エイラク(えい らく)あらすじ21話・22話・23話・24話、ネタバレ

第21話あらすじとネタバレ

乾清宮の厳重な警備にも関わらず、万寿(ばんじゅ)礼の舎利子が盗まれてしまった。珍珠(ちんじゅ)は逃げ去る人影を舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)だと疑う。明玉(めいぎょく)は直接問い詰めようと提案するが、証拠がないため瓔珞(えいらく)はそれを止め、家宴までに仏之蓮を取り戻すことを優先する。瓔珞(えいらく)は傅恒(ふこう)に知らせ、傅恒(ふこう)は乾清宮を封鎖するよう命じた。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、21話ネタバレ

一方、舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)は貴妃に任務完瞭を知らせる。明玉(めいぎょく)は皇帝に皇后(こうごう)の仏之蓮紛失を伝え、長春(ちょうしゅん)宮の献寿を余興の出し物にすることを提案する。披露された出し物の中で、瓔珞(えいらく)は手品を使って瑠璃の仏塔を出現させ、舎利子が盗まれたことを明らかにする。そして、舎利子は自分が運搬し、舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)に隠させていたと驚くべき発言をする。瓔珞(えいらく)は見事に舎利子を取り戻し、舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)の陰謀を阻止した。

瓔珞(えいらく)は舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)の面目をつぶし、明玉(めいぎょく)には真の復讐はもっと深遠なものだと諭す。皇后(こうごう)の気を皇帝に引かせるため、瓔珞(えいらく)は洛神裙を作り、皇后(こうごう)に著るよう勧める。明玉(めいぎょく)と爾晴(じせい)は小宮女を使って、皇帝が長春(ちょうしゅん)宮を通る際に花火で注意をそらし、仙女が舞い降りたと騒ぎ立てる。洛神裙をまとった皇后(こうごう)は美しく、皇帝の賞賛を得る。こうして舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)の侍寝の機会は失われた。

明玉(めいぎょく)は瓔珞の計画が皇后(こうごう)の地位を強固にし、嫡子誕生につながると喜ぶ。しかし、皇后(こうごう)の洛神姿が皇帝の心を掴んだことを知った舒貴人(じょきじん)は激怒し、貴妃に助けを求める。貴妃は舒貴人(じょきじん)の失態を皮肉るが、彼女の懇願を受け入れ、太后(たいこう)が暢春園へ戻る際に瓔珞を排除する計画を立てる。

太后(たいこう)の庭園散策中、貴妃は舒貴人(じょきじん)が舎利子を見つけたのは仏縁だと褒め、太后(たいこう)を延暉閣へ牡丹鑑賞に誘う。その時、悲鳴が上がり、誰かが高所から転落死する。延暉閣の宮女は、宮中で流行している古典美人の扮装ごっこで、楊貴妃の醉酒の真価をした事故だと説明する。瓔珞はそれを遮り、儲秀(ちょしゅう)宮の芝居が原因だと指摘する。舒貴人(じょきじん)の非難に対し、瓔珞は皇后の無実を証明し、陰謀を暴く。太后(たいこう)は怒って立ち去り、貴妃は恨みを募らせる。瓔珞は皇后に危害が及ぶ可能性を伝え、真相究明のため関係する宮女を尋問する準備をする。

第22話あらすじとネタバレ

瓔珞(えいらく)は爾晴(じせい)に、最近宮中で流行している仮装遊びの話を持ち出し、皆が真価していると告げた。皇后(こうごう)が太后(たいこう)に付き添い庭園を散策していたその日、ある女官が建物の屋上から転落死する事件が起こった。芝蘭(しらん)がこの遊びに熱心だったことから、瓔珞(えいらく)は高貴妃(こうきひ)、高寧馨(こうねいけい)が皇后(こうごう)を陥れるための陰謀ではないかと疑い、貴妃だけでなく舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)も一枚噛んでいるのではないかと考えた。彼女たちは皇后(こうごう)を陥れるためなら人命すら厭わないように見えた。皇后(こうごう)はこの話を聞き激怒し、このような騒ぎを起こすとはまだ懲りていない証拠だと憤慨した。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、22話ネタバレ

