劉皇后の仰せのままにあらすじ3話・4話、ネタバレ

第3話あらすじとネタバレ

段雲嶂(だん・うんしょう)は、開発した強力な弓矢に気を良くし、自ら武術指導を行い、参加者に豪華な褒美を与えていた。一方、太后は劉白玉(りゅう・はくぎょく)に御花園を案内し、好印象を与えようと努めていた。穏やかな一日になるはずだったが、劉金鳳(きんぽう)がまた皇叔の元へ行き騒動を起こしてしまう。

劉皇后の仰せのままにあらすじ、3話ネタバレ

城楼の古鍾を見学していた劉金鳳(きんぽう)は、埃だらけの鍾を見つけ、拭こうとした拍子に警鍾(震鍾)を鳴らしてしまう。宮中の人々は地震と勘違いし、大混乱に陥る。

自分が騒動の原因だと気づかない劉金鳳(きんぽう)は、宮中をぶらついていると「皇帝陛下」という声が聞こえ、侍女の素方(そほう)の製止を振り切り声の方へ向かう。素方(そほう)は慌てて「皇后陛下のお成りです!」と叫び、周囲に注意を促す。劉金鳳(きんぽう)が到著した時には、既に曲芸の披露が始まっており、段雲嶂(だん・うんしょう)の気を引こうと劉金鳳(きんぽう)も参加する。その最中、地震の知らせが入り、段雲嶂(だん・うんしょう)は太后を探しに走り出す。宮中は騒然となる。湖に落ちそうになった劉白玉(りゅう・はくぎょく)を段雲嶂(だん・うんしょう)が助け、劉白玉(りゅう・はくぎょく)は彼の腕の中に抱かれ、好意を抱くようになる。

怪我をした劉金鳳(きんぽう)を段雲重(うんちょう)が連れてきた時、二人は皇帝と劉白玉(りゅう・はくぎょく)が抱き合う場面を目撃する。段雲重(うんちょう)は劉白玉(りゅう・はくぎょく)の悪意を感じ取るが、劉金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)の凛々しい姿に見惚れ、何か理由があるはずだと考える。そこに皇叔が現れ、地震は誤報で、劉金鳳(きんぽう)が震鍾を鳴らしてしまったのだと説明する。太后は面目を潰されたものの、劉金鳳(きんぽう)を責めなかったが、段雲嶂(だん・うんしょう)は劉金鳳(きんぽう)を謹慎処分にすると言い渡す。劉金鳳(きんぽう)は段雲嶂が自分を庇ってくれると思っていたため、深く悲しむ。段雲嶂は、太后と太妃への挨拶の作法を覚えれば処分を解くと言い、段雲嫣(うんえん)に作法の手本を見せる。しかし、足首を負傷していた劉金鳳(きんぽう)は作法を習得できず、段雲嫣(うんえん)に嘲笑される。10日後の宗親への答礼の宴に向け、劉金鳳は段雲嫣(うんえん)に、作法を覚えたら「皇嫂」と認めてもらう約束をする。劉金鳳が足を引きずって去っていくのを見て、段雲嶂は彼女の怪我を心配する。

自分の部屋に戻った劉金鳳は、悲しみと失望でいっぱいになり、段雲嶂の冷たさに心を痛める。しかし、その後、段雲嶂が自ら薬を持ってきてくれたことで、劉金鳳は元気を取り戻し、彼の優しさを感じる。

劉白玉(りゅう・はくぎょく)は劉歇(りゅう・けつ)を尊敬しており、血の繋がりはなくても、彼の教えを常に守っていた。彼女は「清風明月」というペンネームで作家としても活動し、書肆で作品を出版している。昼間、段雲嶂に助けられた時のことを思い出し、劉白玉(りゅう・はくぎょく)は喜びに浸る。

劉金鳳の礼儀作法の指導について、太后は誰に頼めば良いか悩んでいた。太妃は尚儀局の三つ子の姉妹に指導を依頼することを提案する。三姉妹は並ぶ者がないほどの腕前だという。厳しい指導を受けた劉金鳳は、一日で目覚ましい進歩を見せる。外に出たいと言い出す劉金鳳だったが、三姉妹に止められ、化粧など、まだ学ぶべき作法があると告げられる。

第4話あらすじとネタバレ

段雲嶂(だん・うんしょう)は、三人の姉妹が劉金鳳(きんぽう)に集中訓練をしていると聞き、ようやく数日間の静寂が得られると安堵した。しかし、予想外にも、三姉妹が牌遊びに興じている間に、劉金鳳(きんぽう)は既に盛装してこっそり抜け出していた。

