第35話あらすじとネタバレ
淑妃(しゅくひ)は呉白起(ご・はくき)と共に皇帝のお供をして茶館へ行き、偶然成王と玄翰の使節の隣の席に座りました。そこで彼らの密談を偶然聞き、成王が金銭と引き換えに嶂陽城の防御図を玄翰の使節に売っていたことを知った皇帝は激怒し、直に呉白起(ご・はくき)に成王と玄翰の使節の逮捕を命じました。成王は敵国に通じた仮逆罪で極刑に処され、玄翰のスパイも捕らえられました。事件解決後、傅容(ふ・よう)は如意(にょい)楼に戻りました。
傅容(ふ・よう)は芷慧(しけい)の協力を得て、皇帝に成王と玄翰のスパイが結託している現場を直接見せました。徐晉(じょ・しん)は傅容(ふ・よう)が如意(にょい)楼の人間と協力して成王の悪行を暴いたことを知って不安になり、如意(にょい)楼の存在が明るみに出ることを懸念しました。
如意(にょい)楼に戻った傅容(ふ・よう)は、柳如意(りゅう・にょい)が作った鳳冠(ほうかん)の中に蓮の絵柄の紙片を見つけ、急いで三叔(さんしゅく)に相談します。それを見た阿沅も用事があると偽ってその場を離れました。傅容(ふ・よう)は紙片が蓮花山荘を示していること、そして如意(にょい)楼の令牌がそこに隠されているのではないかと推測し、小七(しょうしち)と三叔(さんしゅく)を連れて蓮花山荘へ向かい、柳如意(りゅう・にょい)が描いた蓮の絵柄を荘主に渡します。
呉白起(ご・はくき)は陸増(りくぞう)に会い、鳳来儀(ほうらいぎ)の印鑑を渡すように求めます。傅宣(ふ・せん)がすでに印鑑を取り戻したことを知った呉白起(ご・はくき)は感激し、急いで傅宣(ふ・せん)に礼を言いにいきます。傅宣(ふ・せん)は陸増(りくぞう)が鳳来儀(ほうらいぎ)の印鑑を私用していたことを責め、印鑑、文書、地契を渡させ、如意(にょい)楼が紛失した商品の損害を賠償することを約束させます。
ある誤解から、呉白起(ご・はくき)は傅宣(ふ・せん)が結婚式を挙げていると思い込み、式を止めようと乱入します。しかし、花嫁は傅宣(ふ・せん)ではありませんでした。呉白起(ご・はくき)が傅宣(ふ・せん)への愛を告白した時、やっと人違いだと気付きますが、幸いにも傅宣(ふ・せん)はその場にいました。呉白起(ご・はくき)の言葉に感動した傅宣(ふ・せん)は彼にキスをし、二人は抱き合います。
成王府を捜索したところ、多くの文書や手紙が白紙であることが判明し、葛川(かつ・せん)は鍾瑞(しょうずい)が持ち去ったのではないかと疑います。鍾瑞(しょうずい)がすでに玄翰に寝返ったことを知った呉白起(ご・はくき)はすぐさま彼を捜索させます。鍾瑞(しょうずい)の部屋で呉白起(ご・はくき)は見慣れた仮面を見つけ、鍾瑞(しょうずい)が傅宣(ふ・せん)の誘拐事件に関与していた可能性に気付きます。その後、呉白起(ご・はくき)は傅宣(ふ・せん)に一人で外出しないよう警告します。
蓮花山荘では、荘主が柳如意(りゅう・にょい)の霊前で焼香している様子を傅容(ふ・よう)たちは物陰から見守っていましたが、すぐに荘主に気付かれてしまいます。傅容(ふ・よう)の手首にある如意紋の腕輪を見た荘主は抵抗をやめ、柳如意(りゅう・にょい)から預かっていた箱を傅容(ふ・よう)に渡します。柳如意(りゅう・にょい)は手紙の中で傅容(ふ・よう)を支持しており、如意(にょい)楼の今後は傅容(ふ・よう)に託されました。
仮面を著けた阿沅は傅容(ふ・よう)から令牌を奪おうとしますが、令牌はすでにすり替えられていました。襲撃者が阿沅だと確信した傅容(ふ・よう)は驚きと戸惑いを隠せません。阿沅は安王の元に戻り、傅容が如意(にょい)楼の新しい楼主になったと嘘をつき、二人を仲違いさせようとします。
呉白起(ご・はくき)は鳳来儀(ほうらいぎ)の印鑑を結納品として傅宣(ふ・せん)に渡します。傅宣(ふ・せん)は呉白起(ご・はくき)の誕生日を祝うため、抱竹(ほうちく)に呉白起(ご・はくき)を足止めさせ、サプライズを計画します。鍾瑞(しょうずい)はこの隙に乗じて傅宣(ふ・せん)を襲おうとしますが、傅宣(ふ・せん)は事前に気付き、間一髪逃げます。鍾瑞(しょうずい)は呉白起(ご・はくき)の部下に気絶させられ、所持品の手紙が見つかります。傅宣(ふ・せん)が自分のために誕生日サプライズを準備していたことを知った呉白起(ご・はくき)は深く感動します。
