第5話あらすじとネタバレ
劉浪(リウ・ラン)は、諸葛が上官古川(シャングワン・グーチュワン)であることを知らず、謝全佳(シエ・チュエンジア)に手を出すなと古川(グーチュワン)に警告する。訳が分からず尋ねようとした古川(グーチュワン)の前に竹の葉が舞い落ち、劉浪(リウ・ラン)は師匠の到来を察知し、慌てて跪いて拝礼する。師匠は、少しの挫折で助けを求める劉浪(リウ・ラン)を叱責する。謝全佳(シエ・チュエンジア)は師匠を温かく迎え、皆で劉浪(リウ・ラン)の借金返済のための駆直針販売、つまり門規違仮の理由は彼の優しさだと説明する。会話の中で、師匠が婿養子であること、そして唐掌門の本名が唐如月(タン・ルユエ)であることが発覚する。この事実に古川(グーチュワン)は驚き、範仲挙(ファン・ジョンジュー)も二人の様子から掌門の隻者ではないことを見抜く。

得意げに唐掌門を尻に敷いていると豪語する師匠。劉浪(リウ・ラン)が「師娘」と声をかけた瞬間、師匠は振り返ることもせず、跪いて剣を捧げる。天から舞い降りた唐掌門は、劉浪(リウ・ラン)を抱きしめ無事を喜び、しばらく滞在して面倒を見ると言う。その優しい姿に一同は温和な人柄だと勘違いするが、師匠が口を開こうとした途端、唐掌門の河東の獅子の咆哮に言葉を失う。
実は、唐掌門は李公の旧友であり、古川(グーチュワン)の両親とも知り合いで、二人の結婚を急かす。そこに、李(リー)家で売られた偽の駆直針で髪が抜け落ちたと訴える患者が現れる。郭東籬(グオ・ドンリー)が患者に押さえ込まれ、師匠が助けに入ろうとするも罵声を浴びせられる。唐掌門は師匠を守るため、患者を一撃で屋外へ吹き飛ばす。命拾いした郭東籬(グオ・ドンリー)は、唐掌門から李(リー)家を閉鎖し、駆直針の副作用で接触した者は皆禿げると聞かされる。一同は郭東籬(グオ・ドンリー)から距離を置き、伝染を恐れる。唐掌門は、劉浪(リウ・ラン)が隠している真実を探るため、わざと噂を流し、解毒剤の調合を懇願させる。

迫り来る運命に、劉浪(リウ・ラン)は師娘を悲しませまいと李(リー)家を出ようとする。壁を乗り越えようとしたところを師娘に見つかり、部屋に戻る。唐掌門は謝全佳(シエ・チュエンジア)の境遇に同情し、将来は義理の娘になると約束する。そして古川(グーチュワン)の部屋を訪れ、義母として二人の結婚と将来の生計について話す。古川(グーチュワン)には武術と商売を学び李(リー)家を支えるように、謝全佳(シエ・チュエンジア)には医術を学ぶように命じる。翌日、師娘は郭東籬(グオ・ドンリー)たちに贈り物をする。皆は感動し、家族を思い出す。一方、古川(グーチュワン)は庭で馬歩を強いられる。夜、古川(グーチュワン)は家族に手紙を書き、謝全佳(シエ・チュエンジア)と結婚し、事業も成功したと伝える。
翌朝、花が枯れ、洗濯物が破れ、本が捨てられているのを発見する一同。師娘は全て自分の仕業だと認める。謝全佳(シエ・チュエンジア)は、師娘は皆のためを思ってやっているとフォローするが、不満を抱えつつも誰も何も言えず、部屋に戻る。古川(グーチュワン)は馬歩を逃れるため、劉浪(リウ・ラン)に頼んで足のツボを刺激してもらい、一時的に動けなくしてもらう。師娘は古川(グーチュワン)を立たせるため、そばに付きっきりで治療を強化すると宣言する。古川(グーチュワン)は足の事情を皆に話し、嘘をついてもらうよう頼む。師娘に鍼を打たせないため、劉浪(リウ・ラン)が先に鍼を打つ。一方、範仲挙(ファン・ジョンジュー)は師娘の足にしがみつき、治療を遅らせようとするが、薬を飲まされ、頭を叩きながら部屋に戻る。劉浪(リウ・ラン)の鍼が間違っていると判断した師娘は、自ら鍼を打ち直す。

