エイラク(えい らく)あらすじ45話・46話・47話・48話、ネタバレ

第45話あらすじとネタバレ

皇帝は鍾粋宮を訪れ、琴を奏でる純貴妃(じゅんきひ)を見舞った。皇帝の突然の来訪に、純貴妃(じゅんきひ)は慌てて立ち上がり出迎えた。そして最近は令嬪ばかりを召していることに触れ、なかなかお目に掛かれぬと寂しさをにじませた。皇帝は、常に優しく思いやりがあり、聡明な純貴妃(じゅんきひ)を高く評価していると慰め、数多の妃嬪の中でも、何も要求してこない純貴妃(じゅんきひ)といる時が一番心が安らぐと告げた。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、45話ネタバレ

純貴妃(じゅんきひ)は、金川(きんせん)の戦いの勝利で皇帝の気が晴れたはずなのに、依然として憂鬱な表情を浮かべている理由が分からず、この朗報を令嬪にも伝えるべきだと進言した。傅恒(ふこう)が出徴しているため、令嬪もきっと彼の身を案じているだろうと考えたのだ。しかし、皇帝は怒りを抑えながら鍾粋宮を後にした。延禧(えんき)宮へ向かうつもりだったが、考え直し、自分の寝宮に戻った。

一方、瓔珞(えいらく)は傅恒(ふこう)との再会を思い出して心が揺れていた。宮中を歩いていると、周りの女官たちのひそひそ話に気づき、明玉(めいぎょく)に様子を探らせた。禁足を解かれた嘉嬪(かひん) は、蘭児の勧めもあり、情報に疎くならないよう外に出ることにした。ちょうどその時、宮中には令嬪に関する噂が広まっており、嘉嬪(かひん) は養心殿の前で跪き、皇帝に許しを請うた。李玉のとりなしもあり、皇帝は嘉嬪(かひん) に会うことにした。嘉嬪(かひん) は傅恒(ふこう)に賜る新しい屋敷の名前を「玉京園」とすることを提案したが、これは令嬪を揶揄しているとして皇帝の怒りを買った。それでも嘉嬪(かひん) は自分の考えを曲げず、令嬪は皇帝に対して申し訳ないことをしたのだと主張した。怒った皇帝は嘉嬪(かひん) を追い返した。

皇后(こうごう)は皇帝に宮中の噂を報告し、それは皇帝が令嬪を寵愛していることへの嫉妬から生まれたものだと指摘した。騒ぎを鎮めるため、皇后(こうごう)は自ら調査を行い、令嬪の潔白を証明すると約束した。皇帝は、この件についてこれ以上噂を広める者は厳罰に処すよう命じた。皇后(こうごう)は瓔珞(えいらく)の並外れた存在感を改めて認識し、純貴妃(じゅんきひ)にもついに手強いライバルが現れたと感じた。

明玉(めいぎょく)に付き添われ御花園を散歩していた瓔珞(えいらく)は、自分と傅恒(ふこう)に関する噂を知った。皇帝がこのところ延禧(えんき)宮に足を運ばない理由がこれで分かった。宮中で傅恒(ふこう)とばったり出会った瓔珞(えいらく)は、あえて避けることなく、複雑な思いを込めて会話を交わした。瓔珞(えいらく)は傅恒(ふこう)に噂に気を付けるよう忠告し、自分から距離を置くように頼んだ。あの大雪の日に傅恒と爾晴(じせい)が一緒にいるのを見てから、過去の想いを断ち切る決意をしたのだと告げた。

その後、純貴妃はわざと皇帝に瓔珞(えいらく)と傅恒が会っているところを見せつけた。さらに、儲秀(ちょしゅう)宮の蘭児に珍珠(ちんじゅ)がいじめられたり、小太監が盗みを働き、明玉(めいぎょく)がその盗品の中から梔子(くちなし)の花が刺繍されたハンカチを見つけたり、純貴妃が江南の風景を模した宮市を開き太后(たいこう)への贈り物としたりと、様々な出来事が起こった。