太后(たいこう)は直ちに、大清の後宮妃嬪たるもの、慎み深く、賢良淑徳であるべきで、化粧や著飾りにうつつを抜かし、君主を誘惑するような真価は許さないと厳命し、貴妃の芝居小屋を取り壊させ、衣装や台本を全て焼き払わせた。貴妃は劉姑姑に、一番大切な衣装だけでも残してほしいと懇願したが、劉姑姑は容赦なく焼き捨て、貴妃は悲しみと怒りに暮れた。皇后(こうごう)は怒りのあまり食事も喉を通らず、瓔珞(えいらく)や明玉(めいぎょく)とも口を利こうとしなかった。舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)は儲秀(ちょしゅう)宮へ皇后(こうごう)に許しを請いに行ったが、芝居小屋が取り壊されているのを見て、貴妃にはもう会えないと告げられると、儲秀(ちょしゅう)宮の前で跪き、ひたすらに許しを乞うた。

皇后(こうごう)は自らを省みて、自分が堅苦しく慎重になったのは、女として子を生み育て、舅姑に仕え、家事を切り盛りする責任を負っているからだと考えた。後宮の女たちが毎日歌や踊りに興じていれば、夫や一族に災いをもたらすだろうと悟った。皇后(こうごう)はかつての自由を懐かしみ、警戒を怠ったことで宮中に模倣の風潮が広がり、今回の悲劇を招いたと自分を責めた。そして、この事件は自分が洛神に扮したことが原因であり、太后(たいこう)は既に真相を知りながら、自分の面子を保つために何も言わなかったのだと考えた。若い頃に宮中に入った時のこと、皇帝を深く愛しながらも、宮中の規律を守らなければならなかった日々を思い出し、皇后(こうごう)は涙を流した。

舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)は貴妃に許しを請うため、誰もが弱点を持っており、相手の弱みを握れば操ることができると説いた。貴妃は張嬷嬷(ちょうまま)を捕らえ尋問させた。張嬷嬷(ちょうまま)は始め瓔珞(えいらく)との関係を否定したが、舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)の脅迫に屈し、瓔珞(えいらく)との関係と阿満(あまん)の事件について白状した。舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)はこの情報を貴妃に伝え、全てを調べ上げたと言った。

瓔珞(えいらく)は皇后(こうごう)の普段著を届けに刺繍工房へ行った際、張嬷嬷(ちょうまま)の様子を尋ねたが、彼女はそこにいなかったと聞き、心配した。その後、張嬷嬷(ちょうまま)に会い、体に気を付けるようにと声をかけたが、張嬷嬷(ちょうまま)の様子がおかしいと感じながらも、彼女は何も語らなかった。夜、芝蘭(しらん)は瓔珞(えいらく)を儲秀(ちょしゅう)宮に呼び出し、阿満(あまん)の死の真相を教えると言った。儲秀(ちょしゅう)宮では、貴妃が手配した宦官が瓔珞(えいらく)に、傅恒(ふこう)が正月十日に阿満(あまん)を辱めたと嘘の証言をした。瓔珞(えいらく)は傅恒(ふこう)が真犯人ではないことを知っていたが、この嘘に動揺した。舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)はすかさず、皇后(こうごう)が傅恒(ふこう)をかばっていると唆し、瓔珞(えいらく)は自分が復讐の道具として利用されていることに気づいた。貴妃と舒貴人(じょきじん)、納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)は瓔珞(えいらく)に自分たちの仲間になるよう説得し、皇后(こうごう)の食事に毒を入れるよう要求した。

復讐心は一時瓔珞(えいらく)の心を覆い尽くし、彼女は毒を受け取った。しかし、自分の部屋に戻ると傅恒(ふこう)の言葉を思い出し、疑念を抱いた。翌日、傅恒(ふこう)が皇后に平安符を届けに来た時、純妃(じゅんひ)、蘇靜好(そせいこう)が訪ねてきた。純妃(じゅんひ)、蘇靜好(そせいこう)は瓔珞の体に儲秀(ちょしゅう)宮の香りがついていることに気づき、異変を察知した。傅恒(ふこう)が真珠入りのお茶を飲もうとした時、純妃(じゅんひ)、蘇靜好(そせいこう)はそれを止め、瓔珞の部屋で鴆毒の空の薬包を発見した。傅恒(ふこう)は瓔珞の裏切りを信じようとせず、彼女から直接話を聞こうとした。

