第11話あらすじとネタバレ
いよいよ吉時となり、皇帝の冠婚の儀が執り行われようとしていましたが、皇帝は丞相が到著するまで開始しないと譲らず、大臣や皇后は焦燥していました。丞相が間に合わなければ、儀式が滞ってしまうからです。しかし皇帝は頑として譲らず、丞相の到著を待ち続けました。皆の不安の中、ようやく丞相が到著し、皇帝は丞相から朝服を受け取り、冠婚の儀を無事終えました。
儀式の後、皇帝は群臣を宴に招き、群臣は祝いの品を献上しました。丞相は奏折を差し出し、皇帝に好きな物を選ぶように申し出ましたが、皇帝は物には興味を示さず、自らの権力を求めていました。丞相は皇帝の要求に強硬な態度を示し、要求を拒否するだけでなく、「皇帝が親政できるまで生かしておくつもりはない」とまで言い放ちました。この言葉に一同は驚きと怒りを隠せません。丞相は、科挙で三甲に入れば政権を返すと提案しましたが、その言葉に信憑性はありませんでした。緊迫した状況の中、後宮から火の手が上がっているという報告が入り、皆が駆けつけると、皇后と宮女たちが祝いの花火を打ち上げており、そこは歓楽の場に満ち溢れていました。
その後、皇帝は皇后に冷宮から出て一緒に勉強するように命じました。皇后はまだ冷宮での生活を満喫していましたが、皇帝の命令には逆らえず、従うしかありませんでした。皇后は内心、白玉が美貌で皇帝の寵愛を得て皇后の座を狙っていると睨み、白玉を冷宮に送ったのは皇后への階段だと考えていました。
翌日、皇后は白玉に皇帝の勉強に付き添うように命じました。これに皇弟は不満を抱き、両者は口論となりました。騒ぎを聞きつけた教師が皇后を罰しようとしたところ、皇后は皇帝に代わりに罰を受けるように言いました。この時、白玉が教師に「教師の責任は生徒を導くこと」だと進言し、罰を回避させました。
劉金鳳(きんぽう)は宮廷から脱出したい一心で、皇帝に悪い印象を与えようと様々な機会を伺っていました。白玉を冷宮に送ったのも、皇帝に白玉を嫌わせるためでした。しかし、皇帝は白玉を嫌うどころか、西冷宮を快適な住居に改築するように命じました。白玉は正式な妃ではないため、冷宮の寒さに耐えさせるべきではないと考えたのです。
皇帝の決定に対し、劉金鳳(きんぽう)は白玉に男の偽善を嘆き、皇帝の矛盾した行動を皮肉りました。しかし皇帝は二人の間の微妙な空気に気づかず、皆が自分に真心で接していると信じていました。
第12話あらすじとネタバレ
白玉は皇帝の寵愛を得ようと躍起になっていましたが、皇帝は彼女に特別な好意を抱いておらず、むしろ劉金鳳(きんぽう)に愛情を示していました。劉金鳳(きんぽう)は皇帝の不可解な行動に困惑し、何かおかしいと感じていました。
実は劉金鳳(きんぽう)は皇帝に嫌われるように仕向けており、皇帝の前でわざと白玉を平手打ちし、皇帝の筆をなくしたと責めました。ところが、皇帝は劉金鳳(きんぽう)の行動を支持し、白玉に書道を百遍書き写す罰を与え、劉金鳳(きんぽう)に監督させました。白玉は自分の策略が裏目に出て、逆に罰せられたことに驚きを隠せませんでした。
皇弟は、宮外で白玉と皇后劉金鳳(きんぽう)が衝突し、皇室の評判を落とすことを懸念していました。そのため、皇帝に出宮後、白玉の行動を注意深く観察するように助言しました。
白玉が皇帝の心を掴めるよう、劉金鳳(きんぽう)はこっそりと彼女に皇帝の気を引く方法を書いた本を渡しました。しかし、皇弟は白玉に皇帝への企てを諦めるよう警告し、劉金鳳(きんぽう)が裏で白玉に指示を出しているのではないかと疑っていました。
ある時、劉金鳳(きんぽう)が再び白玉に皇帝を追いかける策を授けている際に、うっかり皇帝の容姿や体格を貶す発言をしてしまい、それを皇帝に聞かれてしまいました。皇帝は大変不機嫌になり、傷つきました。宮殿に戻った皇帝は、この件で機嫌が悪く、小太監に当たり散らし、劉金鳳(きんぽう)に製裁を加えることを決意しました。
先生は、皇帝、皇后たちが日暮れまでに民衆のために何か良いことをする課題を出しました。結果、皇后と皇弟が組になり、皇帝は白玉と組になることになりました。皇弟は不満でしたが、劉金鳳(きんぽう)は白玉の本心を見抜く機会だと考えました。
皇帝は白玉を酒楼に連れて行きましたが、劉金鳳(きんぽう)と皇弟が尾行していることに気づき、劉金鳳の計画だと悟り、流れに任せることにしました。酒楼で、皇帝は劉金鳳を一緒に食事に誘い、昨日まで同行していたのに今日はなぜ別行動なのかと尋ねました。劉金鳳は否定し、別々に活動したかっただけだと説明しました。
劉金鳳は白玉に、適切なタイミングで孤独な皇帝を慰めるように指示しましたが、彼女の努力は皇帝に媚びへつらいと誤解されてしまいました。白玉は冤枉でしたが、弁解の余地はありませんでした。
酒楼の客たちは白玉をアイドル視し、詩を詠んでほしい、サインが欲しいと詰め寄りました。劉金鳳はこの機会を利用し、白玉が近くにいることを知らせると、ファンは大興奮。白玉は逃げ出し、ファンも追いかけていきました。会計の時、皇帝と劉金鳳は所持金が足りないことに気づき、料金を払うために擂台に上がって勝負することになりました。
店主が皇帝と劉金鳳を擂台に連れて行くと、劉金鳳は突然棄権し、皇帝を一人残してしまいました。皇帝は呆然とするしかありませんでした。
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