そして、皇帝は自ら太后(たいこう)のために蘇州街を造る計画に参加し、皇后(こうごう)は義売を行い戦没者への弔慰金を集めることを提案した。瓔珞(えいらく)は酒売りの娘に扮して太后(たいこう)を笑わせ、皇帝の目も惹きつけた。その夜、皇帝は延禧(えんき)宮を訪れた。瓔珞は巧みな話術で皇帝の興味を引き、寵愛だけでなく、もっと信頼し、支えてほしいと願った。皇帝は、後宮の中で瓔珞が一番深く、いつも自分の好奇心を刺激すると語った。

第46話あらすじとネタバレ

瓔珞(えいらく)は小全子(しょうぜんし)に、かつて約束した「刀山火海も厭わない」という言葉を忘れるな、と釘を刺す。三ヶ月後、純貴妃(じゅんきひ)は太后(たいこう)に宮市の状況を報告し、太后(たいこう)は満足げに頷く。純貴妃(じゅんきひ)の誘いを受け、太后(たいこう)は宮市を見学し、商人の様子を視察することにする。もし不備があればすぐに改善すると約束する純貴妃(じゅんきひ)に、太后(たいこう)は感心する。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、46話ネタバレ

しかし嘉嬪(かひん) は瓔珞(えいらく)に嫌味を言い続け、瓔珞(えいらく)も負けじと仮撃する。劉姑姑は宮市の品物が寿康(じゅこう)宮から紛失した物だと指摘する。紫禁城(しきんじょう)中を探しても見つからなかった品々が、何故か宮市に並んでいるのだ。明玉(めいぎょく)と珍児(ちんじ)もそれぞれ紛失した主の持ち物を見つける。激怒した嘉嬪(かひん) は、宮市は盗品の巣窟だと非難する。宮中の盗品が売られ、その金で宮中の不足を補塡しているなど言語道断だと糾弾する。

純貴妃(じゅんきひ)と瓔珞(えいらく)は弁明を試みるが、嘉嬪(かひん) は盗品の運搬方法、隠蔽工作、利益の分配など、背後に巨大な不正の連鎖があると疑い、純貴妃(じゅんきひ)が賄賂を受け取っているのではないかと追及する。純貴妃(じゅんきひ)は徹底的に調査することを誓い、太后(たいこう)に許しを乞う。皇后(こうごう)は純貴妃(じゅんきひ)の管理不行き届きを叱責し、宮市に盗品が紛れ込んだことを問題視する。太后(たいこう)は咎めなかったものの、この噂が広まれば評判に傷がつくと懸念する。

瓔珞(えいらく)は延禧(えんき)宮の品物を持ち帰ると言い出し、純貴妃(じゅんきひ)を激怒させる。愉嬪は鍾粋宮を訪れ、純貴妃(じゅんきひ)が嵌められたのだと示唆する。誰かがわざと宮市に盗品を隠し、太後の機嫌を損ね、純貴妃(じゅんきひ)の努力を無駄にしようとしたのだ、と。純貴妃(じゅんきひ)は自分の名声が傷つけられたことに気づき、魏瓔珞(ぎえいらく)が裏で糸を引いているのではないかと疑い始める。その後、瓔珞(えいらく)は小全子(しょうぜんし)に褒美を与え、明玉(めいぎょく)に「これで少しは気が晴れた」と言い、純貴妃(じゅんきひ)にも陰口を叩かれる苦しみを味わわせてやりたいのだと語る。

一方、傅恒(ふこう)は自分の香囊が見つからず、青蓮(せいれん)が洗濯したと聞かされ激怒する。二度と自分の物に触るなと青蓮(せいれん)を叱りつける。安児の姿が見えず、爾晴(じせい)は探し回るが見つからない。傅恒(ふこう)は書房で福康安(ふくこうあん)を見つけ、抱き上げて菓子を与えているところを、詰め寄ってきた爾晴(じせい)に見られてしまう。傅恒(ふこう)は無実の命を奪うような真価はしないと断言し、恨みを晴らすようなこともするつもりはないと言い、爾晴(じせい)に母親としての責任を果たすべきだと諭す。爾晴(じせい)は侍従の言葉で我に返り、傅恒(ふこう)に抱きつき、自分の過ちを認め、ずっと傅恒(ふこう)の帰りを待っていたと訴える。しかし傅恒(ふこう)は、彼女が道を踏み外した時から、既に自分の妻ではないと告げる。

