千古の愛、天上の詩あらすじ31話・32話・33話、ネタバレ

第31話あらすじとネタバレ

清穆(せいぼく)は古君(こくん)のために心を込めて豪華な食事を用意し、後池(こうち)は嬉しそうに古君(こくん)を食事に誘った。熱烈なもてなしに、古君(こくん)は断りきれず、心の不安を置いて美味しい料理を堪能した。このような機会は彼にとって非常に貴重だったため、一時的に心の壁を取り払うことにした。食事の後、満足そうな古君(こくん)の様子に、後池(こうち)と清穆(せいぼく)は希望を抱いた。しかし、古君(こくん)は食事の後、万年夜明珠を十個贈ったものの、結婚についてはやはり断った。

千古の愛、天上の詩あらすじ、31話ネタバレ

古君(こくん)は後池(こうち)が可愛くて仕方がないという口実で、遠回しに清穆(せいぼく)に去るように促し、後池(こうち)を深く悲しませた。後池(こうち)は古君(こくん)を追いかけ、物事をもっと柔軟に考えるべきだと非難し、軽率な理由で自分に誠実な清穆(せいぼく)を追い払ったと責めた。後池(こうち)の非難に、古君(こくん)は何も言えず、ただやむを得ない事情があると説明するしかなかったが、後池(こうち)は彼の躊躇は自分の出自の問題だと考えた。

後池(こうち)が出自について触れたのを見て、古君(こくん)はついに真実を明かした。後池(こうち)は実の娘ではなく、六万年前の混沌の劫で救った一縷の魂魄であると。後池(こうち)は上古(じょうこ)の魂魄の化身であり、龍浄池で千年もの間育まれた存在であり、後池(こうち)が何の心配もなく成長できるように、体内の魂魄を封印したのだと告げた。真実を知った後池(こうち)は、古君(こくん)と柏玄(はくげん)の愛情は実は上古(じょうこ)の記憶に基づくものだと気づき、それを受け入れることができなかった。

千古の愛、天上の詩あらすじ、31話ネタバレ

悲しみに暮れる後池は清穆(せいぼく)の元を訪れ、彼が好きなのは自分自身なのか、それとも体内に宿る魂魄なのかと問い詰めた。清穆(せいぼく)は意味が分からなかった。彼は後池を好きになったのは、彼女の姿が記憶の中の「上古(じょうこ)」と重なったからだが、両者の違いに気づいておらず、後池の問いに答えることができなかった。後池は清穆(せいぼく)も上古(じょうこ)の魂魄を愛しているのだと誤解し、失望して彼の元を去った。その後、古君(こくん)は清穆(せいぼく)を説得し、後池の本当の身分を明かし、清穆(せいぼく)と後池は一緒にいるべきではないと告げた。ましてや、清穆(せいぼく)は自分自身の存在に疑問を抱いており、自分の気持ちも定かではないのだから。

鳳女(ほうじょ)は蕪浣(ぶかん)の指示に従い、仙将を誘拐して妖族の仕業に見せかけ、天啓(てんけい)が迅速に行動を起こし、羅刹地に兵を送り込むように仕向け、両種族間の緊張を高めた。暮光(ぼこう)は平和を維持するために、景陽(けいよう)にむやみに戦いを始めるなと命じた。しかし、蕪浣(ぶかん)は密かに鳳女(ほうじょ)に景陽(けいよう)への援軍を送らせ、両種族の戦争を引き起こし、そこから多くの煞気を吸収して自分の霊力を高めようと企んでいた。

清池宮に留まることを望まない後池は、人間界で修行することを選んだ。そこで、帝北城城主的娘、白爍(はくしゃく)が三首火龍(さんしゅか りゅう)の一味に捕らえられているところに遭遇し、すぐに助けに入った。城主は感謝のあまり、後池に街で起こっている子供たちの失踪事件の調査を依頼した。彼はそれが妖族の仕業だと考えており、自分には民衆を守る力がないため、後池に助けを求めたのだった。

妖族が再び子供を連れ去ろうとした時、後池は間一髪で救出し、真の黒幕が三首火龍(さんしゅか りゅう)であることを突き止めた。彼女はすぐに天啓(てんけい)に連絡し、帝北城で対策を協議するように伝えた。一方、清池宮では、仙兵たちの話を聞いた古君(こくん)は、後池の安全をますます心配し、穏やかな日々が破られることを恐れ、かつての単純で楽しい日々を懐かしんでいた。

暮光(ぼこう)は清池宮を訪れ、古君に天啓(てんけい)が再び現れれば三界が滅びる可能性があると警告し、共に天啓(てんけい)に対抗することを提案した。古君は当初協力を拒んだが、暮光(ぼこう)の説得に応じて最終的に援助を約束した。暮光(ぼこう)は清穆(せいぼく)の太蒼槍と日月戟に深い関係があると信じ、古君に清穆(せいぼく)を連れて擎天柱へ行き、日月戟を取り出すように勧めた。

