第29話あらすじとネタバレ
複雑な感情と予期せぬ展開
蕭禹(しょうう)は周霽(しゅうせい)に宋竹(そうちく)の近況を尋ねるが、周霽(しゅうせい)は宋竹(そうちく)に好意を持ったことはなく、一方的に追いかけられていたと答える。周霽(しゅうせい)は宋竹(そうちく)に自覚を求めるが、蕭禹(しょうう)は怒り、周霽(しゅうせい)を殴ってしまう。周霽(しゅうせい)は蕭禹(しょうう)の仮応を宋竹(そうちく)と同じように軽率だとみなし、蕭禹(しょうう)が再び手を上げようとしたとき、他の人が現れて周霽(しゅうせい)を離す。
その後、周霽は顔欽若(がんきんじゃく)に会い、肖像画を描くと約束する。顔欽若(がんきんじゃく)と対面した周霽は、今まで彼女をじっくり見たことがなかったが、今では彼女の美しさに気づき、顔欽若(がんきんじゃく)は少し恥ずかしがる。周霽は一緒に絵の具を買いにいくことを提案し、その間に宋竹(そうちく)は偶然彼らの親密な会話を目撃し、衝撃を受ける。顔欽若(がんきんじゃく)は宋竹(そうちく)への過去の欺瞞を埋め合わせるために、偽の恋人になることを提案し、周霽はそれに同意し、2人はわざと愛し合っているように振る舞う。
这一切を目撃した蕭禹(しょうう)は、すぐに宋竹をその場から連れ出す。宋竹は感情が崩壊し、蕭禹(しょうう)の腕の中で泣きながら、なぜ顔欽若(がんきんじゃく)が自分をこのように扱うのかと問いかけ、同時に自分を責める。蕭禹は宋竹を慰め、一人で責任を負うべきではないと考える。しばらくすると、宋竹の感情は落ち著き、蕭禹を誘って一緒に食べ物を探しに行く。蕭禹は驚きながらも、快く承諾する。
予期せぬ出来事と感情の選択
ちょうどその時、暴走した馬車が突っ込んできて、周霽は顔欽若(がんきんじゃく)を突き飛ばし、自身は怪我をしてしまう。事後、顔欽若(がんきんじゃく)は自分の行動が早すぎたことを悔やむが、周霽は彼女との関係を受け入れることを表明する。周霽の怪我を考慮して、顔欽若(がんきんじゃく)は彼を診療所へ送り、最高の薬で治療することを主張する。周霽は顔欽若(がんきんじゃく)を慰め、これは彼女の過失ではなく、顔欽若(がんきんじゃく)が無事でいればそれでいいと言う。顔欽若(がんきんじゃく)は薬を取りに戻り、周霽のそばに寄り添う。
翌朝、周霽は目を覚ますと、顔欽若(がんきんじゃく)がすでに門外で待っていることに気づき、彼女がどのくらい待っていたのかを尋ね、彼女を起こせばよかったと提案する。顔欽若は長く待っていなかったと説明し、周霽に部屋に招き入れられる。偶然にも、蕭禹は这一幕を目撃し、先に立ち去ることにする。宋竹が彼らを訪ねてきたとき、蕭禹は急いで彼女を連れ出し、自分は空腹なので一緒に美味しいものを食べに行こうと誘う。
複雑な状況の中の糸口
食べ物を買った後、蕭禹と宋竹は食べながら昨日見たことについて話す。蕭禹は顔欽若が周霽に対して特別な感情を持っているのではないかと推測し、自分が顔欽若に何の気持ちも持っていないことを否定する。それと同時に、三叔からの手紙が重大な秘密を明らかにしていた。それは、帳簿が隠されている可能性のある重要な場所だった。足取りがバレるのを防ぐため、三叔は一部のリストを書き写して太子に渡しただけだった。毎年大量の金が横領され、国庫が空になっていることを知った太子は、厳罰に処すことを決意する。
蕭禹は宋竹を安心させるために、彼女の大好きな食べ物を買うためにわざわざ行列に並んだ。彼は、これらの小さな幸せが彼女に少しの慰めを与えてくれることを知っている。複雑な感情と権力闘争の中で、毎個人は自分の場所で、未知の挑戦に立ち向かっている。
第30話あらすじとネタバレ
酒場での会話