一人石段に座る傅恒(ふこう)は、青蓮(せいれん)が差し出した上著を受け取り、自分が何か間違ったことをしたのかと問いかける。青蓮(せいれん)は令嬪の急速な出世に触れ、彼女は時勢を読むのが上手い、そういう賢い人は過去を振り返らず、前だけを見て進むのだと語る。傅恒(ふこう)は落胆する。

先皇后(こうごう)の祭祀で、傅恒(ふこう)は沈痛な面持ちで祈りを捧げる。正殿を出た時、小太監が傅恒(ふこう)の服を汚してしまう。傅恒(ふこう)は先皇后(こうごう)の供え物を壊すのは死罪だと厳しく叱責し、今日の出来事を口外しないよう命じる。瓔珞(えいらく)と出会い、傅恒(ふこう)は彼女が入宮した真の目的は、先皇后(こうごう)の死の真相を探ることか、自分への恨みを晴らすことではないかと疑う。瓔珞(えいらく)は考えすぎだと言い、罠だらけの紫禁城(しきんじょう)を離れ、戦場に戻って功績を立てるよう勧める。

嘉嬪(かひん) は皇帝を長春(ちょうしゅん)宮に連れて行き、そこで傅恒と瓔珞(えいらく)が話しているところに遭遇する。嘉嬪(かひん) はわざと二人のかつての長春(ちょうしゅん)宮での仲を語り、今また二人で何か企んでいるのではないかと嘲笑う。瓔珞(えいらく)は嘉嬪(かひん) の言葉を遮り仮論する。皇帝は瓔珞(えいらく)を問い詰めるが、瓔珞(えいらく)は沈黙を守る。傅恒は弁明しようとするが、皇帝の怒りを買い、殴り倒され、簪が落ちる。蘭児と嘉嬪(かひん) はそれが令嬪が愛用する梔子(くちなし)の花の模様が入った唯一無二の簪だと指摘し、これは動かぬ証拠だと主張する。瓔珞は嘉嬪(かひん) の下手な芝居だと笑い、小全子(しょうぜんし)を証人として連れてくる。小全子(しょうぜんし)は全て嘉嬪(かひん) の策略だと証言し、激怒した皇帝は嘉嬪(かひん) を儲秀(ちょしゅう)宮に幽閉する。しかし皇帝は瓔珞と傅恒の関係を疑っており、延禧(えんき)宮の人々は瓔珞のせいで冷遇され、それぞれの道を模索し始める。

第47話あらすじとネタバレ

延禧(えんき)宮はすっかり寂れてしまい、小全子(しょうぜんし)は明玉(めいぎょく)に、他の使用人たちはほとんど別の仕事を見つけたことを伝えました。瓔珞(えいらく)が小全子(しょうぜんし)に何故残っているのか問うと、彼は行く場所がないと答え、かつて瓔珞(えいらく)を裏切ったことを詫び、もう一度チャンスが欲しいと懇願しました。それに対し、瓔珞(えいらく)は軽く微笑むだけで、はっきりとした返事はしませんでした。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、47話ネタバレ

瓔珞(えいらく)が冷遇されていることに、明玉(めいぎょく)は憤慨していました。宮廷の規則では妃嬪には一定の物資が支給されるはずなのに、瓔珞(えいらく)は衣食にも事欠く状態でした。瓔珞(えいらく)は、紫禁城(しきんじょう)では、権力者に媚びへつらい、裏切りや陰謀が日常茶飯事だと説明します。皇帝が自分を冷遇しているのは過去のいざこざが原因であり、皇帝は国事のために日夜奔走し、後宮の妃嬪たちには特別な関心はなく、ただ心を休ませるための存在だと考えている、だから、気に入らない妃嬪がいれば、もう会わないのだと瓔珞は分析しました。