古君は同意するとすぐに鳳染(ほうせん)を遣わし、清穆を呼び戻させた。その時、清穆は会いたくないと言う後池を守っていた。古君に呼ばれたことを知った清穆は、すぐに鳳染(ほうせん)と共に帰還した。清池宮に戻った暮光(ぼこう)は、蕪浣(ぶかん)に景陽(けいよう)への増兵について直接問いただした。蕪浣(ぶかん)は母の責任だと弁解し、暮光(ぼこう)を納得させた。暮光(ぼこう)の信頼を得た後、彼女は密かに告げ口をした者たちを始末した。

第32話あらすじとネタバレ

古君(こくん)は清穆(せいぼく)に真神の事について打ち明け、日月戟を共に取りに行くよう指示しました。清穆(せいぼく)は頷き、礼をしようとしたところ、古君(こくん)は自らの後ろめたさから、早く準備するよう促しました。一方、天啓(てんけい)は後池(こうち)に呼び出され、彼女が過去の記憶を取り戻したと思い込み、喜んで真の姿で会いに行きました。

千古の愛、天上の詩あらすじ、32話ネタバレ

景陽(けいよう)と森羽(しんう)は帝北城で激しく戦い、霊火が燃え広がり罪のない人々を巻き込んでいました。後池(こうち)は仕方なく仙障を張って民衆を守り、白城主に避難を指示しました。蕪浣(ぶかん)は、暮光(ぼこう)の指示で景陽(けいよう)が守勢に徹し、仙妖両族の争いが鎮まってしまうことを懸念し、煞気を練ることができないため、自ら混乱を引き起こそうとしました。

古君(こくん)は清穆(せいぼく)を擎天柱へ連れて行き、太蒼槍で石柱を割り、日月戟を取り出すように指示しました。清穆(せいぼく)が戟を取り出す様子を見て、古君(こくん)は彼の正体が白玦(はくけつ)であることを確信しましたが、沈黙を守りました。清穆(せいぼく)は体内の妖力が暴走しそうになりましたが、古君(こくん)の助けもあり、無事に日月戟を手に入れました。

千古の愛、天上の詩あらすじ、32話ネタバレ

清穆(せいぼく)が妖力について尋ねると、古君(こくん)はそれが霊力の向上に役立つと言い、気にしないよう諭しました。戟を取り出す際、清穆(せいぼく)の体内の妖力が蠢き、封印された柏玄(はくげん)を呼び覚ましそうになりましたが、清穆(せいぼく)自身はそれに気づきませんでした。

日月戟を手にした清穆(せいぼく)は、再び古君(こくん)に後池(こうち)との結婚を許してほしいと懇願しましたが、またしても拒否されました。それでも清穆(せいぼく)は諦めず、後池(こうち)と一生を共にすると誓いました。古君(こくん)はそれ以上何も言わず、事態の推移を見守ることにしました。ただ、後で後悔するなと忠告しました。

後池(こうち)は羅刹地へ行き、戦争を止めようと景陽(けいよう)と口論になりました。そこに蕪浣(ぶかん)が現れ、後池(こうち)が妖族と結託して危害を加えようとしていると非難しました。蕪浣(ぶかん)が攻撃しようとしたその時、天啓(てんけい)が現れて後池(こうち)を守りました。蕪浣(ぶかん)は、まだ全力を出せない天啓(てんけい)を倒す絶好の機会だと考え、挑発を続けました。後池(こうち)を守ろうとする天啓(てんけい)は罠にはまり、蕪浣(ぶかん)と戦い始め、帝北城の住民にも被害が及びました。後池(こうち)はついに我慢できなくなり、争いを止めました。そこに清穆(せいぼく)が到著し、形勢不利になった蕪浣(ぶかん)は一旦手を引きました。天啓(てんけい)は蕪浣(ぶかん)の霊力の急激な上昇に疑問を抱きました。

天啓(てんけい)と後池(こうち)は話し合った結果、一時停戦し、羅刹地を森簡(しんかん)に守らせ、紫涵(しかん)に蕪浣(ぶかん)の調査をさせることにしました。帝北城の惨状を目の当たりにした後池(こうち)は心を痛め、天啓(てんけい)に戦争をやめるよう強く訴えました。天啓(てんけい)は、仙族が先に手を出さない限り、妖族に戦いを仕掛けさせないと約束しました。後池(こうち)はさらに、弱者を守るためにより強い力が必要だとして、天啓(てんけい)に封印を解いてくれるよう頼みました。

天啓(てんけい)は後池の考えに理解を示し、賛同しましたが、仙妖大戦が目前に迫っているため、すぐに紫月鞭を取り戻して封印を解くことはできず、もう少し待つように頼みました。清穆(せいぼく)は古君(こくん)が結婚を認めたことを知り、急いで後池を連れて行きました。

天宮に戻った蕪浣(ぶかん)は、清穆が妖族と繋がっているという噂を広め、暮光(ぼこう)を通して清穆を罰しようとしました。古君(こくん)は二人を庇い、事実を明らかにしました。暮光(ぼこう)は羅刹地の件は不問にしましたが、日月戟を人間界に置いておくことはできないとし、三日以内に清穆に日月戟を返上させるよう古君(こくん)に命じました。