第23話あらすじとネタバレ

傅恒(ふこう)は他人の言葉に耳を貸さず、瓔珞(えいらく)に直接危害を加えようとしたのかどうかを確認しようとした。潔白を証明するため、瓔珞(えいらく)は自ら毒見し、高貴妃(こうきひ)、高寧馨(こうねいけい)に呼び出され皇后(こうごう)を毒殺しようとしたことを認めた。皇后(こうごう)が脅迫されたのかと尋ねると、瓔珞(えいらく)は、高貴妃(こうきひ)、高寧馨(こうねいけい)から姉の死は傅恒(ふこう)に関係しており、皇后(こうごう)は傅恒(ふこう)の罪を隠蔽するために阿満(あまん)を宮廷から追放し暗殺を命じたと聞かされたのだと説明した。しかし、皇后(こうごう)は決してそのようなことはしないと断言し、傅恒(ふこう)がそのようなことをするはずがないと信じていた。瓔珞(えいらく)は善悪を見分けることの重要性を深く理解しており、姉が殺された恨みを忘れないように薬包を保管していた。皇后(こうごう)は瓔珞(えいらく)を助けようとしたが、瓔珞(えいらく)は丁重に断った。純妃(じゅんひ)、蘇靜好(そせいこう)は皇后(こうごう)に瓔珞(えいらく)を側に置かないように進言したが、皇后(こうごう)の決意は固かった。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、23話ネタバレ

一方、傅恒(ふこう)は瓔珞(えいらく)を見つけ、瓔珞(えいらく)から投げつけられた朝帯を前にした。瓔珞(えいらく)は傅恒(ふこう)を信じてはいるものの、玉佩(ぎょくはい)は失くせるのに、なぜ朝帯だけは常に身につけているのか疑問に思った。瓔珞(えいらく)は誰かが傅恒(ふこう)の服を著て、侍衛の巡回を避け後庭園に入ったのではないかと推測した。そして、傅恒(ふこう)が庇護するほどの人物は一体誰なのかと궁금に思った。傅恒(ふこう)は瓔珞(えいらく)の安全を守り、危険に巻き込みたくない一心でそうしたと主張した。瓔珞はさらに問い詰めたが、傅恒(ふこう)は沈黙を守った。しかし瓔珞は必ず真相を突き止めると誓った。

純妃(じゅんひ)、蘇靜好(そせいこう)は皇后(こうごう)に、なぜ皇后(こうごう)が他の忠実な下僕たちよりも瓔珞を特に可愛がるのか、その理由を尋ねた。皇帝は承乾宮を訪れ嫻妃(かんひ)/輝発那拉(ホイファナラ)氏と相談した。礼部尚書は、永珹が肉親を失ったので、叔母である嘉嬪(かひん) の妹を宮廷に送り込み永珹の世話をするよう提案した。嫻妃(かんひ)/輝発那拉(ホイファナラ)氏はこれに賛同し、永珹を頻繁に見舞いたいと申し出た。彼女は金家がどんな犠牲を払っても永珹を奪おうとしていると考え、皇帝は表向きは無関心を装っているが、実際はそうではないと見ていた。ある夜、皇帝は目を覚ますと嫻妃(かんひ)/輝発那拉(ホイファナラ)氏がいないことに気づき、永珹のところへ行くと、彼女が永珹を丁寧に世話しているのを見て心を打たれた。実は、嫻妃(かんひ)/輝発那拉(ホイファナラ)氏はわざと自分の足を傷つけ、皇帝にこの場面を見せることで、第四皇子の遷宮を阻止しようとしていたのだ。

内務府で物資を受け取っていた瓔珞は、皇帝が突然御花園で茶会を開くことを決めたため忙しくしている徳勝(とくしょう)に出会った。親王や貝勒たちが一堂に会し、弘昼(こうちゅう)の行状について不満を漏らしていた。茶会で弘昼(こうちゅう)は、松の実と仏手を混ぜると毒になると言い出し、詩を吟じた後倒れた。皆は彼が毒に当たったと思い慌てて茶を吐き出したが、結局はからかわれただけだった。皇帝は弘昼(こうちゅう)を常に可愛がっており、彼の不作法な行動にも目をつぶっていた。弘昼(こうちゅう)は昨日の出来事から阿満(あまん)を侵したことを思い出し、異変に気づいた傅恒(ふこう)は急いで駆けつけた。傅恒(ふこう)は瓔珞に怪しい行動をとっていないか問い詰めたが、瓔珞は否定した。傅恒は瓔珞に弘昼(こうちゅう)に手出ししないよう警告した。彼は皇帝にとって最も近しい人物であり、謀仮のような大罪を犯さない限り、皇帝は常に彼を許すだろうからだと。

