第7話あらすじとネタバレ
茶園体験:継承と体悟
学院の生徒たちは茶園を訪れ、茶摘みの体験をしました。李文叔は労働の最中、高貴な雰囲気を醸し出す人物を見かけ、その人物はまるで自分が特別であるかのように振る舞っていたと語ります。宋竹(そうちく)の父親も茶園を訪れ、神農氏が茶葉を発見したという伝説を語ります。そして、生徒たちに神農の精神で茶摘みの魅力を体験するよう促します。
読万巻の書、行万裏の路
周霽(しゅうせい)は「読書よりも旅をすることのほうが重要」という言葉を深く理解します。茶摘みに参加することで、彼は初めて茶農の苦労を体験します。宋竹(そうちく)の父親は周霽(しゅうせい)の言葉に賛同し、民衆の苦しみを理解しなければ、民衆のために福祉を向上させることはできないと語ります。蕭禹(しょうう)は、民衆が平和に暮らしているときこそ、学生たちは学院で安心して勉強できると付け加えます。李文叔はこれに仮対しますが、宋竹(そうちく)の父親が淹れた清茶を飲み、しばらくの間沈黙します。
家庭と結婚の考察
宋竹(そうちく)の父親が去った後、李文叔は宋竹(そうちく)の父親の言葉に異議を唱え、宋竹(そうちく)が周霽(しゅうせい)に気に入られているから褒められたのだとほのめかします。宋竹(そうちく)の兄は、父親が蕭禹(しょうう)を高く評価していることを伝え、姉も蕭禹(しょうう)は良い人だと考え、婚約を解消しないよう説得します。金娘子が「父母の命、仲人の言葉」を持ち出すと、宋竹(そうちく)は蕭禹(しょうう)に婚約解消を相談しようと決意し、彼がまだ茶園にいることを知って急いで向かいます。
求助と試練
宋竹(そうちく)は蕭禹(しょうう)を見つけ、父親に手紙を書いてほしいと頼みます。2つの家族が婚約を解消できるようにするためです。蕭禹(しょうう)は快諾し、宋竹(そうちく)は安心します。その後、宋竹(そうちく)は兄に蕭禹(しょうう)を助手として雇うように提案します。男子学生は入学するためにそのような訓練を受けなければならないという理由からです。彼女は、蕭禹(しょうう)が何もできないようだと、将来蕭家に嫁いだときに苦労することになると心配し、この機会に蕭禹(しょうう)に修行を積ませることを提案します。
兄は当初、商家には使用人がいるので蕭禹(しょうう)が働く必要はないと考えていましたが、宋竹(そうちく)の涙に負けて、蕭禹(しょうう)に早鍾を打つ仕事を任せることに同意します。宋竹はもともと蕭禹(しょうう)を台所で直接働かせ、より厳しい訓練を受けさせようと考えていましたが、兄は比較的穏やかな方法を選びました。
計画と予期せぬ事態
宋竹は張夫子(ちょうふし)に蕭禹が「不器用で農業にも疎い」ことを伝え、蕭禹を学院から追い出そうと企てます。しかし、彼女の計画は失敗に終わります。ハンマーを隠そうとした企ては蕭禹に見破られ、蕭禹は任務を無事に完瞭しただけでなく、証拠として宋竹の手帕を持ち去ってしまいます。翌日、宋竹はハンマーが無事であることに驚き、蕭禹は手帕を使って、手帕を宋家に持ち帰ると事態が複雑になるかもしれないとほのめかします。
張夫子(ちょうふし)の裁決
最終的に、張夫子(ちょうふし)は事件を知り、蕭禹を厳しく叱責し、罰として台所で働かせるように命じます。同時に、左大人(さたいじん)の手紙が宋竹の父親に届きます。張夫子(ちょうふし)は宋竹の父親と談笑しながら、左大人(さたいじん)から頻繁に手紙が届くことを伝えます。蕭禹は三叔の元に帰り、この事件について話し、宋竹の父親は官僚と何らかの関係を持っているのではないかと推測し、太子の密書も関係しているのではないかと疑います。