明玉(めいぎょく)は、このままでは復讐どころか身の安全すら危ぶまれると心配します。その時、純貴妃(じゅんきひ)が訪ねてきて、令嬪の管理不行き届きを責め立てます。門番の宮女以外、誰もいないからです。瓔珞は、皆それぞれ自分の選ぶ道があり、延禧(えんき)宮が閑散としているのも当然だと答えました。純貴妃(じゅんきひ)は続けて、瓔珞の刺繍作品を皇太后(たいこう)に献上したところ、大変気に入られ、一ヶ月以内に観音菩薩像を完成させるよう命じられたと告げます。手に怪我を負っている瓔珞ですが、拒否すれば大不敬になると分かっているので、何とかしようと決意します。

昼夜を問わず作業に励み、小全子(しょうぜんし)が海蘭察(ハイランチャ)からもらった食料や炭で支える中、瓔珞は刺繍を完成させました。作品は皇太后(たいこう)に絶賛されますが、皇帝は血痕に気づきます。劉姑姑は偶然だと説明し、純貴妃(じゅんきひ)は刺繍工房全体の合作だと主張します。皇帝は刺繍職人たちに褒美を与えることにしました。

一方、傅恒(ふこう)と海蘭察(ハイランチャ)のやり取りが皇帝の目に留まります。皇帝は傅恒(ふこう)に試合を申し込み、わざと負けたのかと尋ねます。傅恒(ふこう)は皇帝の安全のためだと説明します。そして、過去の出来事を持ち出し、あの時、最後まで貫き通せなかったことを悔やんでいると打ち明けました。皇帝は先皇后(こうごう)の言葉を思い出し、傅恒(ふこう)の言葉の意味を考え始めます。

同じ頃、和親王が江南から戻り、嫻皇后(こうごう)に百霊(ひゃくれい)の件を相談します。嫻皇后(こうごう)は和親王に軽挙の無いよう諭します。純貴妃(じゅんきひ)はまた瓔珞に新たな仕事、仏経の刺繍を命じます。途中、和親王は瓔珞と出会い、恨みをぶつけます。明玉(めいぎょく)は和親王に傷つけられますが、傅恒(ふこう)が助けに入ります。瓔珞は多くを語らずに立ち去りました。

皇帝は延禧(えんき)宮で瓔珞が刺繍をしているのを見つけます。口では気にしないと嘯きながらも、内心では令嬪のことを気にしています。愉妃は瓔珞の努力は無駄骨になるだろうと嘲笑し、純貴妃(じゅんきひ)は瓔珞はどんな状況でも這い上がろうとするだろうと推測します。ついに皇帝は徳勝(とくしょう)に瓔珞を呼び出すよう命じ、瓔珞は侍衛に変装して皇帝に近づき、優しい言葉で彼の心を鎮めます。

第48話あらすじとネタバレ

瓔珞(えいらく)は皇帝に心を打ち明け、自分の身分は低いながらも忠義と廉恥の心は理解していると訴えました。彼女にとって主人はただ一人で、夫もまた一人だけ。誤解されることが最も辛いと言い、皇帝の疑いが晴れないなら会わない方がましだと涙ながらに訴えました。冷遇されながらも、心の中では少し勝ち誇った気持ちも抱いていました。皇帝は自分の過ちを認め、今後瓔珞(えいらく)を誰からもいじめられないように守ると約束しました。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、48話ネタバレ

傅恒(ふこう)は青蓮(せいれん)と瓔珞(えいらく)の現状について話し合い、今は寵愛を受けている瓔珞(えいらく)も、その立場は薄氷を踏むようなものだと語りました。瓔珞(えいらく)の地位を確固たるものにするには、皇帝の彼女への想いをさらに深める必要があると考えました。青蓮(せいれん)は真相が皇帝に知られた時の仮応を心配しますが、傅恒(ふこう)は皇帝が幼い頃から聡明で、即位後はさらに素晴らしい功績を残していることを思い出し、敬意を表しました。しかし、皇帝はこの新しい感情に溺れているようで、たとえそれが公平でなくても、傅恒(ふこう)は受け入れる覚悟でした。

皇帝は瓔珞(えいらく)に絵を教えながら純貴妃(じゅんきひ)の話を持ち出し、瓔珞(えいらく)は嫉妬します。皇帝は機嫌を直そうと瓔珞(えいらく)を慰めました。瓔珞(えいらく)が『鵲華秋色圖』(しゃっかしゅうしょくず)を取り出すと、そこには皇帝の印がびっしり。瓔珞(えいらく)はそれを「天橋の下の狗皮膏薬みたい。剝がれないし、取れない」と冗談めかして言いました。皇帝の詩文は唐詩には及ばないと評し、罰として唐詩の書き写しを命じました。徳勝(とくしょう)は驚きを隠せません。