弘昼(こうちゅう)は何かがおかしいと感じ、陰で糸を引いている者を必ず見つけ出し厳罰に処すと誓った。傅恒は弘昼(こうちゅう)に、彼が自分の服を著て不該做のことをしたことを既に知っていると告げ、ある人物に会わせると約束した。長春(ちょうしゅん)宮で、傅恒は皇后(こうごう)に弘昼(こうちゅう)と瓔珞の間の問題を平和的に解決する場に同席するよう頼んだ。弘昼(こうちゅう)は瓔珞にその場で謝罪の意を込めて銀子を渡し、阿満(あまん)を殺害したことはないと主張した。傅恒も弘昼(こうちゅう)のために弁護したが、瓔珞は宮女の貞操を汚すことは殺人に等しいと怒りを抑えきれなかった。

瓔珞が去ろうとした時、彼女の父親が現れた。弘昼(こうちゅう)は瓔珞の父親を内務府内管領に推薦することを提案した。瓔珞は娘の命と引き換えに出世を求める父親の気持ちを問い詰めた。父親はこれが瓔寧(えいねい)を安らかに眠らせる方法だと考えた。瓔珞は皇后(こうごう)に助言を求めたが、皇后(こうごう)は彼女の代わりに決断を下すことはできないと答えた。最終的に、瓔珞は姉の魂の安寧のために、弘昼(こうちゅう)への恨みを捨て、彼が今日の約束を守ってくれることを願うことだけを選び、耐え忍ぶ道を選んだ。

第24話あらすじとネタバレ

瓔珞(えいらく)の父は弘昼(こうちゅう)の恩を受けていたため、瓔寧(えいねい)のことに触れず、話をそらした。瓔珞(えいらく)はこれ以上追及しないと約束したが、内心では納得していなかった。皇后(こうごう)は傅恒(ふこう)にこの件の処理について尋ね、傅恒(ふこう)は瓔珞(えいらく)が復讐に固執すれば大きな災いを招くと説明した。皇后(こうごう)は脅迫は君子としてあるまじき行為だと考え、傅恒(ふこう)は瓔珞(えいらく)が無事であれば、彼女に恨まれても構わないと答えた。爾晴(じせい)はそれを目にし、胸を痛めた。

瓔珞<エイラク></picture>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~あらすじ、24話ネタバレ

ある日、瓔珞(えいらく)は頭痛を訴え、明玉(めいぎょく)に花壇の手入れを頼んだ。明玉(めいぎょく)は最初は渋ったが、瓔珞(えいらく)の懇願に負け、引き受けた。爾晴(じせい)はそれを見て明玉(めいぎょく)を挑発し、瓔珞(えいらく)は何でも優秀で、自分でもかなわないと言った。明玉(めいぎょく)は腹を立てて仕事を放棄した。一方、瓔珞(えいらく)は葉天士に会うため薬房へ向かった。葉天士は他の太医に排斥され、患者がいないと嘆いていた。瓔珞(えいらく)は葉天士に策を授け、最近不眠に悩んでいると相談し、何か薬はないかと尋ねた。葉天士は瓔珞(えいらく)の脈を取ろうとしたが、瓔珞(えいらく)はそれを断り、即効性のある睡眠薬の有無を直接尋ねた。葉天士は曼陀羅の葉で麻酔薬を作ることがあり、それが効くかもしれないと答えた。