物語は関岩鎮の汚職事件から始まり、成王が斉策(せい・さく)に粛王の暗殺を強要したこと、鉱山を爆破して利益を得ようとしたことなど、複雑な展開を見せます。最終的に、安王が如意(にょい)楼のことを皇帝に報告したことで、朝廷は組織の掃討に乗り出します。
第36話あらすじとネタバレ
皇帝は金翊衛(きんよくえい)に如意(にょい)楼の調査を命じましたが、傅容(ふ・よう)と如意(にょい)楼の関係を知っている徐晉(じょ・しん)は苦悩します。 まずは、如意(にょい)楼が事件に関与した事実を調査するため、部下に命じて調べさせます。安王から得た情報をもとに金翊衛(きんよくえい)は十数人を逮捕しましたが、彼らは口を閉ざし、有益な情報は得られませんでした。そこで、徐晉(じょ・しん)は彼らを厳重に尋問するよう命じますが、事件が解決するまでは拷問や生命を脅かす行為は禁止しました。
成王は許されざる罪を犯しましたが、皇帝は彼を殺すことはせず、皇陵の建設に参加させ、他の囚人と共に過ごさせ、二度と皇陵から出られないようにしました。 これにより、大虞(だいぐ)国に成王は存在しなくなり、皇帝の側には三皇子の姿もなくなりました。成王が兄を殺したことを知った清平郡主は怒り、端妃(たんひ)のことはもう関わらないと決意します。
徐晉(じょ・しん)が如意(にょい)楼を訪ねて傅容(ふ・よう)に会おうとすると、傅容(ふ・よう)は会おうとせず、蘭香(らんきょう)を通じて徐晉(じょ・しん)に阿沅に気をつけるように警告します。 如意(にょい)楼への偏見を持つ徐晉(じょ・しん)は、今の状況を理解できず、傅容(ふ・よう)は困ってしまいます。彼女は、よく考えた末に、まずは如意(にょい)楼の問題を解決することにしました。如意(にょい)楼の十数人が金翊衛(きんよくえい)に捕まったことを知った傅容(ふ・よう)は、すぐに如意(にょい)楼の営業を停止し、全員が恒京城から避難するよう指示します。一方、安王は文刑(ぶん・けい)に小十(しょうじゅう)を殺すよう命じ、肅王が金翊衛(きんよくえい)に如意(にょい)楼の全員を殺すよう命じたという噂を広めさせます。
誤解が深まり、傅容(ふ・よう)は徐晉(じょ・しん)が如意(にょい)楼を潰そうとしていると思い、呉白起(ご・はくき)が自分に付き添っているのは監視のためだと疑います。 傅容の誤解に、徐晉(じょ・しん)は心を痛め、彼女との関係を断つことを決意します。
安王は章晏(しょう・あん)を利用して如意(にょい)楼を焼き払い、徐晉(じょ・しん)を陥れる計画を立てます。 これは、徐晉(じょ・しん)への恩返しだと主張するためです。何も知らない章晏(しょう・あん)は、徐晉(じょ・しん)に苦しめられることになるだろうと誓います。しかし、彼らの計画は阿沅に偶然聞かれてしまいます。文刑(ぶん・けい)は阿沅を殺そうとしますが、安王は彼女に利用価値があると判断します。
章晏(しょう・あん)は傅容が危険な状態にあると偽り、傅大人と徐晉(じょ・しん)を如意(にょい)楼に誘い出します。 阿沅も傅容が危険だと嘘をついて、徐晉(じょ・しん)を罠にはめます。徐晉(じょ・しん)が去った後、阿沅は許嘉(きょ・か)を気絶させて逃げ出します。
如意(にょい)楼の中で、傅大人と徐晉(じょ・しん)は逃げ出そうとしますが、既に正気を失った章晏(しょう・あん)に追いつかれ、如意(にょい)楼に火をつけられます。 章晏(しょう・あん)は傅大人を撃ち、その瞬間、傅大人 は徐晉(じょ・しん)を必死に外へ押し出し、自身は火の中で亡くなってしまいます。安王は知らぬふりをして悲しみに暮れる傅容を慰めますが、その偽善的な行為は吐き気がするほどです。傅家は肅王が傅大人の死の原因だと勘違いし、安王を善人だと信じ込んでしまいます。
徐晉(じょ・しん)は傅家を訪れ、傅容から如意(にょい)楼に火をつけたのかと問われます。 葛川(かつ・せん)と許嘉(きょ・か)が真実を説明しても、傅容は徐晉(じょ・しん)が傅大人を殺した犯人だと信じ、章晏(しょう・あん)と阿沅が関係している可能性を無視してしまいます。傅容の去っていく背中を見つめ、徐晉(じょ・しん)は苦しみながらも現状を変えることができません。一方、呉白起(ご・はくき)は傅宣(ふ・せん)に真心で接し、3年間喪に服す間、側にいることを約束します。その誠実さに、傅宣(ふ・せん)は心を打たれます。
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