最終的に、清穆は自分の愛が後池の神識によるものではないことを告白し、二人は元の鞘に戻りました。後池もこの一件で霊力の重要性を理解し、古君(こくん)を責めるのをやめました。後池と古君について話している時、清穆の体内の霊力が再び波動し、今度は柏玄(はくげん)の姿が見えました。

第33話あらすじとネタバレ

暮光(ぼこう)が自分に内緒で古君(こくん)と協力し日月戟を取り出したことを知り、蕪浣(ぶかん)は激怒。扶摇殿に戻ると大暴れした。怒りが少し収まると、三首火竜が閉じ込められている場所へ向かい、自らの神印をそれぞれの竜に注入し、服従させた。そしてすぐさま、清穆(せいぼく)の行方を捜索させ、日月戟の奪還を命じた。

千古の愛、天上の詩あらすじ、33話ネタバレ

柏玄(はくげん)が北海の底にいると知った清穆(せいぼく)は、後池(こうち)と共に捜索へ向かう。清穆(せいぼく)が後池(こうち)を騙すのではないかと心配した天啓(てんけい)も同行した。記憶を頼りに北海の海底へ入り、柏玄(はくげん)が閉じ込められている場所への入り口を開けることに成功。氷漬けにされた柏玄(はくげん)を発見する。清穆(せいぼく)と天啓(てんけい)は封印を解くことができなかったが、天啓(てんけい)の提案で太槍を使い、ついに柏玄(はくげん)を救い出した。

清穆(せいぼく)が北海へ向かったという知らせを聞いた蕪浣(ぶかん)は、三首火竜に更なる神力を与え、日月戟の奪還を命じた。清穆(せいぼく)たちが北海から戻ろうとしたその時、三首火竜は新たに得た力を使って八卦困神陣を展開し、一行を閉じ込めた。戦闘中、三首火竜は蕪浣(ぶかん)から与えられた鷹鏢で天啓(てんけい)を負傷させる。天啓(てんけい)は後池(こうち)を心配させまいと、北海の霊力が薄いせいだと傷を隠した。

千古の愛、天上の詩あらすじ、33話ネタバレ

森簡(しんかん)は天啓(てんけい)を心配し、すぐにでも会いたがったが、紫涵(しかん)に止められる。何度も尋ねるうちに、ようやく帰ってきた天啓(てんけい)と会うことができた。天啓(てんけい)は森簡(しんかん)を少し叱責した後、傷の痛みで耐えきれなくなり、紫涵(しかん)に支えられながら玄晶宮へ戻り療養した。一方、三首火竜は日月戟を奪還することに成功し、蕪浣(ぶかん)に報告。褒美として鷹鏢を与えられた。

景澗(けいかん)から清穆と後池(こうち)の行き先を聞いた鳳染(ほうせん)は、北海へ行き二人を清池宮へ呼び戻した。古君(こくん)は柏玄(はくげん)の状態を確認し、後池(こうち)に付き添って目覚めを待つように指示した。後池(こうち)は柏玄(はくげん)に会えて喜び、鳳染(ほうせん)に柏玄の好物を用意させ、サプライズを計画した。

清穆に北海での出来事を問い詰めた古君 (こくん)は、天啓(てんけい)が助けたことを知り、清穆に天啓(てんけい)と距離を置くように忠告した。清穆は柏玄を救出する際、ある神識が自分の体に入ったことを古君(こくん)に伝え、それが柏玄の意識ではないかと推測する。古君(こくん)はそれを認め、清穆と後池の想いが白玦(はくけつ)と上古(じょうこ)の無念を晴らしたのだと告げた。清穆は、柏玄の意識が戻れば自分の存在が消えることを悟った。

自らの運命を理解した清穆は、後池との時間をより大切に過ごそうとする。古君(こくん)は羅刹地と蕪浣(ぶかん)の脅威についても話し、しかし、後池が上古(じょうこ)だと知っている蕪浣(ぶかん)が後池を殺す理由がないことに気づく。古君(こくん)は蕪浣(ぶかん)の上古(じょうこ)への想いが本物だったのか疑問を抱き、蕪浣(ぶかん)が目撃したという天啓(てんけい)による月弥(げつび)殺害が嘘だったのではないかと疑い始めた。疑念を抱いた古君は、すぐに天宮へ行き暮光(ぼこう)に淵嶺沼沢で起きた出来事の真相を確かめに行き、自身は羅刹地へ赴き仙妖の戦いで残った怨念を浄化することにした。

柏玄を見守る後池は、柏玄の霊識が回復するどころか、霊力が散逸していることに気づき、深く不安になる。心配させまいと清穆は古君が戻るまで待つように言うが、後池の不安は消えない。それを見た清穆は後池に柏玄との過去の話を聞き、たとえ自分が消えることになっても後池のために柏玄を目覚めさせると言う。清穆に危険を冒させたくない後池は、一人で三宝を取りに行くことを決意し、古君から授かった神力を使って清穆の行動を一時的に封じた。

後池は一人で鎮魂塔を求めて人界の皇陵へ向かい、守塔の碧璽上君に協力を求めようとするが、拒否されてしまう。