました。しかし、彼女の男装は胡人の女性に見破られ、混乱の中で香囊を奪われてしまいます。瑠璃は追いかけますが、相手の人数が多く、取り返すことができません。瑠璃は大声で助けを求めれば役人が来ると脅しますが、揉み合っているうちに帽子が外れ、美しい女性の姿が露わになります。胡人の女性は、香囊の中の離縁状がなぜ瑠璃にとってそんなに大切なのか不思議に思います。その時、通りかかった役人が二人を女性と勘違いし、牢獄に閉じ込めてしまいます。

風起西州~烈風に舞う花衣~あらすじ、9話ネタバレ

蘇南瑾(そ・なんきん)は部下が瑠璃を捕らえたことを知らず、大長公主からの情報が正しいか不安に思っていました。裴行倹(はい・こうけん)が到著し、瑠璃が既に捕まっていることを知ります。牢獄で、瑠璃はイース朶という名の胡人の女性に出会います。イース朶は自ら名乗り、離縁状から瑠璃の名前を知ります。イース朶は瑠璃の恋人が助けに来ないことから、彼女が役人の家の出身ではないかと推測します。

裴行倹(はい・こうけん)が瑠璃を探し続ける中、蘇南瑾(そ・なんきん)の部下は離縁状を見つけます。蘇南瑾(そ・なんきん)は牢獄へ行き、瑠璃と面会しますが、イース朶は瑠璃を守るため、自分が瑠璃だと名乗ります。蘇南瑾(そ・なんきん)はイース朶を連れ出し、瑠璃の特徴と一緻しないと判断します。そして、イース朶に沐浴と著替えを命じ、その隙に彼女を殺害します。裴行倹(はい・こうけん)は、瑠璃が蘇南瑾(そ・なんきん)の手に落ちれば、身の潔白を証明するのが難しくなると考えます。

風起西州~烈風に舞う花衣~あらすじ、9話ネタバレ

結局、蘇南瑾(そ・なんきん)は街中で瑠璃を見つけられず、自ら牢獄へ捜索に向かいます。そこで、彼は思いがけず瑠璃を見つけます。裴行倹(はい・こうけん)は瑠璃の姿を見て安堵します。瑠璃は賢明にも自分の身分を明かさず、逆に裴行倹(はい・こうけん)に、自分の代わりに捕まったイース朶が不幸な目に遭っているかもしれないと警告します。瑠璃の無事を確認した裴行倹(はい・こうけん)は長史の身分を隠し通さず、蘇南瑾(そ・なんきん)との面会を求めます。

蘇南瑾(そ・なんきん)は謝罪のふりをします。瑠璃は裴行倹(はい・こうけん)が去ろうとする時、自分も西州へ向かう途中だと訴え、許しを請います。これは自分の身分がバレないようにするためでした。

第10話あらすじとネタバレ

蘇南瑾(そ・なんきん)は自ら裴行倹(はい・こうけん)を牢から釈放し、急いで謝罪した。裴行倹(はい・こうけん)は瑠璃の本当の身分を明かさなかったため、蘇南瑾(そ・なんきん)は単に裴行倹(はい・こうけん)が牢の女性に気があると思い込み、瑠璃も一緒に釈放させた。後の尋問で、瑠璃は巧みに自分の身の上話を持ち出し、間接的に裴行倹(はい・こうけん)の行動への不満を表明した。裴行倹(はい・こうけん)への好意から、蘇南瑾(そ・なんきん)は瑠璃をただの北部の習作とは思わず、むしろ裴行倹(はい・こうけん)に与えた。

風起西州~烈風に舞う花衣~あらすじ、10話ネタバレ

瑠璃はようやく戻ることができ、裴行倹(はい・こうけん)は謝罪の意を込めて豪華な食事を用意した。その夜、裴行倹(はい・こうけん)は留まることにした。彼は蘇南瑾(そ・なんきん)が瑠璃にした仕打ちを簡単に許したわけではなかった。二人は一緒に酒を飲み、裴行倹(はい・こうけん)は西州都の苦労話をしながら、眠ったふりをして、実際には蘇南瑾(そ・なんきん)にわざと情報を漏らしていた。蘇南瑾(そ・なんきん)がこれらの情報を広めれば、自業自得になることを知っていたからだ。

蘇南瑾(そ・なんきん)に介抱されて戻った裴行倹(はい・こうけん)を、瑠璃は既に解酲湯を用意して待っていた。蘇南瑾(そ・なんきん)は屋敷に戻るとすぐに聞いた情報を伝えた。裴行倹(はい・こうけん)は蘇南瑾(そ・なんきん)が功を焦る人間だと知っており、この点を利用して彼を懲らしめる計画だった。彼は先日、聖上に謁見した際、聖上が西州の情勢を憂慮し、この地を平定するには裴行倹(はい・こうけん)しかいないと考えていることを話した。そのため、裴行倹(はい・こうけん)の一連の行動は、西州へ行くための布石だったのだ。

風起西州~烈風に舞う花衣~あらすじ、10話ネタバレ

裴行倹(はい・こうけん)が隠している様々なことに、瑠璃は非常に腹を立てていた。特に離縁状の存在を知った時はなおさらだった。裴行倹(はい・こうけん)は、自分の当初の目的は瑠璃が安全で幸せに暮らすことだけだったと説明したが、この期間を経て、自分が瑠璃なしでは生きていけないことに気づいたのだと語った。瑠璃は目を潤ませ、裴行倹(はい・こうけん)は彼女に深くキスをした。

その後まもなく、裴行倹(はい・こうけん)は瑠璃を連れて西州の城門に到著した。鷶崇裕(けんすうゆう)は既にそこで長い間待っていた。二人が会うと、鷶崇裕(けんすうゆう)は義弟の王君孟(おう・くんもう)を紹介した。王君孟(おう・くんもう)は裴行倹(はい・こうけん)を試すために美人計を使おうとしたが、裴行倹(はい・こうけん)は丁重に断った。瑠璃はこれを聞いて不快に思い、車の窓を開けて王君孟(おう・くんもう)と言い争った。裴行倹(はい・こうけん)が自分の立場を明らかにした後、鷶崇裕(けんすうゆう)もそれ以上は何も言わず、瑠璃は怒って窓を閉めた。

風起西州~烈風に舞う花衣~あらすじ、10話ネタバレ

家に帰ると、瑠璃はまだ怒っていて、鷶崇裕(けんすうゆう)に仕返しをすると誓った。裴行倹(はい・こうけん)は、鷶崇裕(けんすうゆう)は一見遊び人に見えるが、実際は大きな誌を抱いており、一日も早く西州に戻りたい一心だと説明した。その後、鷶崇裕(けんすうゆう)は二人を夕食に招待した。瑠璃は王君孟(おう・くんもう)と一緒に先に著替えと洗面に向かったが、その間も警戒を怠らなかった。その頃、鷶崇裕は裴行倹(はい・こうけん)と一緒に演芸を見ていた。瑠璃が到著して裴行倹(はい・こうけん)の隣に座ると、鷶崇裕は心中穏やかではいられなかった。