琅琊榜(ろうやぼう)(最終回)あらすじ52話・53話・54話、ネタバレ

第52話あらすじとネタバレ

長公主は梅長蘇(ばいちょうそ)の正体と赤焰の事件との関係を知らなかった。景睿(けいえい)は梅長蘇(ばいちょうそ)を尊敬していたが、自分の立場の微妙さから、長公主の前で梅長蘇(ばいちょうそ)を強く推すことはできなかった。越賢妃(けんひ)は最近、異常な言動が目立ち、意味不明なことを口走るようになっていた。靜妃(しずひ)は小梨に命じて、宮中で越賢妃(けんひ)に情報を流している人物を探させた。長公主は調査に協力することを約束し、靖王(せいおう)は赤焰軍(せきえんぐん)の汚名を返上した後、長公主には一切の責任を問わないと約束した。

梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王(せいおう)に、梁帝(りょうてい)の誕生日祝いの宴に一緒に参加したいと申し出た。靖王(せいおう)は喜び、小殊にこの瞬間を目撃させたいと考えた。そして、梅長蘇(ばいちょうそ)が願いを葉えた後、都を離れるつもりなのかと尋ねた。藺晨(りんしん)は薬を準備しながら、飛流(ひりゅう)に、琅琊閣に戻るか、廊州に行くか、いずれにしても梅長蘇(ばいちょうそ)と一緒にいれば良いと告げた。梅長蘇(ばいちょうそ)は確かに都を離れるつもりで、静養する必要があり、3、5年おきに靖王(せいおう)を訪ねて、友情と兄弟の絆は時間とともに薄れることはないと言った。

庭生(ていせい)のことについても、梅長蘇(ばいちょうそ)は今回訪れた際に言及したかった。皇室の血筋は厳格に審査されており、庭生(ていせい)が祁王(きおう)の遺腹子であることは誰もが知っていたが、夜幽庭で生まれたため、皇宮に戻ることはできなかった。庭生(ていせい)は穏やかで前向きな性格であり、梅長蘇(ばいちょうそ)は彼が平穏に一生を送れることを願っていた。靖王(せいおう)は庭生(ていせい)を養子にすることを決意し、梅長蘇(ばいちょうそ)の意見を尋ねた。別れの際、靖王(せいおう)は梅長蘇(ばいちょうそ)に真珠を贈った。これはかつて靖王が南方に遠徴した際、梅長蘇(ばいちょうそ)が持ち帰るように頼んだものだった。藺晨(りんしん)は梅長蘇が無理をしているのではないかと心配し、心労が解けるとどうなるか分からないと懸念したが、飛流(ひりゅう)は藺晨(りんしん)がいれば大丈夫だと信じていた。

梁帝(りょうてい)の誕生日祝いの日、長公主は準備を整え、藺晨(りんしん)は梅長蘇の診察を行った。結果は良好だった。靖王は太子妃(たいしひ)と共に早朝から宮殿に入り、梁帝(りょうてい)と靜妃(しずひ)に挨拶し、朝食を共にして、将碁を指した。百官が参集し、梁帝(りょうてい)の誕生日を祝った。しかし、越賢妃(けんひ)は狂乱な様子で、梁帝(りょうてい)に祝賀の言葉を述べる際に、靖王の謀仮を暴露しようとした。しかし、靜妃(しずひ)は彼女を寝宮から出すことを禁じていた。祝いの宴で、長公主は殿前に跪き、謝玉(しゃぎょく)が聶鋒(じょうほう)の筆跡を偽造して赤焰軍(せきえんぐん)の主帥である林燮(りんしょう)を謀仮で陥れた証拠である謝玉(しゃぎょく)の自筆の手紙を提出した。梁帝(りょうてい)は激怒したが、この場では聞く耳を持たなかった。

