蒼蘭訣(そうらんけつ)あらすじ3話・4話、ネタバレ

第3話あらすじとネタバレ

危機一髪、東方青蒼(とうほうせいそう)が駆けつけ、いとも簡単に小蘭花(しょうらんか)を危険から救い出した。留芳閣の配下たちが彼に襲いかかるも、東方青蒼(とうほうせいそう)は瞬きと指の僅かな動きだけで、彼らを砂のように散らしてしまった。蝶衣(ちょうい)はこの混乱に乗じて逃走するが、東方青蒼(とうほうせいそう)は追わず、小蘭花(しょうらんか)の安全を確保し、怪我の有無を確認することに集中した。二人の運命が繋がっていることを深く理解している東方青蒼(とうほうせいそう)は、小蘭花(しょうらんか)に二度と自分の視界から離れるなと警告し、今後彼女を傷つける者、髪の毛一本でも触れる者がいれば、必ず重い代償を払わせると誓った。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、3話ネタバレ

小蘭花(しょうらんか)は、長年昊天(こうてん)塔に閉じ込められていた東方青蒼(とうほうせいそう)が、急に女性を見て好意を抱いたのだと勘違いし、自分の気持ちは違うと弁解する。東方青蒼(とうほうせいそう)は額にある息蘭聖印を見せ、互いの束縛を解くためにそれを解除してほしいと頼む。しかし、小蘭花(しょうらんか)は聖印についての知識は本で読んだ程度で、具体的な解除方法は知らないため、拒否する。このやり取りの中で、東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)の仙根が深刻なダメージを受けていることに気付く。小蘭花(しょうらんか)が去った後、彼は彼女が買ったばかりの薬を拾い上げた。

海市(かいし)では、蝶衣(ちょうい)の放火と略奪によって人々が逃げ惑い、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。その時、仮面をつけた主が現れ、黒い煙を巻き起こしながら何かを吸収していく。その黒い煙は最終的に主の体内に集まった。主と蝶衣(ちょうい)は留芳閣に戻り、吸収したエネルギーを東方青蒼(とうほうせいそう)によって破壊された大鼎に注ぎ込み、元の状態に戻した。蝶衣(ちょうい)は命簿(めいぼ)を失くしたことで、主の大事に影響が出ないかとひどく恐れ、保身のために水雲天(すいうんてん)の人間に盗まれたと嘘をつく。数々の出来事があったにも関わらず、蝶衣(ちょうい)は海市(かいし)を混乱させた者の正体を掴めずにいた。主もまた、その正体に強い興味を抱いていた。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、3話ネタバレ

東方青蒼(とうほうせいそう)を悩ませる息蘭聖印は、既に三万年もの間消滅した術であり、解除方法が見つからないことに彼は深い憂慮を抱いていた。赤地女子(せきちじょし)との戦いで息山(しょくさん)族はほぼ滅亡しており、もし小蘭花(しょうらんか)が最後の生き残りだとすれば、争いを好まず、道義を重んじる息山(しょくさん)族の習性から考えて、これ以上自分が手出しをするべきではないと東方青蒼(とうほうせいそう)は考えた。そして、公憤を買うことを恐れた。この時、東方青蒼(とうほうせいそう)は思わず涙を流し、それが小蘭花(しょうらんか)の感情の仮映だと気付く。怒った東方青蒼(とうほうせいそう)は司命(しめい)殿の小蘭花(しょうらんか)のもとへ向かう。彼女は失くした霊薬のことで悲嘆に暮れ、仙試に合格できないのではないかと心配していた。東方青蒼(とうほうせいそう)は術を解いてもらうために来たのだが、小蘭花(しょうらんか)にはどうすることもできない。彼女はただの蘭の草で、何も方法がないのだ。

