第3話あらすじとネタバレ
顧千帆(こせんはん)は水に飛び込み、必死に孫三娘(そんさんじょう)の元へ泳ぎ、流木から彼女を救出しました。船上の人々と協力して、意識を失った孫三娘(そんさんじょう)を船に引き上げました。その後、顧千帆(こせんはん)は孫三娘(そんさんじょう)の体内の水を出し、趙盼児(ちょうふんじ)の助けを借りて船室で温めました。
孫三娘(そんさんじょう)が運ばれる間際、船主の鄭(てい)爺は顧千帆(こせんはん)の存在に気付きました。趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)を隠させ、自ら鄭(てい)爺の元へ行き問題を解決しようとしました。脅しと懐柔、そして自作自演の物語で、趙盼児(ちょうふんじ)は鄭(てい)爺を納得させました。二人は家族の仮対を押し切って駆け落ちした恋人同士だと信じ込ませ、顧千帆(こせんはん)の本当の身分を隠蔽しました。
趙盼児(ちょうふんじ)のでっち上げた話を聞いた顧千帆(こせんはん)は、冗談で趙盼児(ちょうふんじ)の脈を取り、本当に妊娠しているのかを確認しようと申し出ました。冗談の後、孫三娘(そんさんじょう)は意識を取り戻し、趙盼児(ちょうふんじ)に自分の身に起こったことを打ち明けました。夫の傅新貴の裏切りを知り、絶望して川に身を投げたのです。傅新貴は妻を離縁し、陶氏と一緒になるつもりで、息子である傅子方さえも説得していました。家族と実家の支えを失い、孫三娘(そんさんじょう)は完全に絶望していました。
趙盼児と顧千帆は予定より早く船を降り、治療の手助けを求めることにしました。しかし、顧千帆を捕らえるため、鄭青田(てい・せいてん)は多額の金を使い江南の役人に賄賂を渡していました。嘉興県の医館で治療を受けている間、従業員が顧千帆と手配書の価顔絵が価ていることに気付いたため、すぐに府衙に情報が伝わりました。医者は孫三娘に静養が必要だと助言し、治療を完瞭するために宿を探すように言いました。しかし、役人の追跡により、彼らは再び逃亡を余儀なくされました。
役人が追ってきた時、顧千帆は残って戦うことを選び、趙盼児に孫三娘を連れて先に逃げるように言いました。趙盼児は顧千帆を見捨てることができず、引き返して崖を必死に登っている彼を助けました。顧千帆が無事に帰ってきて、趙盼児は安堵しました。
嘉興に戻った後、顧千帆は追っ手を惑わすため、本当の身分で宿場に泊まりました。彼は趙盼児に、医者がより多くの金を得るために孫三娘の病状を大げさに言ったことを告白しました。趙盼児を心配させないために、顧千帆は鍼治療で孫三娘の瘀血を治療することにし、趙盼児をその場から遠ざけました。目を覚ました孫三娘は顧千帆を悪人と思い込み、花瓶で攻撃しました。趙盼児が説明した後、孫三娘は警戒を解きました。
顧千帆は誰かが自分を陥れようとしていることに気付き、黒幕は鄭青田(てい・せいてん)ではないかと推測しました。同時に、宋引章(そういんしょう) は周舎と駆け落ちした後、監禁され虐待を受けており、危機的な状況に陥っていました。趙盼児はこのことを知り、宋引章(そういんしょう) を救出しようとしましたが、資金として十両の黄金が必要でした。顧千帆は最初は趙盼児に金を貸すことを拒否しましたが、趙盼児が「夜宴図」の真作と交換することを提案すると、ようやく助けに同意しました。
第4話あらすじとネタバレ
趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)に夜宴図の様子を詳しく説明し、真作が自分の手元にあると証明しました。さらに、楊知遠(よう・ちえん)に取り入るため、偽物を描いて渡したと説明し、顧千帆(こせんはん)は徐々に彼女の言葉を信じ始めます。しかし、趙盼児(ちょうふんじ)の窮状を救う術がないことに、顧千帆(こせんはん)は歯痒さを覚えます。
趙盼児(ちょうふんじ)は、宋引章(そういんしょう) の姉が自分のせいで亡くなり、今また宋引章(そういんしょう) が窮地に陥っているため、彼女を救う義務があると打ち明けました。泣きながら訴える趙盼児(ちょうふんじ)の姿を見て、顧千帆(こせんはん)は懐から身分を証明する金牌を取り出し、万が一の時はこの牌の一部を割って恩に報いると告げます。
直接的な援助はできないものの、顧千帆(こせんはん)は持っていた和田玉を趙盼児(ちょうふんじ)に渡し、換金するように促します。趙盼児(ちょうふんじ)は宋引章(そういんしょう) を救出した後、東京へ行く計画を立て、顧千帆(こせんはん)と連絡方法を打ち合わせます。二人はそれぞれの行動を開始し、顧千帆は追っ手を引きつけ、事件の真相を探ろうと単身で立ち向かいます。
顧千帆は鄭青田(てい・せいてん)の手下に襲われますが、優れた武芸で難なく撃退します。その後、市舶司の役人である陳廉(ちんれん)を見つけ、彼に無理やり城外へ連れ出させます。道中、顧千帆が持っていた火珊瑚の装飾品がきっかけで、南洋からの物価が下がっていることを知り、朝廷が出した禁商の聖旨を思い出します。
趙盼児は香雲楼の二階を借り、周舎を騙す罠を仕掛け、宋引章(そういんしょう) の救出を計画します。彼女は周舎の屋敷に忍び込み、囚われている宋引章(そういんしょう) に救出計画を伝え、必ず助け出し、周舎に報いさせると約束します。そして、宋引章(そういんしょう) に指示を出し、仮病を使って周舎のへそくりを出させるよう仕向けます。
趙盼児の指示通りに宋引章が動いたことで、周舎は金を得るため彼女に優しく接し始めます。陳廉(ちんれん)は顧千帆の身分を知り、皇城司での仕事を得るために彼に協力することを申し出ます。顧千帆はこの機会を利用し、鄭青田(てい・せいてん)の手下を捕らえるなど、自分が表に出にくいことを陳廉(ちんれん)にやらせます。
尋問の結果、顧千帆は鄭青田(てい・せいてん)が密かに禁製品を売買し、市舶税で莫大な利益を得ていることを知ります。さらに、自分にかけられた格殺勿論の追殺令が雷敬と関係していることも判明します。以前、東京で任務を遂行していた際に、雷敬と于中全の会話を盗み聞きしたことを思い出し、任務完瞭後、口封じのために自分を殺すつもりだったと確信します。
趙盼児はわざと周舎の前に現れ、薄情にも自分を捨てたと責めた後、船から降りてきたように装い、香雲楼へ向かいます。趙盼児の様子を見て、彼女が金持ちだと勘違いした周舎は、すぐに香雲楼へ駆けつけ、彼女に媚びへつらいます。趙盼児は周舎を散々弄びます。周舎が罠にはまったところで、趙盼児は孫三娘(そんさんじょう)に指示を出し、周舎の債権者である徐老板を呼び寄せます。
顧千帆は陳廉(ちんれん)の協力を得て、生死を共にした親友、万奇(まんき)を見つけます。陳廉(ちんれん)に巻き添えを食らわせないため、顧千帆は彼を先に帰らせます。部屋に入った顧千帆は密令を見せるよう要求しますが、万奇(まんき)は薬を盛った酒を差し出します。
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