この茶園での体験は、伝統技術の継承だけでなく、若い世代の成長過程における深い学びの機会でもありました。これらの交流や出来事を通して、一人一人が他人をより深く理解し、課題に立ち向かい、成熟した選択をする方法を学んでいます。
第8話あらすじとネタバレ
蕭禹(しょうう)の台所騒動
蕭禹(しょうう)は台所に初めて足を踏み入れ、慣れない仕事に戸惑いを隠せない。火を起こすことすらままならず、仕事は混乱を極める。ある日、彼はガチョウの群れに餌を与える任務を任されるが、不注意で一羽の大ガチョウを逃がしてしまう。慌てた蕭禹(しょうう)はガチョウを追いかけ、台所まで逃げ込んだガチョウを追いかけてしまう。不幸にも、台所は火事になり、駆けつけた宋竹(そうちく)も煙に巻かれて倒れてしまう。
火事に気づいた人々が駆けつけ、救助活動が始まる。周霽(しゅうせい)は危険を顧みず火の中へ飛び込み、蕭禹(しょうう)を救出する。蕭禹(しょうう)はなんと、逃げ出した大ガチョウを抱きかかえていた。責められる蕭禹(しょうう)は最初は無事を装うが、その後気を失ったふりをして、さらなる批判を回避しようとする。一方、意識が朦朧とした宋竹(そうちく)は蕭禹の名前を繰り返し、彼が無事だったことを知って胸をなでおろす。蕭禹は宋竹(そうちく)の過去の過ちを許し、謝罪することを約束する。
二姐は周霽(しゅうせい)の看病に訪れ、体調の悪い宋竹(そうちく)にこのまま看病を続けるのは危険だと忠告し、周霽(しゅうせい)を助けたのが周霽(しゅうせい)でなければ大変なことになっていたと指摘する。蕭禹は三叔に今日の料理はできないと告白し、人々の怒りを鎮めるために何か食べ物を用意してほしいと頼む。また、張夫子(ちょうふし)の白ガチョウが焼死してしまったことも伝え、三叔に別のガチョウを探してほしいと頼む。
陳姑子は蕭禹が訪ねてきたことを咎め、医者の指示に従って休養するように言う。蕭禹は自分の過ちを償いたいと説明し、食事の準備も手配したことを伝え、陳夫子(ちんふし)はそれを聞いて安心する。宋竹(そうちく)は周霽(しゅうせい)が目を覚ますまで見守り、自分が火事の原因になったことを知り、蕭禹が無事でよかったと安堵する。もし蕭禹に何かあったら、自分が罪人になってしまうところだった。
火事の影響で食事ができない人々は、怒りを募らせていた。李文叔は食事の提供を約束し、蕭禹に責任の所在を明らかにするよう求める。陳夫子(ちんふし)は謝罪の言葉を述べ、蕭禹に台所の修理を任せることで人々の怒りを鎮めることを提案する。
台所の修理が一人でできるわけがないと悟った蕭禹は、周霽(しゅうせい)の元にやってきて、食事を持ってきたことを伝える。謝罪の気持ちを表すため、匿名で蕭禹に品物と手紙が届けられた。周霽はそれらを拾い上げて蕭禹に渡すが、誰が送ってきたのかはわからなかった。
蕭禹は手紙が宋竹(そうちく)から送られたのではないかと疑うが、宋竹はそれを否定する。そのとき、三叔が黒ガチョウを連れてきた。白ガチョウを期待していた蕭禹は落胆する。宋竹はガチョウの鳴き声を聞いたと言うが、蕭禹はそれは誤解だと慌てて否定する。
社管の休暇中の代理人について話し合う際、李文叔が立候補し、張夫子(ちょうふし)の承認を得る。一連の出来事は、蕭禹の責任感を試すだけでなく、仲間同士の助け合いと理解を示すものであった。
コメントする