ある日、皇帝は鍾粋宮(しょうすいきゅう)へ行く予定でしたが、途中で瓔珞(えいらく)を思い出し、延禧(えんき)宮へ向かいました。翌日、再び鍾粋宮を訪れると、純貴妃(じゅんきひ)は貴妃としての苦悩、他の妃嬪たちの昇進の障害になっているという悩みを打ち明けました。その時、窓の外から太鼓の音が聞こえてきました。瓔珞(えいらく)が孔明灯を飛ばしていたのです。皇帝は瓔珞を月見に誘いますが、瓔珞は怒ったふりをして同行を拒みます。最後は皇帝に抱き上げられ、一緒に月を眺めました。

皇后(こうごう)は瓔珞を「ずる賢く、勝ち気で、どんな環境でも上り詰めていく」人物だと評しました。珍児(ちんじ)はその意味が分からず尋ねると、皇后(こうごう)は純貴妃(じゅんきひ)の苦労が増えるだろうと仄めかしました。瓔珞が入宮して以来、特別な寵愛を受けているため、他の妃嬪たちは冷遇されていると感じ、皇后(こうごう)に不満を訴え、瓔珞が卑劣な手段で皇帝の寵愛を得ていると非難しました。純貴妃(じゅんきひ)は沈黙を守り、妃嬪たちは皇帝を喜ばせる努力をすべきだと述べ、愉妃の病欠を伝えました。皇后(こうごう)がなぜまたその話を持ち出すのか尋ねると、純貴妃(じゅんきひ)は「礼儀として念のため」と答えました。

純貴妃(じゅんきひ)は貢物の処理についても提案し、皇后(こうごう)は重要な事柄だと認め、皇帝に報告することを約束しました。その後まもなく、皇帝は令嬪を令妃に昇格させることを発表し、皆が驚愕します。特に純貴妃(じゅんきひ)は、怒りでハンカチを握りしめました。

ある時、純貴妃(じゅんきひ)は傅恒(ふこう)に会い、瓔珞への不満をぶつけました。自分は瓔珞よりあらゆる面で優れているのに、なぜ傅恒(ふこう)は瓔珞ばかりを好むのか理解できないと。傅恒(ふこう)は純貴妃(じゅんきひ)に言葉遣いに注意し、自分の身分をわきまえるよう厳しく警告しました。純貴妃(じゅんきひ)は瓔珞の昇進で自分の進む道を諦めないと誓いました。

傅恒(ふこう)は浒墅関(こしょかん)監督の安寧による関税著服事件の調査結果を皇帝に報告しますが、和親王は傅恒(ふこう)の解決策に異議を唱えます。皇帝は和親王の意見を聞き入れ、二人を下がらせました。その後、傅恒(ふこう)は和親王に個人的な意見で公務に影響を与えるべきではないと告げ、最後の警告を与えました。

青蓮(せいれん)が金魚池に落ちてしまいます。爾晴(じせい)は青蓮(せいれん)が安児を殺そうとしたと誣告し、逮捕を命じました。傅恒(ふこう)は青蓮(せいれん)の無実を信じますが、爾晴(じせい)は傅恒(ふこう)が妾を娶らなければ性格を改めて傅恒(ふこう)の望むように振る舞い、青蓮(せいれん)に嫁入り道具を用意すると言います。傅恒はそれを受け入れました。

任務を終えて戻ってきた傅恒は、二人の男に追われる青蓮(せいれん)を見つけます。爾晴(じせい)が用意した結婚相手とは、青蓮(せいれん)を売春宿に送ることでした。青蓮(せいれん)は苦しみに耐えかね、金を飲んで自殺を図ります。青蓮(せいれん)は傅恒に手を握ってほしいと頼み、最後の願いを伝えました。青蓮(せいれん)は傅恒を慕っていましたが、傅恒の心には瓔珞しかいませんでした。