ユン・シャン伝あらすじ23話・24話、ネタバレ

第23話あらすじとネタバレ

江南の混乱と謎

ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~あらすじ、23話ネタバレ

江南巡撫は保身のため、先に邵知府を弾劾した。邵知府はこの知らせを聞いて気を失い、事件を捜査する気力を失った。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は、今の南都城内では各衙門が責任を押し付け合っており、誰も捜査の主導を望んでいないと推測する。事件発生当日こそ、手がかりを集め、犯人を特定する重要な時であったが、役人たちの私利私欲のために好機を逃してしまった。蘇鳴玉(スー・ミンユー)は、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)がこの事件の早期解決を望んでいないように感じ取る。王捕快は、船の護送を担当していた30名以上の官兵の行方が分からなくなっており、生死不明であることを伝える。これらの官兵の家族は皆、南都城内に住んでおり、私利私欲のために財物を盗むとは考えにくい。しかし、十万両の銀子と貢布は忽然と消え、何の手がかりも残されていない。

雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の洞察と隠された真実

ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~あらすじ、23話ネタバレ

蘇鳴玉(スー・ミンユー)は、前回の目的が銀子ではなく、広匯荘を陥れるためであったことを理解している。しかし、その後の行動については予測できない。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は、二つの強盗事件は同一犯によるもので、手口が全く同じであると指摘する。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は多くを語ろうとせず、蘇鳴玉(スー・ミンユー)が「水鬼の銀強盗事件」に深く関わるのを避けようとする。貢布の紛失については、蘇鳴玉(スー・ミンユー)が宮中の関係者に働きかけ、貢布の献上期限を延期させ、新しい布を急いで作らせている。

寇元傑(コウ・ユエンジエ)の苦境と決断

ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~あらすじ、23話ネタバレ

別れ際、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は蘇鳴玉(スー・ミンユー)に真摯な友情を示す。寇元傑(コウ・ユエンジエ)は葉舵主の元を去ろうとしていたが、曹江沿いの百裏にわたる厳重な捜査のため、戻らざるを得なかった。葉舵主は彼を安全に街から出すと申し出るが、寇元傑(コウ・ユエンジエ)は都へ送られる貢銀を奪い、葉舵主にその処理を依頼する。葉舵主は面倒に巻き込まれたくないと思っていたが、少主の命令には逆らえない。寇元傑(コウ・ユエンジエ)は、これは母が唐笑に門庫の銀子を奪われたことに対する償いだと考えている。

舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の覚醒と対立

寇元傑(コウ・ユエンジエ)は、母の愚かさを責め、南宮放(ナンゴン・ファン)の勢力拡大を許し続けていることを非難する。同時に、舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の愚かさも批判し、雲台(うんたい)の力を借りて南宮放(ナンゴン・ファン)を牽製しようとしていること、そして雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)に利用されていることに気づいていない可能性を指摘する。そこに舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)が現れ、懲りない寇元傑(コウ・ユエンジエ)を江北へ連れ戻そうとし、官兵に捕まらないよう外出を控えるように警告する。幼い頃の思い出を振り返り、寇元傑(コウ・ユエンジエ)はかつて舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)が自分のために災難を避けてくれたことに感謝する。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、3年前に自分が去った時、寇元傑(コウ・ユエンジエ)がそれを知らなかったことを知る。

実は3年前、母は舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)を南宮放(ナンゴン・ファン)に嫁がせようと計画していた。これは越権行為の縁談であった。母はこの方法で南宮放(ナンゴン・ファン)を監視し、コントロールして寇家に利用しようと考えていた。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は南宮放(ナンゴン・ファン)が彼らの企みに気づかないはずがないことを理解しており、最終的に去ることを選び、他の方法で対処すると告げ、母と絶縁した。この事実を知った寇元傑(コウ・ユエンジエ)は激怒し、母が実の娘を道具として利用し、近年、愚策ばかり繰り返していることを責める。

複雑に絡み合う人間関係と事件

蘇鳴玉(スー・ミンユー)は柯夢蘭(コー・モンラン)と共に貢布を確認する。金十両(ジンシーリャン)と天胡(ティエンフー)は子供たちと共に済善堂の再建を進めており、連昇坊は異様な静けさに包まれている。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)に、なぜ自分に何も伝えないのかと問いただす。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)はこの2日間、様々な問題に追われていたため、彼女のことを考える余裕がなかったと説明する。彼女はまた、張銀匠が葉梟(イエ・シャオ)に雇われて銀を溶かしているという情報を得ており、これは雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)のこれまでの推測を裏付けるものだった。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に謝罪し、新しい簪を贈り、彼女の過去をもっと知りたいという気持ちを伝える。

