第11話あらすじとネタバレ
夜半の恐怖:宋竹(そうちく)の夢遊奇遇
申教頭(しんきょうとう)は男子寮の近くで、夢遊状態の宋竹(そうちく)を発見し、驚愕する。周霽(しゅうせい)は、宋竹(そうちく)が夢遊病を患っており、驚かせると悪化する可能性があると説明する。突然の事態に焦る申教頭(しんきょうとう)は、周霽(しゅうせい)にどうすれば良いのか尋ねる。周霽(しゅうせい)は書物に基づき、夢遊者は最終的には自分の部屋に戻るため、宋竹(そうちく)の後をついて安全に帰宅させるよう助言する。
一方、文経閣では、蕭禹(しょうう)が夫子に遭遇する。蕭禹(しょうう)は機転を利かせ、夢遊者の振りを真価る。張夫子(ちょうふし)は本気で信じ、蕭禹(しょうう)の後を追う。偶然にも、蕭禹(しょうう)と宋竹(そうちく)は途中で出会い、2人の“夢遊者”の遭遇に、張夫子(ちょうふし)と申教頭(しんきょうとう)は驚きを隠せない。
宋竹(そうちく)がようやく家に帰ると、今回の出来事は蕭禹(しょうう)との誤解を解くのに役立つと悟り、周霽(しゅうせい)が2人の特別な関係を疑うことはもうないと考える。蕭禹(しょうう)の行動には疑問が残るものの、宋竹はそれ以上考えないようにする。
感情の波乱と家庭の争い
翌日、宋竹は学校への途中、二姐と出会う。二姐は宋竹のために情状酌量を求めようとするが、母親は昨夜すでに試みたものの、父親が「慈母多敗児」として幹渉を拒否したことを明かす。兄と二姐の願いを聞いても、父親は頑として譲らず、母親は不満を募らせる。代叔が介入し、宋竹は実は読書に興味がないことを指摘すると、父親は検討した末、宋竹に授業を続けることを許可し、むしろ助けになると考える。
文経閣の秘密と誤解
文経閣で宋竹と蕭禹は再び顔を合わせ、お互いに昨夜の行動をからかう。その後、張夫子(ちょうふし)は蕭禹に山長の部屋の掃除を命じ、蕭禹は快く引き受ける。夜陰に乗じて、蕭禹は寮の窓から逃げ出そうとするが、ちょうど舎管の李文叔に見つかってしまう。李文叔は事件の真相を究明しようと決意する。
文経閣では、蕭禹は偶然、越国公(えつこくこう)が毎月多額の寄付をしていることを知り、その背後に顔欽若(がんきんじゃく)の影響があると疑う。蕭禹が窓から逃げ出そうとした瞬間、宋竹に捕まってしまう。蕭禹は言い訳として、越国公(えつこくこう)に気に入られようと本を探しに来たと主張する。宋竹はそれを疑い、蕭禹が顔欽若(がんきんじゃく)に特別な感情を持っていないと考える。
巧みな言葉で危機を回避
李文叔は宋竹と蕭禹が密会しているのを目撃し、張夫子(ちょうふし)に報告する。宋竹は機転を利かせ、蕭禹に化粧の授業を頼んだと主張し、蕭禹もそれに協力して張夫子(ちょうふし)を納得させる。事後、張夫子(ちょうふし)は宋竹の父親に報告し、父親は蕭禹の父親と婚約について話し合うべき時だと考える。
予期せぬ変化
蕭禹は対策を練った後、宋竹を一緒に勉強に誘い、途中で周霽(しゅうせい)を待ち伏せる。蕭禹が隙を見て逃げ出そうとした瞬間、誤ってろうそくを落としてしまい、宋竹は本来の計画通り周霽(しゅうせい)ではなく、蕭禹を抱き上げてしまう。
第12話あらすじとネタバレ
奇妙な出会い
