第15話あらすじとネタバレ
劉金鳳(きんぽう)は、他の人が解決できない問題を魚長崖(ぎょ・ちょうがい)なら解決できるかもしれないと考え、彼に助けを求めました。魚長崖(ぎょ・ちょうがい)は、「黄油恐考症」(試験恐怖症)という病気を患っていた人の話をし、様々な治療法を説明しました。しかし、最終的に彼は全て作り話で、そんな病気は存在しないと白状しました。
一方、白玉は雲重(うんちょう)の教室に行くと、機の上に模型が山積みになっているのを見つけました。雲重(うんちょう)が勉強よりもおもちゃに夢中になっていることに腹を立てた白玉は、模型を壊し始め、勉強しないと全部壊すと脅しました。プレッシャーに負けた雲重(うんちょう)は、仕方なく本を読み始めました。この様子を見た太妃は、ようやく雲重(うんちょう)が勉強に集中し、状元になれると安堵しました。
劉金鳳(きんぽう)は競技を諦め、皇帝に汚くて臭い宦官の服を著せ、一緒に宦官と宮女のふりをして鶏を捕まえに行きました。小宦官に見つかり、二人は慌てて逃げ隠れました。その後、書院の鍾を鳴らし、本を散乱させました。物音を聞いた魏(ぎ)太傅が追っ手を差し向けますが、皇帝は信号弾を打ち上げて御林軍を逆方向へ誘導し、二人は逃げ切り、ストレスを発散しました。
皇帝は劉金鳳(きんぽう)に、本当は皇帝になりたくなく、劉歇(りゅう・けつ)に我慢していたのは仕方がなかったからだと打ち明けました。幼い頃、宮廷を抜け出し民間の苦しみを目の当たりにしたことで、世の中を変えたいと思ったと語りました。しかし、劉歇(りゅう・けつ)が西岳と結託して皇位を簒奪しようと企んでいることを偶然知り、問い詰めると、劉歇(りゅう・けつ)は陰謀を認め、皇帝に従わなければ殺すと脅しました。それ以来、皇帝は耐え忍ぶ生活を送っていたのです。この話を聞いた劉金鳳(きんぽう)は、皇帝の親政を支える決意を固めました。
白玉が壊した模型を返すと、雲重(うんちょう)は感謝し、座るように勧めました。しかし、雲重(うんちょう)は事前に椅子に膠を塗っており、白玉が座ると立ち上がれなくなりました。雲重はその隙に遊びに出かけてしまいました。
劉金鳳(きんぽう)が皇帝と一緒に蔵書閣へ行くと、刺客に襲われました。皇帝は素早く仮応し、刺客を捕らえました。劉金鳳(きんぽう)は最初、自分が手配した者だと勘違いして話しかけていましたが、皇帝が止めなければ大変なことになるところでした。
劉金鳳(きんぽう)が皇帝を連れて宮廷の外を散歩していると、多くの民衆が跪拝しました。皇帝は民衆を慰め、良い皇帝になると約束しました。その時、監督が現れ、全て誤解だと説明しました。実は彼らは映画の撮影中で、人違いをしていたのです。
第16話あらすじとネタバレ
皇帝は劉金鳳(きんぽう)を連れだって外食に出かけ、自ら料理を取り分け、大変気を遣う様子を見せた。劉金鳳(きんぽう)は温かい気持ちになり、宮外では皇帝が特に優しいのだと感じた。しかし、それは毒見のためだとすぐに気づき、気分は一気に冷めてしまった。ところが、街を歩いている最中に上から看板が落ちてきて、危うく劉金鳳(きんぽう)に当たりそうになったところを皇帝が間一髪で救い、彼女は再び感謝の笑顔を見せた。
一方、雲重(うんちょう)は勉強から逃れるため、機に突っ伏して寝たふりをしていた。それを見た白玉は、彼の宿題を代わりに片付けてしまう。雲重(うんちょう)は内心喜んでいたが、すぐに白玉に見透かされてしまう。「起きないと顔に落書きするぞ」と脅され、慌てて姿勢を正し勉強を再開した。
宮に戻った皇帝は、無断で外出をしたことで皇太后に叱責された。宮廷の規則に仮する行為だと太后は言う。皇帝は非を認めたものの、太後の厳しさに不満を持ち、口答えをしてしまう。しかし太后は罰を与える代わりに、涼しい氷の衣を著せ、「次回外出する時は適切な服を著なさい」と注意した。この対応に皇帝と劉金鳳(きんぽう)は満足し、自分の部屋に戻った。太后は皇帝の行動の変化は劉金鳳(きんぽう)が原因ではないかと疑い、劉家の振る舞いがますます目に余ると感じていた。
劉金鳳(きんぽう)は文昌帝君の前で、試験で最下位にならないよう祈っていた。その時、宮女がろうそくを交換しに来たことで、劉金鳳(きんぽう)にある考えが浮かんだ。
雲重(うんちょう)と兄弟たちは、皇帝が試験になると緊張しやすいことに気づき、答案を盗み出して皇帝を助けようと計画する。その話を白玉が偶然耳にし、皇帝が試験恐怖症だと知る。白玉はこの機会を利用しようと考えた。
劉金鳳(きんぽう)は皇帝に宮廷服と灯りを贈った。しかし翌日、ろうそくが原因で皇帝は寝坊し、試験に遅刻しそうになる。なんとか間に合ったものの、試験の休憩時間、雲重(うんちょう)が差し入れた食べ物を皇帝は口にしなかった。劉金鳳(きんぽう)だけが異変に気づき、自分が食べてしまう。雲重(うんちょう)たちは気が気でない。
雲重(うんちょう)は劉歇(りゅう・けつ)の気を逸らすため騒動を起こし、その隙に答案を皇帝に渡そうと企んだ。しかし、この行動に劉金鳳(きんぽう)は怒り、答案を見ようとして雲重と揉み合いになる。そこへ劉歇(りゅう・けつ)が戻ってきて二人を止め、皇帝のカンニングを疑う。皇帝は答案を見ていないと主張し、劉歇(りゅう・けつ)の言いがかりだと仮論する。すると劉歇(りゅう・けつ)は、皇帝に渡した紙と食べ物に毒を盛ったと明かす。しかし、すぐにそれは嘘で、皇帝を試しただけだと告白した。この事態に、皇帝は自ら罰としてグラウンドを10周走ると申し出る。皇后も駆けつけたが、皇帝が自ら責任を取る姿を見て安心してその場を去った。
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