第27話あらすじとネタバレ
顔欽若(がんきんじゃく)の異常
顔欽若(がんきんじゃく)は顔色が蒼白になりながら家に帰ってきた。周霏(しゅうひ)たちが何があったのか尋ねても、彼はただ冷たく追い払うだけだった。宋竹(そうちく)は顔欽若(がんきんじゃく)に近づいて説明しようとしたが、彼は聞く耳を持たず、ドアを閉めて全員を締め出した。
宋竹(そうちく)と蕭禹(しょうう)の衝突
雨の夜、蕭禹(しょうう)は宋竹(そうちく)に早く家に帰るように説得するが、宋竹(そうちく)はなぜ急に自分の生活に介入してきたのかと問い詰め、すべてを混乱させたのは蕭禹(しょうう)だと責める。蕭禹(しょうう)の問いかけに、宋竹(そうちく)は彼への嫌悪感を露骨に表明し、周りの人々が自分を騙していると主張し、蕭禹(しょうう)には二度と自分の前に現れないように要求する。
宋竹(そうちく)の家族の仮応
翌日、宋竹の二姉は彼女を夕食に誘うが、宋竹は返事をしない。家族は彼女が寝坊していると思い、母親は昨日宋竹が雨に濡れたことを心配する。父親は宋竹に自分の気持ちを表現するように促すが、彼女は依然黙ったままだ。父親は宋竹の結婚にこれ以上プレッシャーをかけてはいけないと悟り、彼女に自分で決断させることにする。同時に、父親は蕭禹(しょうう)の父親に手紙を書き、彼らの状況を理解してほしいと願う。
蕭禹の困境
一方、蕭禹は福王(ふくおう)の前に連れて行かれ、父親の叱責を受けながらも、重要な用事があると主張し、書院に戻らせてほしいと懇願する。しかし、福王(ふくおう)はそれを許さず、代わりに辞表を提出してしまう。蕭禹は逃げ出そうとするが、川に浮かぶ船は下ろせず、結局家に連れ戻される。家に帰った蕭禹は王妃から熱烈な歓迎を受けるが、両親を安心させるために、お見合いパーティーを開こうと提案し、王妃の賛同を得る。
周家の悲しみ
周霽(しゅうせい)たちは急いで家に帰ると、母親が亡くなったことを知る。心を痛めるのは、外祖父が故人にまともな葬儀を行うことを拒否し、執事は老爷の指示に従って、草むしろで簡易に処理したことだった。一方、正房の長男は結婚式を挙げており、賑やかな様子だった。周霽(しゅうせい)はこれに激怒し、周霏(しゅうひ)は母親を抱きしめて泣き崩れる。やむを得ず、周霽(しゅうせい)は母親の残した玉の腕輪を質に入れて、葬儀費用を工面する。
夢と現実
蕭禹は宋竹が彼への嫌悪感を表明する夢を見る。目が覚めると、宋竹が周霽(しゅうせい)を探しに寮に来たが、彼も周霽(しゅうせい)もいなかった。宋竹は二姉に心の内を打ち明け、蕭禹に二度と会いたくないと言ったことは認めるが、彼が本当に去ってしまうとは思っていなかったと話す。二姉は宋竹が数日間授業に出ていないことに気づき、心配する。
街での出会い
宋竹と二姉が買い物に出かけると、趙守財が税金を取り立てている場面に遭遇する。趙守財は宋竹を見ると興奮した様子で、彼女の父親を無能だと嘲笑する。トラブルを避けるため、宋竹は二姉を連れて急いでその場を立ち去る。
第28話あらすじとネタバレ
感情の波乱と和解
宋竹(そうちく)は顔欽若(がんきんじゃく)に誤解を解くために贈り物を持参するが、顔欽若(がんきんじゃく)は受け取ろうともせず、宋竹(そうちく)との関係を完全に断ち切ると告げる。
王妃は蕭禹(しょうう)のために相親の宴を開き、多くの女性を招く。蕭禹(しょうう)は林晴児(せいじ)という女性に興味を持ち、散歩に誘う。王妃は蕭禹(しょうう)が逃げ出さないように監視をつけ、蕭禹(しょうう)は林晴児(せいじ)にこの状況を不快に思っているかを尋ねる。林晴児(せいじ)も同意し、蕭禹(しょうう)は彼女を連れてその場を去る。
部屋に戻った蕭禹(しょうう)は、林晴児(せいじ)に協力してもらい、外套で姿を隠して脱出する。蕭禹の行動に気づいた人々は追いかけるが、三叔の助けで蕭禹は塀を乗り越えて逃げることに成功する。
誤解と真実
福王(ふくおう)は蕭禹が手紙を残して勝手に席を立ったことに怒り、王妃は蕭禹がこれ以上トラブルを起こさないことを約束しているため、外出しても良いと考える。福王(ふくおう)は納得できないが、どうすることもできない。
一方、宋竹(そうちく)は周霽(しゅうせい)に理解と協力を求めるが、周霽(しゅうせい)は蕭禹のことは関係ないと突き放し、宋竹(そうちく)に二度と会わないように言う。宋竹(そうちく)は落胆する。
さらに悪いことに、宋竹(そうちく)は誘拐され、衣服を破かれてしまう。なんとか家に逃げ帰った宋竹は、母親の質問に何も答えず、著替えた衣服を隠す。しかし翌日、その布切れが書院に現れ、宋竹が不適切な行為をしたという噂が流れてしまう。
宋竹は布切れだけで自分を不品行だと決めつけるのは不公平だと主張し、衣服を破かれたのは誘拐された際に抵抗したためだと説明する。これは誰かが宋竹の名誉を傷つけるために故意に噂を広めていると考える。李文叔は宋竹を同情するが、事態はすでに手に負えなくなっていた。
愛の支えと自由の選択
蕭禹の登場が転機となる。蕭禹は宋竹との婚約を宣言し、たとえ世界中が信じなくても宋竹を守ると誓う。蕭禹は、このような噂が宋竹を傷つけるべきではないと強調し、宋竹の名誉を守ると約束する。
蕭禹の理解と支えに感謝した宋竹は、彼と一緒に食事に出かける。周霽(しゅうせい)に拒否された後はとても悲しむと思っていたが、実際には幻想に浸っていただけで、感情を吐き出して美味しいものを食べたら気分が楽になったと打ち明ける。
そして宋竹は、父親が婚約を解消することに同意したため、自由になったことを蕭禹に告げる。蕭禹は宋竹との友情が続くのか尋ねるが、宋竹は「もちろん友達よ」と答える。
蕭禹は宋竹のことを気遣い、問題を解決してあげたいと思うが、宋竹は自分のことは自分で解決できると言って、新たに手に入れた自由を大切にすると告げる。
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