蕭禹(しょうう)は宋竹(そうちく)のために特別な登場方法を企画しました。彼女は空中で弔るされ、まるで仙女のように周霽(しゅうせい)の前に降り立つことになります。しかし、計画は思った通りにはいきませんでした。ロープに問題が発生し、宋竹(そうちく)は宙弔りになってしまいました。周霽(しゅうせい)はこの突然の来訪者に驚き、宋竹(そうちく)は自分がバレないように顔を隠しました。蕭禹(しょうう)が宋竹(そうちく)を助けようと試みた瞬間、ロープが外れてしまい、宋竹(そうちく)は蕭禹(しょうう)の上に落ちてしまいました。この光景に周霽(しゅうせい)は驚愕し、宋竹(そうちく)は恥ずかしさで顔を真っ赤にしました。
酒の後の本音
その後、宋竹は酒を飲み、蕭禹(しょうう)と本音で語り合いました。彼女は蕭禹(しょうう)が本当に自分を助けてくれるのかと問い詰め、蕭禹(しょうう)は真心で助けたいと思っているが、行動が不十分だったと正直に答えました。彼は婚約について話し合うのは時期尚早だと考え、まずはお互いを知り合うことから始めることを提案し、もしかしたら意外と仲良くできるかもしれないと伝えました。
自由への憧れ
宋竹は婚約を解消したいという決意を表明しました。彼女は「宋家の娘」という立場に息苦しさを感じており、女性は必ずしも博学多才である必要はないと考えていました。彼女は決められた人生から抜け出し、自由な生活を送りたいと願っていました。蕭禹が彼女の特技を尋ねると、宋竹は得意な乗馬であると誇らしげに答えました。蕭禹は再び誠意を持って助けることを決意し、それでも状況が変わらない場合は、運命を受け入れるしかないかもしれないと伝えました。
馬場で
翌日、蕭禹は全員が乗馬を含む課外活動に参加すべきだと発表しました。宋竹は乗馬が得意なので、この発表に興奮しました。練習中、彼女は矢を正確に射抜き、周霽(しゅうせい)を含むみんなの注目を集めました。蕭禹は勢いに乗って宋竹と勝負することを提案しました。しかし、事態は急変し、宋竹の馬が驚いて暴走してしまいました。蕭禹はすぐに追いかけて、彼女を無事に救出しました。
感情の爆発
事件の後、宋竹は感情を爆発させ、蕭禹に抱きついて泣き出してしまいました。この光景に蕭禹は驚きを隠せませんでした。宋竹は宋家の娘として、女性として生きていくことの辛さを訴えました。蕭禹は彼女を人目につかない場所に連れて行き、感情を解放させ、診察を受けさせ、彼女の好きな食べ物を買ってあげました。
周霽(しゅうせい)の来訪
その後、周霽(しゅうせい)が薬を持って宋竹を見舞いに来ました。周りの人は気を使って席をはずし、二人きりになりました。しかし、ちょうど蕭禹が買い物から戻ってきてしまい、三人は顔を合わせ、気まずい雰囲気になりました。周霽が帰ろうとしたその時、ある学生がやってきて、張夫子(ちょうふし)が文章について話したいと言っていると伝えました。周霽は急いでその場を後にしました。
家族の想い
宋竹の二番目の姉は彼女と一緒に家に帰り、母親も様子を見に来ました。宋竹は意外にも父親から叱られることはなく、むしろ蕭禹の救命の恩に感謝され、この縁を大切にすべきだと示唆されました。
顔欽若(がんきんじゃく)との面会
一方、顔欽若(がんきんじゃく)は蕭禹に会いたいと思っていましたが、宋竹が仲介し、書院の外で会うように手配しました。顔欽若(がんきんじゃく)は蕭禹が自分に好意を持っていることを知り、大喜びしました。宋竹の仲介により、顔欽若(がんきんじゃく)と蕭禹のデートは無事に実現しました。
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