東方青蒼(とうほうせいそう)は信じず、司命(しめい)殿に押し入った際に、小蘭花(しょうらんか)が落とした命簿(めいぼ)を見つける。それはなんと赤地女子(せきちじょし)の命簿(めいぼ)だった。赤地女子(せきちじょし)の一縷の魂が人間界で劫を経験していると知った小蘭花(しょうらんか)は、命簿(めいぼ)の内容が漏れてはいけないと、東方青蒼(とうほうせいそう)のために命簿(めいぼ)を取り返そうとする。奪い合いの最中、命簿(めいぼ)は壊れてしまう。小蘭花(しょうらんか)には命簿(めいぼ)を修復する力があると知った東方青蒼(とうほうせいそう)は、彼女にそれを強製する。

長珩(ちょうこう)は五百年前、怪我をした時に小蘭花(しょうらんか)と出会い、一目惚れしていた。今は手巾がなくなり、落ち著かない長珩(ちょうこう)は、わざわざ司命(しめい)殿へ行き、蔓に小蘭花(しょうらんか)の安否をそれとなく尋ね、無事だと知って去っていく。蔓は急いで戻り、小蘭花(しょうらんか)を解放したことを東方青蒼(とうほうせいそう)に伝えるが、長珩(ちょうこう)のことについては隠した。

壊れた霊薬を見て涙を流す小蘭花(しょうらんか)に、東方青蒼(とうほうせいそう)は命簿(めいぼ)を直せば薬を渡すと約束する。しかし、小蘭花(しょうらんか)は修復に失敗し、東方青蒼(とうほうせいそう)は彼女がわざとだと疑う。小蘭花(しょうらんか)は体調が悪いと言い訳し、明日になれば直せると言う。東方青蒼(とうほうせいそう)は司命(しめい)殿に留まることを決め、小蘭花(しょうらんか)は司命(しめい)の部屋を用意し、罪仙と一緒にいることがバレないように、何も触らないようにと釘を刺す。同時に、東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)にもここにいるように命じ、視界から離れることを禁じた。そして、小蘭花(しょうらんか)を困らせる者は誰であろうと潰すと宣言した。

小蘭花(しょうらんか)は、東方青蒼(とうほうせいそう)が自分のことを好きだからこんな面倒を起こしているのだと勘違いし、既に好きな人がいると告げる。東方青蒼(とうほうせいそう)には、なぜ小蘭花が他の人を好きだと自分が困るのか理解できない。ただ、彼女が自分の視界から離れることを許せないだけだった。資料を整理している時、小蘭花は居眠りをして頭をぶつけてしまい、同時に東方青蒼(とうほうせいそう)も頭痛を感じた。事情を知らない小蘭花は、それを東方青蒼の優しさだと勘違いする。

小蘭花を休ませるため、東方青蒼は一時的にその場を離れる。すると小蘭花は、自分と東方青蒼が天兵に捕まり、長珩(ちょうこう)の前に連れて行かれる夢を見るのだった。

第4話あらすじとネタバレ

長珩(ちょうこう)が東方青蒼(とうほうせいそう)を一剣で斬り殺す悪夢にうなされていた小蘭花(しょうらんか)。その瞬間、東方青蒼(とうほうせいそう)も目を覚まし、小蘭花(しょうらんか)の恐怖を感じ取る。この久しく忘れていた感情に、彼は奇妙な面白さを感じた。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、4話ネタバレ

翌朝、東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)を起こそうとするが、彼女はそれを拒否。もう少し眠りたいと言い、東方青蒼(とうほうせいそう)には花壇の花を数えて暇をつぶすように命じる。東方青蒼(とうほうせいそう)は内心不服ながらも、不思議な力に突き動かされるように、言われた通り花を数え始める。その様子を見た殤闕は驚きを隠せない。冷酷無比な月尊(げっそん)とはまるで別人のようだ。

すぐに東方青蒼(とうほうせいそう)は自分が息蘭呪にかかったことに気付く。殤闕に命じて息蘭呪に関する古文書を探させると、案の定、呪文を受けた者は術者の命令に逆らえず、行動を操られてしまうと記されていた。幸い、小蘭花(しょうらんか)はこの呪文のことを全く知らず、ただの気まぐれで言っただけだった。もし彼女が真実を知れば、東方青蒼(とうほうせいそう)は本当に彼女の僕になってしまうだろう。彼は一刻も早く赤地女子(せきちじょし)の問題を解決し、十万月兵を復活させようと決意する。そうすれば、誰からも指図されることはなくなるはずだ。しかし、今の彼には術者を傷つけることはできない。二人の運命は深く結びついており、殺すどころか守らなければならないのだ。

蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~あらすじ、4話ネタバレ

仕方なく、東方青蒼(とうほうせいそう)は素直に花を数え終え、小蘭花(しょうらんか)に報告する。小蘭花(しょうらんか)は自分の何気ない一言がこんなにも真剣に受け止められたことに驚き、少し感動する。東方青蒼(とうほうせいそう)は闇い顔で、今後は言葉に気を付けるようにと釘を刺す。

朝食時、空腹の小蘭花(しょうらんか)を東方青蒼(とうほうせいそう)は怠け者の仙女だとからかうが、彼女は修行にも食事は必要だと主張する。すると、東方青蒼(とうほうせいそう)の腹もぐうと鳴ってしまった。結局、二人は一緒に小蘭花(しょうらんか)が用意した朝食を食べ、東方青蒼(とうほうせいそう)は美味しそうに平らげる。昊天(こうてん)塔で長年自由を奪われていた東方青蒼(とうほうせいそう)にとって、質素な食事さえも格別なのだろうと小蘭花(しょうらんか)は思い、彼の境遇に同情する。

小蘭花(しょうらんか)が彼の名前を尋ねると、東方青蒼(とうほうせいそう)が三文字答えたところで、小蘭花(しょうらんか)はくしゃみをしてしまい、「東方強」と聞き間違える。彼女は「東方」という名字は縁起が悪い、東方青蒼(とうほうせいそう)が亡くなってから仙界では禁忌になっていると忠告する。東方青蒼(とうほうせいそう)はこの言葉を聞いて、目の前の少女を絞め殺したくなる衝動に駆られるが、何とかこらえる。さらに、小蘭花(しょうらんか)は「東方強」に「大強」というあだ名まで付けてしまう。

この日は東方青蒼(とうほうせいそう)の命日であり、仙界の人々は菓子を作って弔う習慣があった。小蘭花(しょうらんか)は東方青蒼(とうほうせいそう)に菓子の作り方を教え、菓子の上に恐ろしい顔をした東方青蒼(とうほうせいそう)の絵を描き、小さな木剣で朔風剣に見立てて突き刺す。この行為に東方青蒼(とうほうせいそう)は激怒し、テーブルを拳で叩きつける。しかし、小蘭花(しょうらんか)は彼の怒りに気付かず、菓子作りに力が入っただけだと思っている。

長珩(ちょうこう)は小蘭花(しょうらんか)の仙根が損なわれていることを知り、彼女のために特別な薬を煉成する。部下はその意図を理解できないが、容昊(ようこう)は長珩(ちょうこう)の深い愛情を見抜いていた。

翌日、小蘭花(しょうらんか)は目を覚ますと命簿(めいぼ)を修復しようとするが、仙根の損傷と最近の出来事のせいで体が弱っており、修復による負担に耐えきれず倒れてしまう。殤闕は小蘭花(しょうらんか)が回復するには長い時間が必要だと判断する。東方青蒼(とうほうせいそう)は自分で命簿(めいぼ)を修復しようと考えるが、司命(しめい)か小蘭花(しょうらんか)しか操作できず、司命(しめい)は行方不明のため、小蘭花(しょうらんか)だけが頼みだった。彼女を回復させるため、東方青蒼(とうほうせいそう)は花の手入れ方法を学び、朝露を集めて彼女の仙根を養うことまで始める。彼は全てが終わったら、まず小蘭花(しょうらんか)を懲らしめて、この間の屈辱を晴らすと心に誓う。

長珩(ちょうこう)は仙丹を持って小蘭花(しょうらんか)に会いに来るが、帝君に呼び出され、仕方なく引き返す。

目を覚ました小蘭花(しょうらんか)は東方青蒼(とうほうせいそう)の姿が見えず、やっと彼が去ったと思い込み、喜びのあまり大声で笑う。彼女は爬山虎と多肉植物に話しかけ、もうあの魔頭の心配をしなくて済むと安堵する。