第7話あらすじとネタバレ
唐笑の忍耐は限界に達し、柯夢蘭(コー・モンラン)は窮地に追い込まれ、簪で自らの顔を傷つけようとする。しかし、唐笑は彼女の強い気質こそが魅力だと語り、顔に傷があってもなお興味をそそられると言う。絶体絶命のその時、金十両(ジンシーリャン)が間一髪で現れ、柯夢蘭(コー・モンラン)と天胡(ティエンフー)を救い出す。
一方、媚珠(メイジュ)と金十両(ジンシーリャン)が衝突し、激しい戦いが始まる。階下の騒ぎに気づいた舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)が駆けつけるが、古傷の再発により不利な状況に陥る。屋内から屋外へと戦いの場を移す中、舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は傷の影響で次第に後退を余儀なくされる。唐笑は、舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)が実の父と義父を死に追いやったと嘲笑い、次は彼女の番だと告げる。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は唐笑と戚天風(チー・ティエンフォン)が共謀しているのではないかと疑うが、唐笑は戚天風(チー・ティエンフォン)を見下しており、背後には更に大きな勢力が控えていることを匂わせる。門外で全てを見ていた雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は、傷を負った舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)が劣勢に立たされているのを見て、助けに入る。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の卓越した身のこなしに、媚珠(メイジュ)は高手に出会ったと勘違いする。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は二人同時に攻撃するように促し、十数回の攻防にも関わらず、誰も彼に触れることができない。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)を絕世高手と勘違いした唐笑は、恐れをなして逃走する。皆が去った後、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は安堵の息を吐く。実際には、彼は恐怖に慄いていたのだ。
商都の生糸価格が高騰し、多くの商人が不満を漏らす。丁義(ディン・イー)は蘇(スー)家の倉庫火災の件を持ち出し、人々を煽って買い占めに走らせる。商人们が生糸を買い漁っていると知った丁義(ディン・イー)は、更なる値上げを決定する。唐笑は戚天風(チー・ティエンフォン)に土地の売却代金として一万五千両の銀子を直接届ける。会話の中で、唐笑は聞聡(ウェン・ツォン)の義娘である舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の武術は平凡だが、仲間の雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は侮れない人物で、非常に優れた腕の持ち主だと語る。戚天風(チー・ティエンフォン)は、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は守りに特化しており、戦いを長引かせず、速戦速決を望んでいるだけだと説明する。それを聞いた唐笑は、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)が実際には戦闘を得意としていないことに気づく。
昨日の戦いで敗北した舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、今日、窓辺に座って仮省している。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は彼女を慰め、ずれた骨を矯正する。阿忠(アー・ジョン)が石で彼女の左肩を撃ち、骨を傷つけた時のことを思い出し、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は力を込めた際に舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に押し倒される。その後、彼は門派秘伝の薬を彼女に渡し、服用すれば二日で内力が回復すると告げる。薬を服用した舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は全身に力が入らなくなる。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は、これは薬が一時的に経絡を封じているためで、内力は自然に消散し、二日で回復すると説明する。
雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は昨日、彼と莫不凡(モー・ブーファン)を尾行していたのが舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)かどうかを問い詰める。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、雲襄(ユン・シャン)の話が曖昧だったため、真相を確かめようとしたと認める。雲襄(ユン・シャン)は戚天風(チー・ティエンフォン)に対抗するために莫不凡(モー・ブーファン)を味方に引き入れようとしていたが、舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)が彼の部下を傷つけたことで計画が阻害された。雲襄(ユン・シャン)は舒亜男(シュー・ヤーナン)に秘密を守り、彼の計画を邪魔しないように頼む。全てが上手くいきそうだと考えているからだ。
蘇鳴玉(スー・ミンユー)は唐笑が昨日、挑発に来たことに激怒し、五十両の黄金で唐笑の首を買いたいと言う。金十両(ジンシーリャン)は蘇鳴玉(スー・ミンユー)と手合わせをしようと拳を振るうが、柯夢蘭(コー・モンラン)が止めに入り、金十両(ジンシーリャン)を叱責する。蘇鳴玉(スー・ミンユー)は再び自分の気持ちを伝えるが、柯夢蘭(コー・モンラン)は返事をせず、彼に服を贈ると言う。雲襄(ユン・シャン)は蘇鳴玉(スー・ミンユー)に、放火犯は唐笑ではなく、商業界はまもなく大混乱に陥り、蘇(スー)家が最初に影響を受けると告げる。雲襄(ユン・シャン)は蘇鳴玉(スー・ミンユー)に市場へ行き、生糸の価格高騰の状況を確認するように勧める。人々は蘇鳴玉(スー・ミンユー)の姿を見ると、こぞって彼を追いかける。