劉皇后の仰せのままにあらすじ、4話ネタバレ

朝廷では、張刑部尚書が謝刑部侍郎を弾劾し、皇帝が厳罰に処そうとしたその時、劉歇(りゅう・けつ)が張刑部尚書に、次に弾劾する人物も併せて申し出るべきだと促し、今言わなくてもいずれ身の破滅は避けられないと闇に示した。張刑部尚書は利害を天秤にかけ、一か八か劉歇(りゅう・けつ)をも巻き添えに弾劾した。劉歇(りゅう・けつ)は赫々たる戦功を盾に張刑部尚書を非難し、口先だけで功臣を訴えていると指摘、皇帝に張刑部尚書を朝廷から追放し、二度と登用しないよう求めた。同時に、劉歇(りゅう・けつ)は聖旨を起草し、皇帝に裁可を求めた。この状況に、段雲嶂(だん・うんしょう)は群臣の意見を尋ねると、皆、跪いて劉歇(りゅう・けつ)の意に従うと表明した。実は、劉歇(りゅう・けつ)の真の狙いは、張刑部尚書に奏状を差し出させ、唯一皇帝に忠実なこの人物を除くことにあったのだ。

劉歇(りゅう・けつ)が筆を手に皇帝に署名を迫ろうとしたその時、劉金鳳(きんぽう)が駆けつけ、筆を奪い取り、劉歇(りゅう・けつ)は皇帝の前で威張り散らすべきではないと諫言した。劉歇(りゅう・けつ)は劉金鳳(きんぽう)の妨害にも関わらず張刑部尚書を見逃すことはしなかったが、矛先を変え、皇帝が劉金鳳(きんぽう)をきちんと教育できていないと責め、張刑部尚書の件は自分が処理すると宣言した。

劉金鳳(きんぽう)は自分の化粧が美しいと思っていたが、段雲嶂(だん・うんしょう)にからかわれ、腹を立てて尚儀局の三人組を問い詰めた。そこに太后と段雲嫣(うんえん)が現れ、段雲嫣(うんえん)は劉金鳳(きんぽう)の大殿での失態を嘲笑した。劉金鳳(きんぽう)は尚儀局の三人組に騙されたと説明し、段雲嶂(だん・うんしょう)は事情を察し、三人を牢獄に入れ、見せしめのため斬首するよう命じた。皇后を騙し、恥をかかせたのは重罪であるからだ。段雲嫣(うんえん)は慌てて自分が指示したのだと認め、劉金鳳(きんぽう)が気に入らないのでわざと仕組んだと白状した。

段雲嶂(だん・うんしょう)は尚儀局の三人組にそれぞれ杖刑五十の罰を与えようとしたが、劉金鳳(きんぽう)は慌てて止めに入り、三人の尚宮に三日間の宮廷礼儀作法の指導をしてもらうことを提案した。さらに、皇帝に直接指導を願い出たため、皇帝は劉金鳳(きんぽう)を自分のそばに軟禁することを決め、劉金鳳(きんぽう)は大喜びで、皇帝に近づくチャンスだと捉えた。実際、劉金鳳(きんぽう)は図らずも段雲嶂(だん・うんしょう)の窮地を救ったのだが、段雲嶂(だん・うんしょう)は彼女が敵か味方か判断できず、この機会に彼女の真意を探ろうとしたのだ。

段雲嶂(だん・うんしょう)は劉金鳳(きんぽう)にたくさんの贈り物をするだけでなく、分厚い宮廷規則書も贈った。夜、段雲嶂(だん・うんしょう)は眠っているふりをして、劉金鳳(きんぽう)の行動を密かに観察した。劉金鳳(きんぽう)が贈られた短刀を手に取った時、何かするのではと身構えたが、彼女は短刀に赤いリボンを結んで機に突っ伏して寝てしまった。

翌朝、段雲嶂(だん・うんしょう)は劉金鳳(きんぽう)に厳しく規律を教え込み、朝議にも彼女を連れて行った。大臣たちは時折不満を漏らしたが、彼は劉歇(りゅう・けつ)の言葉を引用し、劉歇(りゅう・けつ)が皇后の教育がなっていないと言った以上、自分はいつでも劉金鳳(きんぽう)を教育する責任があると述べた。劉金鳳(きんぽう)が少しでも眠そうになると、皇帝は彼女を起こし、常に皇后としての威厳を保たせた。

劉金鳳(きんぽう)は劉白玉(りゅう・はくぎょく)に愚痴をこぼし、最近は拷問のような日々で、食事すら思い通りにできないと嘆いた。劉白玉(りゅう・はくぎょく)は劉歇(りