第39話あらすじとネタバレ
呉白起(ご・はくき) の怪我、特に右足の経絡が損傷したため、回復にはかなりの時間がかかっていた。傅宣(ふ・せん) はこのことを知って心を痛めたが、呉白起(ご・はくき)が自分の惨めな姿を見せたくないと思っていることを知っていたため、近づいて世話をすることはしなかった。しかし、彼女は 李巍(りぎ) に呉白起(ご・はくき)をしっかり世話をするようにと細やかに指示し、その気遣いに呉白起(ご・はくき)は深く心を温められた。傅宣(ふ・せん)が見舞いに来て、呉白起(ご・はくき)がどんな姿になっても気にしないと告げると、呉白起(ご・はくき)は深く感動し、彼女を抱きしめて、どんなに険しい道でも一緒に歩んでいくと約束した。
一方、傅容(ふ・よう) と 徐晉(じょ・しん) は無事に帰還し、西河郡主(せいがぐんしゅ) は傅容(ふ・よう)に飛びついて、清平郡主 に騙された経緯を語った。西河郡主(せいがぐんしゅ)の窮地に立った徐晉(じょ・しん)は、彼女が和親を拒否するなら、崖から落ちたと偽って自由を取り戻すことができると提案した。しかし、西河郡主(せいがぐんしゅ)は和親の約束を守る責任を感じ、玄翰に行くことに同意した。徐晉(じょ・しん)は彼女の安全を確保すると約束した。
一方、清平県主(せいへいけんしゅ) は毒を盛られたことで 懐王(かいおう) を拒絶し、夜逃げした。懐王(かいおう)はこの知らせを受け、必死に彼女を探し回った。刺客による和親の妨害を防ぐため、傅容(ふ・よう)は自分が西河郡主(せいがぐんしゅ)になりすまして和親の行列に加わり、西河郡主(せいがぐんしゅ)は一般人になりすまして玄翰に向かうことを提案した。しかし、途中で 安王 と 二王子 が一行を襲撃し、徐晉(じょ・しん)は崖から落ちて負傷し、傅容(ふ・よう)は連れ去られてしまった。
呉白起(ご・はくき)の足の怪我は回復していたが、傅宣(ふ・せん)にサプライズをしようとわざと治っていないふりをして過ごしていた。傅宣(ふ・せん)は彼のために特別に車椅子を作った。呉白起(ご・はくき)は当初、病気のふりをするつもりだったが、ある日、傅宣(ふ・せん)を守るために武功を使って彼女を抱き上げざるを得なくなり、回復していることがバレてしまった。傅宣(ふ・せん)は真相を知って怒ってその場を去ってしまったが、呉白起(ご・はくき)はその後、自作の車椅子模型を持って謝罪し、誠意を示した。
西河郡主(せいがぐんしゅ)一行はついに玄翰に到著し、あまり体裁の良くない姿で玄翰王(げんかんおう)に謁見した。彼女は洗顔をしているときに自分の顔が汚れでいっぱいになっていることに気づき、気分が沈んだ。安王は皇帝に 粛王 が暗殺されたことを報告し、同時に徐晉(じょ・しん)が崖から落ちて助かる可能性がないことを示唆した。その結果、淑妃(しゅくひ) は気を失い、傅容(ふ・よう)も悲しみに暮れた。
許嘉(きょ・か) は護送任務を終えた後、和親の行列が遅れていることに気づき、急いで探していると、昏睡状態の徐晉(じょ・しん)を治療している三叔(さんしゅく)に出くわした。護心軟甲を著ていたため、徐晉(じょ・しん)は幸運にも生き延びることができた。安王の母である 温太妃 はまだ生きており、三叔(さんしゅく)は彼女の行方を捜索していた。玄翰王(げんかんおう)が西河郡主を寵愛しているのを見て、徐晉(じょ・しん)は彼女のために喜び、傅容(ふ・よう)の安全を心配して大虞に急いで戻った。
安王は表面上は皇帝を慰めているが、傅容を殉葬させることを提案し、その残忍な行為に皇帝は驚愕した。
最終回(第40話)あらすじとネタバレ
粛王府
皇帝の命により、傅容(ふ・よう)は粛王に殉葬することとなり、正妃の位が与えられた。傅容(ふ・よう)は静かにその運命を受け入れるが、傅宣(ふ・せん)は激しく抵抗する。葛川(かつ・せん)は徐晉(じょ・しん)から預かっていた離縁状を傅容(ふ・よう)に渡し、死を免れる道があることを示す。徐晉(じょ・しん)の想いに心を打たれた傅容(ふ・よう)だが、殉葬の道を進む決意を固める。離縁状を燃やす傅容(ふ・よう)の姿に、傅宣(ふ・せん)は絶望し、彼女の命を懇願する。
出棺の日
傅容(ふ・よう)は嫁衣を身にまとい、棺に納められる。傅宣(ふ・せん)や蘭香(らんきょう)たちは悲しみに暮れる。途中、安王の指示を受けた文刑(ぶん・けい)は煙幕を使って傅容の棺をすり替える。傅容が殉葬のために連れ去られたと聞いた徐晉(じょ・しん)は急いで皇陵へ向かうが、棺の中には誰もいなかった。徐晉(じょ・しん)は安王が傅容を掬水小築(きくすいしょうちく)に隠しているのではないかと考え、許嘉(きょ・か)と呉白起(ご・はくき)と共にそこへ向かう。
掬水小築(きくすいしょうちく)
徐晉(じょ・しん)たちは文刑(ぶん・けい)を倒し、掬水小築(きくすいしょうちく)に侵入する。安王と傅容は密室にいると推測し、仕掛けを見つけて中に入る。傅容は扇子を持って安王をにらみつけ、すべてが彼の仕組んだことだと悟ったと告げる。安王は仮省するどころか、粛王の死後、傅容は束縛から解放され、かつての幸せを取り戻せると主張する。傅容の問いに対し、安王は自分の行動は彼女を守るためだと主張する。
安王は、自分の変化は粛王のせいだと激しく非難する。安王が徐晉(じょ・しん)に襲いかかろうとした瞬間、傅容が彼をかばって前に出る。傅容が自分をかばって倒れたのを見て、徐晉(じょ・しん)は絶望し、解毒剤のありかを問う。しかし、この毒には解毒剤はなかった。安王は傅容が徐晉(じょ・しん)のために命を落とすとは思わず、落胆する。傅容を一人にはできないと考えた安王は、自害を選ぶ。
葛川(かつ・せん)と呉白起(ご・はくき)は温太妃と共に安王のもとへ
温太妃は、皇帝が彼女を守るために弘福寺の火事を使って彼女を逃がしたことを安王に説明する。罪深い方法で皆を傷つけたことに気づいた安王は、自分が間違っていたことを悟る。息子が自分の目の前で死んだことに、温太妃は悲しみに暮れる。
傅容は一命を取り留める
傅容は事前に護心甲を身につけていたため、剣の毒は心臓に達していなかった。徐晉(じょ・しん)と傅容が無事であることを知った淑妃(しゅくひ)と懷王は安堵する。
皇帝は文刑(ぶん・けい)を赦免し
温太妃と亡くなった安王を守らせることにする。温太妃と文刑(ぶん・けい)は安王の骨を花穀に運び、蘭香(らんきょう)が見送る。蘭香(らんきょう)は文刑(ぶん・けい)に手作りのはんこを渡すが、断られてしまう。
傅容は如意(にょい)楼の令牌を皇帝に献上
朝廷への帰順を表明する。皇帝は如意(にょい)楼の掃討を停止し、すべての構成員を再編成し、内情司を設立し、粛王に管理を任せる。
徐晉(じょ・しん)と傅容は正式に離縁し
その後、正妃として再び彼女を娶る。彼は傅容に盛大な結婚式を挙げたいと願っていた。結婚式当日、徐晉(じょ・しん)は許嘉(きょ・か)、葛川(かつ・せん)たちを連れて傅容を迎えに行く。賑やかな光景が広がる。
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