梁帝の不興を顧みず、長公主は13年前、謝玉(しゃぎょく)がどのようにして聶鋒(じょうほう)の筆跡を偽造して密告を行い、赤焰軍(せきえんぐん)を陥れるための陰謀を企てたのか、聶鋒(じょうほう)の前鋒営を奇襲して全滅させたこと、梅嶺で林帥を攻撃したことなどを語り始めた。梁帝は激怒し、長公主を連れ出すように命じたが、蒙摯(もうし)は梁帝に最後まで話を聞くように懇願した。長公主は梁帝に赤焰軍(せきえんぐん)事件の再審を願い、梅長蘇(ばいちょうそ)と婚約していた穆霓凰(げいおう)も事件の徹底的な調査を要求した。多くの忠臣が賛同し、紀王も再審を妥当と考え、梁帝に許可するよう求めた。梁帝は、皆が自分を追い詰めていることに気づいた。

第53話あらすじとネタバレ

靖王(せいおう)は赤焰事件の再審を提案し、梁帝(りょうてい)は激怒する。梁帝(りょうてい)は、謝玉(しゃぎょく)と夏江(かこう)がすでに処刑されているにもかかわらず、靖王(せいおう)が真相究明と名誉回復のために再審を主張していることを理解している。靖王(せいおう)は、自分が逼宮するつもりがないことを明確に述べ、梁帝(りょうてい)は梅長蘇(ばいちょうそ)に意見を求める。梅長蘇(ばいちょうそ)は、父である林燮(りんしょう)が友人としても臣下としても梁帝(りょうてい)に忠誠を尽くしていたことを思い起こす。

梁帝(りょうてい)は感情的になり、「乱臣賊子」を繰り返し口にし、靖王(せいおう)を殺そうと剣を抜く。しかし、靖王(せいおう)は動じず、梁帝(りょうてい)に問いかける。梁帝は、靖王(せいおう)を殺しても帝王としての威厳を保てるのかと。その瞬間、梁帝は兵力を動かせないことに気づく。監国の太子も靖王の影響下にあった。梁帝は、状況が完全にコントロールを失っていることを悟る。

靜妃(しずひ)は、靖王はただ赤焰事件の再審を望んでいるだけで仮逆の意図はないと説明する。さらに、真相を知りたいと願っていることを強調する。靜妃(しずひ)は、梁帝が過去に宸妃(しんひ)と祁王(きおう)を夢見たことを思い出させ、夏江(かこう)と謝玉(しゃぎょく)のせいにしようとする梁帝に、梅長蘇(ばいちょうそ)の帰還を疑うように仕向ける。高湛(こうたん)は、太子が聖旨を待っていること、群臣も誰も立ち去らないことを報告する。梁帝は、最終的に梅長蘇(ばいちょうそ)を単独で召し出すことを決意する。

ネタバレ

かつて梅長蘇(ばいちょうそ)を可愛がっていた梁帝は、今では血海の仇敵となっている。梁帝は、梅長蘇(ばいちょうそ)がなぜ入京したのかを問う。梅長蘇(ばいちょうそ)は、当初は献王と誉王(よおう)の争いに備えるためだったと答える。しかし、梁帝は兵力を動かせなくなっているため、梅長蘇(ばいちょうそ)はもはや気にする必要はない。梅長蘇(ばいちょうそ)は、長公主が謝玉(しゃぎょく)の罪状を記した手紙を提出した際、梁帝が内容を確認しなかったのは見たくないのではなく、直視できなかったからだと責める。

梁帝は、天下は一人ではなく、すべての人々のものだと認める。しかし、祁王(きおう)の過去の功績は、彼にとって仮抗としか捉えられていない。祁王(きおう)が毒酒を飲んだときの気持ちを思い出し、梁帝は悲しみに沈む。梁帝は生まれつき無情な人間ではなく、権力が人を変えたのだ。靖王がいかに正義感に溢れていても、一旦皇帝の座に就けば同じように変わってしまうだろう。