太后(たいこう)は寿康(じゅこう)宮で弘昼(こうちゅう)の母と弘昼(こうちゅう)について話し、幼い頃から悪戯ばかりしていたと語った。弘昼(こうちゅう)の母は皇帝に弘昼(こうちゅう)をきちんと教育してほしいと願い、太后(たいこう)はそれを聞いて冗談を言った。その頃、弘昼(こうちゅう)は皇帝と囲碁を打ちながら、養心殿に閉じ込められて退屈だと愚痴をこぼしていた。皇帝は弘昼(こうちゅう)の忍耐力を鍛えるためにそうしていたのだが、弘昼(こうちゅう)は皇帝の冗談を逆手に取り、最終的に皇帝は諦めて弘昼(こうちゅう)を解放した。海蘭察(ハイランチャ)はその後、弘昼(こうちゅう)にあの夜の「幽霊」事件について尋ねると、弘昼(こうちゅう)はあれは美しい女性だったと笑って答えた。その時、瓔珞(えいらく)が通りかかり、弘昼(こうちゅう)は面白半分に彼女を「小姨子(義妹)」と呼んだ。海蘭察(ハイランチャ)は弘昼(こうちゅう)が瓔珞に気があることに気づき、傅恒(ふこう)が瓔珞を気に入っているため、軽はずみな行動は慎むように忠告した。しかし、弘昼(こうちゅう)はそれを気に留めなかった。その後、海蘭察(ハイランチャ)はこのことを傅恒(ふこう)に伝え、注意するよう促した。

ある日、瓔珞が薬を調合していると傅恒(ふこう)が訪ねてきたが、彼女は意地を張り、珍珠(ちんじゅ)を通して伝言をさせた。しかし、実際には二人はお互いの声が聞こえていた。傅恒(ふこう)は瓔珞に弘昼(こうちゅう)には気を付けるように警告し、彼は見た目ほど単純な人間ではないと忠告した。皇后(こうごう)は郭太妃(かくたいひ)が亡くなった後、誰も弔問に行っていないことを気にかけ、爾晴(じせい)に弔いの品を送るよう提案した。瓔珞はそれを聞き、自らその役目を引き受け、弘昼(こうちゅう)に近づく機会を得た。

弘昼(こうちゅう)は瓔珞の姿を見つけ、宦官の服に著替えて彼女のもとへ向かうと、彼女が密かに姉を弔っているのを発見した。弘昼(こうちゅう)はこのことを皇后(こうごう)に告げようとしたが、瓔珞は必死に頼み込んだ。弘昼(こうちゅう)は交換条件として自分に仕えるよう要求し、さもなければ彼女の行為を暴露すると脅した。瓔珞は同意したふりをしたが、実際には真犯人を薬で懲らしめるつもりだった。弘昼(こうちゅう)は異変に気づき、逃げ出して助けを求めたため、皇帝の注意を引いた。

瓔珞はすぐに襲われたふりをし、助けを求めながら、弘昼(こうちゅう)が宦官に変装して宮中に忍び込み、自分に危害を加えようとしたと訴えた。弘昼(こうちゅう)は逆に瓔珞が自分を誘惑し、殺そうとしたと主張した。瓔珞は彼が宦官の服を著ていることから何か隠しているはずだと指摘し、弘昼(こうちゅう)は許しを乞うた。瓔珞も皇帝に助けを求めた。皇帝は激怒し、弘昼(こうちゅう)を平手打ちし、養心殿に連行して尋問した。皇后(こうごう)が現れ、瓔珞を弁護し、命に懸けて彼女の言うことは真実だと保証し、瓔珞を連れて行った。

裕太妃はこのことを聞きつけ、問いただしに来た。事情を知ると、彼女は弘昼を叱りつけ、鞭で打った。弘昼は冤罪を訴えたが、誰も信じなかった。裕太妃は皇帝に弘昼を厳罰に処すよう願い、自らも共に罰を受けて罪を償いたいと申し出た。去り際に、彼女は倒れている弘昼を見て心を痛めたが、何もできなかった。その後、皇后(こうごう)は瓔珞にこれ以上弘昼に手を出すなと警告し、和親王を傷つけてはならないと命じた。瓔珞はそれに従った。傅恒(ふこう)は弘昼を見つけ、瓔珞に近づかないよう警告し、今回は命が助かったことを感謝すべきだと強調した。

太后(たいこう)は裕太妃を見舞い、弘昼が病気になったのに、なぜ見舞いに行かないのかと尋ねた。裕太妃は弘昼のために祈りを捧げていると答えた。太后(たいこう)は裕太妃の優しさに感心しながらも、なぜこんなにも手に負えない息子が生まれたのかと嘆いた。