君子盟あらすじ3話・4話、ネタバレ

第3話あらすじとネタバレ

太后は蘭珏(らんかく)と王墨聞だけを残し、他の大臣たちを退出させました。その後、含煙(がんえん)が太后のもとに連れてこられ、張屏(ちょうへい)の尋問を受けました。張屏(ちょうへい)は含煙(がんえん)に頭油と火脂を使った焼死体について詳しく尋ねました。含煙(がんえん)は自分の行為を認め、謝好(しゃこう)に毒を盛られたためだと説明しました。幸いにも少量しか飲んでいなかったため命は助かりましたが、お腹の子は亡くなってしまったのです。なぜ謝好(しゃこう)が自分に毒を盛ったのかと問われると、含煙(がんえん)は、自分が謝好(しゃこう)と蘭珏(らんかく)の密謀を偶然耳にしてしまったからだと明かしました。蘭珏(らんかく)が握っている罪証が他人の手に渡ったため、蘭珏(らんかく)は謝好(しゃこう)にそれを取り戻すよう指示したというのです。含煙(がんえん)はそれに気づき、謝好(しゃこう)に消される対象となったのでした。含煙(がんえん)はさらに、蘭珏(らんかく)の裏切りを暴くために血書を残したと語りました。

君子盟あらすじ、3話ネタバレ

含煙は、罪証が犀角珠の中に隠されており、その珠はろうそくの中に仕込まれ、自分の部屋の焼け跡の下にあると主張しました。太後の侍従たちはすぐに珠を探しに行きました。蘭珏(らんかく)は太后に対し、この件について全く知らないと主張し、朝廷の恩赦を受けた自分がそのような大逆無道なことをするはずがないと強調しました。しかし、珠の中から密書が見つかったことで事態は複雑化します。朝廷の機密事項が記されていたため、張屏(ちょうへい)は一時退席させられました。陳籌(ちんちゅう)は張屏(ちょうへい)に、蘭珏の父・蘭林(らんりん)が朝廷を裏切り南棟(なんとう)国との戦いで大敗を喫した過去、そして太后の恩赦によって蘭珏が再び官職に就いた経緯を説明しました。

密書の調査が進む中、蘭珏は手紙の「啓」の字の書き方が自分の癖と違うことを指摘し、偽造されたものだと主張しました。キョウ頌明(きょうしょうめい)の鑑定で、手紙は確かに左手で書かれたことが確認され、王墨聞は朝廷で左手で字を書ける人物として郭允(かくいん)の名前を挙げました。郭允(かくいん)は蘭珏と競争関係にあったため、蘭珏を陥れる動機があったのです。太后が郭允(かくいん)を問い詰めると、郭允(かくいん)は関与を否定しましたが、王墨聞は郭允(かくいん)と含煙の密通を暴露しました。この告発により、郭允(かくいん)はさらに焦り、自分は品行方正であり、遊女と関係を持つはずがないと強く主張しました。最終的に、含煙は郭允に唆されて蘭珏を陥れたこと、そして先ほどの密書は偽造であることを自白しました。

君子盟あらすじ、3話ネタバレ

事件はこれで終わりませんでした。蘭珏は別ルートで血書を手に入れ、新たな手がかりである天女像の下に隠された場所へと捜査を進めました。一連の調査を経て、張屏(ちょうへい)は最初の護甲油がまだ乾ききっていないことに気づき、含煙が真犯人ではないと確信しました。伴月楼に戻ると、事件は解決し、関係者はすでに連行された後でした。一方、事件を目撃した舞姫・知夏(ちか)は精神的に不安定な状態に陥っていました。張屏(ちょうへい)は鏡花水月(きょうかすいげつ)という術を使い、知夏(ちか)と心を通わせ、恐怖を克服させ、事件当時の記憶を呼び覚まさせました。

知夏(ちか)の記憶から、張屏は事件当夜、知夏(ちか)が謝好(しゃこう)の頭油を借りていたこと、そして著替えの際、時間がなかったためある舞姫が鈴を交換できなかったこと、それが誰かに犯行の機会を与えたことを知りました。さらに、知夏(ちか)の頭に塗られていた可燃性の物質に火の粉が落ちた際、本来なら火災が発生するはずでしたが、別の舞姫・璃娘(りじょう)に助けられたのです。張屏は、真犯人だけが危険な状況で知夏(ちか)を救うはずだと推理し、璃娘(りじょう)に疑いの目を向けました。最後に、張屏は、怯えた劇団員たちが王墨聞によって治療を受けていることを知りました。

君子盟あらすじ、3話ネタバレ

第4話あらすじとネタバレ

蘭珏(らんかく)は王墨聞に深く感謝していた。今日の彼の助けがなければ、命を落としていたかもしれない。局面打開の鍵は、璃娘(りじょう)が送ってきた二通目の血書だった。その内容は、蘭珏(らんかく)の父が謀仮に関わったという衝撃的なものだった。この事件は蘭珏(らんかく)自身と南徴軍関係者しか知らないはずだった。王墨聞は、舞姫や楽工を調べている際に、剣南道出身の若い女を見つけ、彼女が南徴軍と関係している可能性があることを見抜いていた。