第24話あらすじとネタバレ

雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は、盗まれた官銀が砕銀に溶かされ、唐家賭博場で古い銀と新しい銀の交換に使われていると推測した。黒幕を捕らえるため、官府は休市令を出した。葉梟(イエ・シャオ)は既に唐家賭博場を通して六千両の銀を両替しており、この行動が康喬(カン・チャオ)の注意を引いた。この男は賭博場に出入りする際、手ぶらで入り、出る時は重い包みを背負っていたため、寇元傑(コウ・ユエンジエ)の興味も引いた。同時に、南宮放(ナンゴン・ファン)は雲台(うんたい)のように商道に精を出し、莫不凡(モー・ブーファン)は凌淵(りょうえん)のように死士を育成しており、両者が手を組む兆しが見えてきて、事態はより複雑になっている。

ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~あらすじ、24話ネタバレ

康喬(カン・チャオ)が銀を両替した男を追跡すると、月烏(ユエウー)が現れ、男の逃亡を助けた上、追跡されていることを警告した。その後、康喬(カン・チャオ)と月烏(ユエウー)は衝突するが、月烏(ユエウー)は人混みに紛れて姿を消した。莫不凡(モー・ブーファン)は17歳という若さの影の死に心を痛めていた。わずか四日間で四人の部下を失い、相手は狂人としか思えず、対抗できないと感じ、唯一協力できる相手は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)だと考えた。

手がかりが途切れたものの、「炭」が新たな捜査の糸口を与えた。十万両もの銀を溶かすには大量の炭が必要となる。康喬(カン・チャオ)は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)に、情報を漏らした者がいるのではないかと詰め寄った。莫不凡(モー・ブーファン)の部下は至る所にいるにも関わらず、闇銀細工師の手がかりを最初に見つけたのは舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)だった。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は彼女を庇い、自分には独自の判断があると主張した。

ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~あらすじ、24話ネタバレ

夜、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)を連昇坊に誘い、酒を酌み交わしながら彼女の真意を探ろうとした。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は不安と焦燥を隠せない様子だった。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は莫不凡(モー・ブーファン)の部下が殺されたことを持ち出し、殺し屋は氷の刃を使う若い女だと指摘した。彼は既に新たな手がかりを掴んでおり、後は待つだけで凌淵(りょうえん)の誘拐犯を一網打尽にできると自信を見せた。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に具体的な計画を聞かれても、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は明日現場に連れて行って全てを分かってもらうとだけ答えた。

深夜、舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は変装して外出。追跡されないよう、扉に髪の毛で印をつけた。途中で酔っ払いに絡まれるが、月烏(ユエウー)がその男を殺してしまう。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)はこれに不満を露わにし、無実の人を殺すべきではない、理由もなく殺戮を繰り返す者は狂犬と同じで、いずれ皆から見捨てられると非難した。

ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~あらすじ、24話ネタバレ

舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は寇元傑(コウ・ユエンジエ)の元を訪れ、約束を破り再び月烏(ユエウー)に雲台(うんたい)の捜査を妨害させたことを責めた。自分が介入しなければ、葉梟(イエ・シャオ)は既にこの世にいなかっただろうと告げた。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)に疑われていると気づいた舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、寇元傑(コウ・ユエンジエ)に自分に対して直接手を下す必要はない、自然の流れに任せると告げた。様々な出来事を振り返った雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は、舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)への疑いを深め、彼女の部屋に忍び込み、床に落ちた髪の毛の印を見つけた。窮地に立たされた舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に、寇元傑(コウ・ユエンジエ)は明朝船で逃げるよう指示し、残りは自分が片付けると言った。舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)はそれが彼の真の目的だと理解し、閣主の座を狙っていると告げ、寇元傑(コウ・ユエンジエ)に警告される。彼女は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)が木炭の出所を探っていることを伝え、葉梟(イエ・シャオ)の炭の購入を早く解決するよう促した。

寇元傑(コウ・ユエンジエ)は葉梟(イエ・シャオ)の元を訪れ、炭が足りないことを伝え、事が大きくなる前に早く済ませるよう要求した。翌朝早く、莫不凡(モー・ブーファン)は慌てて雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の元を訪れ、南都最大の炭工場である興元号に最近大きな注文が入ったことを伝えた。既に工場を包囲しており、現れるのを待っているという。一行は興元号に罠を仕掛け、莫不凡(モー・ブーファン)は盗まれた銀を取り戻すと誓った。戻った舒亜男(シュー・ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)が口をきいてくれず、康喬(カン・チャオ)からも疑いの目を向けられていることに気づいた。

明珠(ミンジュー)郡主は男装して遊びに出かけ、連昇坊に著いた時に朝廷の夜間外出禁止令に遭遇した。柳公荃は草むらに隠れ様子を伺っていたが、炭を買って銀を溶かす秘密が内湖画坊にあることを突き止め、今夜決著をつけると部下に指示を出した。雲襄(ユン・シャン)は状況を確認し、莫不凡(モー・ブーファン)に計画通り進めるよう合図を送った。