ついに、古川(グーチュワン)は足の回復を証明するため、師娘の前で走る。範仲挙(ファン・ジョンジュー)は便秘で苦しみ、師娘から丁子で治療を受けるが、それが鳥の糞だと知り、一同は苦しむ。その後、皆は身の安全のため、師匠に師娘を連れて帰るよう懇願する。劉浪(リウ・ラン)は自分が去れば師娘も去ると言い、部屋に戻ると、師娘が部屋を掃除してくれていた。師娘に去るよう説得する劉浪(リウ・ラン)は、余命いくばくもないこと、下山した理由は師娘から逃げるためと、暗器の銀針を売って饅頭を食べたことを告白する。しかし、師娘は怒るどころか、別の箱を調べろと言い、中には大量の札束が入っていた。厳しい態度の裏で、師娘は全てを準備していたのだ。最後に、師匠が真実を明かす。あの医者は劉浪(リウ・ラン)を騙しており、彼は病気ではなかった。
第6話あらすじとネタバレ
範仲挙(ファン・ジョンジュー)は科挙対策の指導を呉雨(ウー・ユイ)たちに頼むが、二人からは曖昧な返事しか得られず、自力で勉強するように言われてしまう。落胆して酒楼へ向かうと、科挙が5日後に早まったという知らせが飛び込んできた。周囲は謎の予想問題集を手に入れていたが、範仲挙(ファン・ジョンジュー)は小説執筆に夢中で、その存在に気づきもしなかった。

翌日、謝全佳(シエ・チュエンジア)は範仲挙(ファン・ジョンジュー)の勉強を邪魔しないよう皆に指示を出す。古川(グーチュワン)は紫の服を著ることを、劉浪(リウ・ラン)は軽功の練習を勧める。謝全佳(シエ・チュエンジア)は範仲挙(ファン・ジョンジュー)との会話は詩でするようにと言い出す始末。範仲挙(ファン・ジョンジュー)は予想問題集があるから大丈夫だと考え、武侠小説「江湖秘籍」の執筆を始める。皆は縁起の良い食べ物を差し入れ、合格を祈願する。侍女が李塗の筆跡を真価てほしいと範仲挙(ファン・ジョンジュー)に頼みに来るが、公主は勉強の邪魔をさせまいとそれを阻止する。範仲挙は小説に没頭し、予想問題集には目もくれない。
範仲挙は劉浪(リウ・ラン)に唐門(とうもん)第一の武術について尋ねるが、劉浪(リウ・ラン)は「孔雀翎」のことばかり話し、午前中が無駄に過ぎていく。夜、勉強をしていると、玉環が李塗への応援の手紙の添削を頼みに来る。二人は手紙について話し合ううちに距離が縮まり、少し気まずい雰囲気になる。翌日、謝全佳(シエ・チュエンジア)は玉環に範仲挙の邪魔をしないよう注意し、合格祈願の玉を渡す。実は謝全佳(シエ・チュエンジア)は前夜、玉環と範仲挙が親密にしている様子を見て、二人がお価合いだと感じていたのだ。

「江湖秘籍」の初稿を呉雨(ウー・ユイ)たちに見せるも、内容がつまらないと酷評される。範仲挙は書き直しに取り組む。玉環はお礼に玉佩を贈り、範仲挙が「山河経」を書いていることを知る。皆は科挙の邪魔をしないように気遣うが、範仲挙は小説を書き続け、板挟みになる。玉環は彼の苦悩を理解し、秘密を守ると約束し、「山河経」をこっそり持ち帰る。
玉環は李塗からの返事を受け取るが、謝全佳(シエ・チュエンジア)は庭に飛んできた伝書鳩を野良鳩と勘違いし、範仲挙の滋養強壮のために煮てしまう。玉環からインスピレーションを受けた範仲挙は、「山河経」に恋愛要素を加え、書き直した原稿は呉雨(ウー・ユイ)に認められる。呉雨(ウー・ユイ)は喜び、玉環は鳩が運んだ手紙は本当に李塗からのものだと信じている。任舒(レン・シュー)は玉環が騙されているかもしれないと考え、李塗からの手紙を偽造することを範仲挙に提案する。劉浪(リウ・ラン)は範仲挙が書いた偽の手紙を玉環に渡すが、彼女は範仲挙の筆跡だと気づかない。

玉環と範仲挙は「山河経」について頻繁に話し合うようになり、二人の間には不思議な共感が生まれる。ある時、手が触れ合い、玉環は慌てて手を離し、その場を去る。科挙当日、範仲挙は玉佩を見ながら玉環と自分の夢を思い出す。そして、それまで書いた原稿を破り捨て、残りの半刻で自分が正しいと思う答え、つまり「山河経」を書き上げる。そこには未来への希望、英雄譚、そして勝利の情景が描かれていた。
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