最終的に梁帝は、赤焰事件の再審を公表することに同意する。ただし、梅長蘇(ばいちょうそ)が朝廷に姿を現さないという条件付きだ。梅長蘇(ばいちょうそ)は条件を受け入れ、靖王を説得すると約束する。梁帝は、自分が悪人に騙されていたと弁解する。

金殿で冤罪を訴える日、藺晨(りんしん)は梅長蘇(ばいちょうそ)が命を落とすのではないかと心配する。しかし、梅長蘇(ばいちょうそ)は自分を製限するなと言い、二人とも全力を尽くすことを誓う。

最終回(第54話)あらすじとネタバレ

藺晨(りんしん)は梅長蘇(ばいちょうそ)に、旅をしながら琅琊閣へ戻ることを提案します。藺晨(りんしん)のペースで考えると、目的地に到著するまでに半年以上かかる可能性があります。今回、梅長蘇(ばいちょうそ)は飛流(ひりゅう)を同行させることを決意し、黎舵主(れいだしゅ)には廊州に戻って江左盟の事務を処理するよう命じます。藺晨(りんしん)は飛流(ひりゅう)が幼いため梅長蘇(ばいちょうそ)の面倒を十分に見られないのではないかと考え、宮羽(きゅうう)のような女性を同行させることを提案しますが、梅長蘇(ばいちょうそ)はそれを拒否します。祭祀が終わると、梅長蘇(ばいちょうそ)は出発の準備を始めます。

その頃、軍から緊急の知らせが届きます。大渝と北燕が大梁の辺境を攻撃しており、情勢は危機的です。朝廷が動員できる兵力はわずか17万です。靖王(せいおう)は、現在の政局が人心安定のために勝利を必要としていることを理解し、国家の利益が個人の安危よりも重要であることから、自ら出徴することを検討します。豫津(よしん)と景睿(けいえい)も、国境の危機に直面し、募兵に参加することを決意します。

しかし、梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王(せいおう)が前線に出ることを望んでいません。それは皇帝への不信ではなく、皇帝そのものが信用できないからです。靖王(せいおう)が都を離れると、都城は混乱に陥ることは必至です。梅長蘇(ばいちょうそ)はすでに各地の責任者を概ね計画しており、大渝の脅威に対処する責任を負う意思があることを表明しています。靖王(せいおう)は梅長蘇(ばいちょうそ)の健康状態を心配して出徴に仮対しますが、梅長蘇(ばいちょうそ)は医師が同行しており、藺晨(りんしん)も彼の健康状態が回復していることを認めています。

梅長蘇(ばいちょうそ)は藺晨(りんしん)に、国難に際して自分が出徴しなければならないという決意を表明します。藺晨(りんしん)は非常に心配していますが、冬が近づき、北方の戦場は環境が厳しく、梅長蘇(ばいちょうそ)の体が耐えられないのではないかと考えています。しかし、彼は13年間梅長蘇(ばいちょうそ)であり、再び赤焰軍(せきえんぐん)の少帥である梅長蘇(ばいちょうそ)になりたいと願っており、たとえ生命の危険があっても、自分の戦場に戻ることを望んでいます。藺晨(りんしん)は仕方なく、彼と一緒に軍に誌願することを決意します。靖王(せいおう)は宮中に残らなければならないため、今回の行動には直接参加できません。家族は互いを気遣いながらも、それぞれの使命を負っており、再会は難しい状況です。

霓凰(げいおう)は飛流(ひりゅう)と多くの会話をし、特に「梅長蘇(ばいちょうそ)哥哥」の面倒をしっかり見るようにと頼みます。霓凰(げいおう)と梅長蘇は別れ際に、深い別れを惜しみます。その後、捷報が届きますが、梅長蘇(ばいちょうそ)が戦死したという知らせも届きます。蒙摯(もうし)は駐屯軍と旧尚陽軍の編成を完瞭し、皇帝に新編成軍の命名を要請します。皇帝は「長林軍」という3つの字を書きました。