蘇会長は既に銭栄(チェン・ロン)に洋州へ生糸を買い付けに行かせ、価格の変動を抑えようとしていた。雲襄(ユン・シャン)は漕幇が水路を支配しているため、水路での輸送は難しいと忠告する。蘇鳴玉(スー・ミンユー)は自ら行くと言い張り、銭栄(チェン・ロン)は雲襄(ユン・シャン)に好意を示す。蘇鳴玉(スー・ミンユー)は雲襄(ユン・シャン)への信頼を伝え、雲襄(ユン・シャン)は生糸の輸送が将来役に立つと保証する。最後に、金十両(ジンシーリャン)は舒亜男(シュー・ヤーナン)を済善堂へ連れて行き、二人は異常に気づく。
第8話あらすじとネタバレ
済善堂の秘密と戦い
済善堂の女将は舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に緑豆糕を贈ったが、この親切の裏には恐ろしい秘密が隠されていた。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)が帳簿を調べると、先月受け取った60両もの金が、わずか1ヶ月で消えていることに気づく。同時に、金十两は刺客に襲われ、死闘を繰り広げる。
緑豆糕を食べた舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は体調を崩し、済善堂の闇を暴く。善意の寄付と思われていた人々は、裏庭で始末されていたのだ。女将が舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に危害を加えようとした瞬間、間一髪で阻止される。一方、金十两は敵を倒し、捕らわれていた少女を救出する。その時、男が金十两を襲うが、返り討ちに遭う。
女将は舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に「遊龍影」という毒を盛るが、自身も毒に侵される。解毒薬を交換した後、二人は再び戦う。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は行方不明の子供たちの行方を問い詰めるが、女将は口を割らず、最後は殺されてしまう。その後、金十两は少女を連れて舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)と合流する。
柯夢蘭(コー・モンラン)と蘇鳴玉(スー・ミンユー)の奮闘
柯夢蘭(コー・モンラン)は小雨(シャオユー)の傷跡を見て心を痛める。蘇鳴玉(スー・ミンユー)は小雨(シャオユー)に飴をあげる。賈氏(ジャ)によると、済善堂では毎日子供が売買されており、女の子は瘦馬に、男の子は奴隷にされているという。小雨(シャオユー)が売られずに済んだのは、傷が治っていなかったからだ。小雨(シャオユー)は金十两に懐いており、父親を恋しく思う時は童謡を歌う。
蘇鳴玉(スー・ミンユー)は翌日、役所に知り合いを訪ね、子供たちの行方を尋ねることにする。また、柯夢蘭(コー・モンラン)には済善堂の帳簿を写し、人攫いの手がかりを探すように頼む。皆が協力してくれることに感謝する蘇鳴玉(スー・ミンユー)。人命の値段は既に5両に上がり、明日には倍になると予想される。絹の購入に既に8000両を使い、唐笑から受け取った15万両も底をつきかけている。戚天風(チー・ティエンフォン)はこの仕出し屋のような商売は初めてだが、雲台(うんたい)に対抗するためには背水の陣を敷くしかない。蘇(スー)家を倒し、南都の商業を独占すれば、雲台(うんたい)も警戒し、唐家も大人しくなるだろう。しかし、蘇(スー)家を相手にするのは容易ではない。
雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の葛藤と回想
雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は多くの仕事を抱え、焦燥感を募らせている。蘇(スー)家は存亡の危機に瀕しているというのに、蘇鳴玉(スー・ミンユー)は済善堂のことで役所を奔走している。金十两は南都に地盤もないのに、一人で手がかりを探そうとしている。連昇坊も雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)が引き継いで以来、誰も真面目に経営していない。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)に人情がわからないと非難し、人は道理と情の両方を大切にするべきだと主張する。
舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は義父に助けられた過去を語り、詳しい事情は知らないものの、義父はきっと情け深い人だったと信じていると言う。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は15年前、聞聡(ウェン・ツォン)に助けられた時のことを思い出す。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の心にも情があると信じている、特に昨夜、彼が銀の鉤をじっと見つめていたことから。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は、あの鉤は莫不凡(モー・ブーファン)のものだと説明し、金十两がそれを知れば、きっと衝動的な行動に出ると言う。互いの考えを理解できず、二人は喧嘩別れしてしまう。
商隊襲撃と対応策
蘇会長の指示で、商隊は11隊に分け陸路を進み、各隊には鏢師が護衛についている。蘇鳴玉(スー・ミンユー)は先祖に蘇(スー)家の再起を祈る。商隊は待ち伏せに遭い、大きな損害を受けるが、蘇鳴玉(スー・ミンユー)は残りの生糸を全て売り切る決意をする。商会での蘇(スー)家の地位を保つことが最優先だと考える。劉公公に頼めば、貢納の期限を10日から半月ほど延ばしてもらえるだろう。絹の価格変動を抑えなければ、蘇(スー)家は会長の地位を失うなど、大きな危機に陥る。
雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は事前に蘇鳴玉(スー・ミンユー)に、姉から10数台の生糸で絹の価格を抑える方法を聞かれたら、商会の名で生糸を安値で売り出し、価格高騰を抑えるようにと指示していた。蘇会長はそれが雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の考えだと気づき、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)に会って詳しく話を聞こうとする。
コメントする