君子盟あらすじ、4話ネタバレ

璃娘(りじょう)をおびき出すため、蘭珏(らんかく)はわざと含煙(がんえん)を捕らえたという噂を流した。計画が失敗した璃娘(りじょう)は、密書を隠した珠を取りに戻ると考えたのだ。蘭珏(らんかく)は旭東(きょくとう)に璃娘(りじょう)の尾行を指示し、密書を手に入れたら彼女を捕らえるよう命じた。そして、太后を納得させるため、周到な芝居を仕組んだ。

蘭珏(らんかく)は含煙(がんえん)を見つけ、安胎薬を見せた。郭允(かくいん)は岳父を恐れて、決して妾腹の子を助けはしないと蘭珏(らんかく)は確信していた。案の定、薬の中の乾姜は、流産を引き起こす白芨にすり替えられていた。明らかに郭允(かくいん)の仕業だった。自分の子にまで手を出す郭允(かくいん)に、含煙(がんえん)は絶望した。蘭珏(らんかく)は事が済んだら逃がすと約束し、含煙(がんえん)は協力を承諾した。

君子盟あらすじ、4話ネタバレ

太后の疑いを晴らすには、事が複雑に見えなければならないと考えた蘭珏(らんかく)は、火珠にマニキュアを塗り、張屏(ちょうへい)に真相を暴かせるように仕向けた。旭東(きょくとう)は密書をすり替え、含煙(がんえん)は罪を認め珠の隠し場所を明かし、郭允(かくいん)をおびき出す計画だった。

璃娘(りじょう)を捕らえた蘭珏(らんかく)は、彼女を屋敷に連れ帰ることにし、王墨聞は先に帰った。旭東(きょくとう)が璃娘(りじょう)を見張っている隙に、彼女は簪で縄を切って逃走した。駆けつけた張屏(ちょうへい)は倒れている旭東(きょくとう)を発見し、彼を起こした。璃娘(りじょう)が蘭珏(らんかく)を連れ去ったと知った旭東(きょくとう)は、すぐに王墨聞に知らせ、忠魂崗へ向かった。

君子盟あらすじ、4話ネタバレ

忠魂崗は南徴軍の戦没者を祀る場所で、璃娘(りじょう)はそこで蘭珏(らんかく)を弔るし上げ、戦死した兵士たちの霊を慰めるため、蘭珏の父の罪を償わせるのだと言った。璃娘(りじょう)は蘭珏の父の無実を信じず、狼をけしかけて蘭珏を襲わせようとした。そこに張屏(ちょうへい)が現れ、火珠に塗られたマニキュアは誰が塗ったのかと問いただし、蘭珏は自分の行為だと認めた。

蘭珏を守るため、張屏(ちょうへい)は立ち去るふりをして、地面に火の輪を作り、狼の接近を防いだ。たとえ蘭珏に罪があっても、私刑に処されるべきではないと考えたのだ。張屏(ちょうへい)が蘭珏を助けようとしたその時、璃娘(りじょう)が襲いかかり、蘭珏を殺そうとした。張屏(ちょうへい)は蘭珏を庇い、璃娘(りじょう)に背中を刺されてしまう。その時、王墨聞が率いる人々が到著した。蘭珏は璃娘(りじょう)を殺したくなかったが、彼女が再び襲いかかってきたため、刑(けい)部の人々が彼女を捕らえた。

その後、蘭珏は璃娘を父兄の隣に埋葬し、王墨聞にこの件を秘密にするよう頼んだ。王墨聞は二度とこの件に触れないと約束した。

郭允(かくいん)の悪事が明るみに出て、太后は彼を罷免し、二度と登用しないと命じた。一方、司天監(してんかん)は渾天儀(こんてんぎ)の設計図を献上し、太后は礼部と工(こう)部に建造を命じた。蘭珏は十年かけて二十年前の事件を調べてきたが、進展がなく、南棟(なんとう)司と読礼司との交流を通して、黒幕を炙り出そうとしていた。そして、南棟(なんとう)に出向できるのは礼部尚書(しょうしょ)だけであり、それが蘭珏がその地位を求める理由の一つだった。異民族の女が蘭林(らんりん)を連れて南下したという話については、蘭珏は詳細を覚えていなかった。

張屏(ちょうへい)の容態は急変し、医者は蘭珏に、刀傷はそれほど重くないはずだが、他に原因があるようだと言った。「苦若」と呟き続ける張屏(ちょうへい)は昏睡状態に陥った。死期が近いと感じた蘭珏は、張屏(ちょうへい)に真実を告げることにした。密書には確かに自分の筆跡があったが、自分は謀仮人ではなく、二十年前の真相を暴くためだったのだ。その瞬間、奇跡が起きた。張屏(ちょうへい)は意識を取り戻したのだ。