宋竹(そうちく)と蕭禹(しょうう)は酒場で酒を酌み交わしていた。宋竹(そうちく)は酒の味があまり好きではなく、なぜ人々はこれほどまでに酒に執著するのか理解できなかった。一方の蕭禹(しょうう)は、憂さを晴らすために酒を飲んでいると答えた。しかし、宋竹(そうちく)は酒を飲んでも憂いは消えず、かえって増してしまうだけだと主張した。
酒の勢いで、宋竹(そうちく)は徐々に酔い始めた。蕭禹(しょうう)との会話の中で、宋竹(そうちく)は彼の容姿を褒め称え、冗談半分で彼に嫁ぐとまで言った。それを聞いた蕭禹(しょうう)は心の中で喜びを隠せなかった。
宋竹(そうちく)の懊悔
家に帰ると、宋竹(そうちく)は使用人から酒の匂いを指摘された。彼女は酒を飲んでいないとごまかそうとしたが、使用人は酒酿丸子でも酒の匂いがすると言い張った。部屋に戻った宋竹(そうちく)は、蕭禹(しょうう)との会話を思い出し、酔った勢いでそんなことを言ってしまったことを後悔した。
朝廷の動き
その頃、太子は宋竹(そうちく)の父親が趙文朗に手紙を送ったという情報を得ていた。趙文朗はさらに越国公(えつこくこう)にその事実を伝え、越国公(えつこくこう)は李善才(りぜんさい)らと接触していた。太子はこれらの間に何らかの繋がりがあるのではないかと考え、自ら江南へ調査に向かうことを決意した。
しばらくして、蕭禹(しょうう)は太子に召し出された。太子は宋竹(そうちく)の父親について疑念を抱いており、蕭禹(しょうう)に彼の真偽を確かめるように命じた。蕭禹(しょうう)は宋竹(そうちく)の父親を試した結果、彼は事件には無関係だと確信していると答えた。しかし、太子は依然疑念を拭えず、宋竹(そうちく)の父親の潔白を証明するにはまだ時間がかかると考えた。
李文叔の家の変事
一方、李文叔の父親は息子を呼び寄せ、すべての手筈が整ったことを伝えた。そして、自分が官職を辞してから合流するよう指示した。李文叔の母親も彼に包みを渡してすぐに逃げるように言ったが、自分自身は残ることを選んだ。李文叔は当初は両親の言う通りに家を出たものの、途中で両親を置いて自分だけ逃げるわけにはいかないと考え、引き返すことを決意した。
悲劇の知らせ
蕭禹(しょうう)は宋竹に衝撃的なニュースを伝えた。李文叔の両親が昨晩、自害したというのだ。この知らせに宋竹は驚きを隠せなかった。蕭禹(しょうう)は宋竹が一人きりで家にいるのは危険だと考え、彼女を連れて行動することを提案した。彼はどこへ行くにも彼女を連れていくと約束した。太子に会う時、蕭禹(しょうう)は宋竹を「小五(しょうご)」と紹介した。その呼び方に宋竹は少し戸惑いを覚えた。
太子の宴
太子はたくさんの料理を注文し、今まで一度も食べたことがない味を堪能したいと語った。宋竹は太子に桃酥を買ってきたいと申し出たが、蕭禹(しょうう)がそれを引き受けた。しかし、突然太子は咳き込み、血を吐いてしまった。彼は蕭禹に心配をかけないように宋竹に口止めするように頼んだ。
突然の襲撃
二人が話している最中、李文叔が突然現れ、宋竹を襲撃しようとした。間一髪、蕭禹が身を挺して宋竹を守り、緻命傷を負ってしまった。二人は急いでその場から逃げ出し、宋竹は蕭禹の怪我を心配した。蕭禹は大丈夫だと彼女を安心させ、まずは雨宿りできる場所を探さなければならないと答えた。
周霽(しゅうせい)の待ち合わせ
一方、周霽(しゅうせい)は雨の中、顔欽若(がんきんじゃく)を待ち続けていた。雨が降る中、周霽(しゅうせい)は約束通りに待ち続けた。ようやく顔欽若(がんきんじゃく)が現れると、彼女は周霽(しゅうせい)がずぶ濡れになっている姿を見て、感動と心配を同時に感じた。周霽(しゅうせい)は自分の気持ちを正直に伝え、顔欽若(がんきんじゃく)を心から愛しており、一生涯彼女を守りたいと語った。
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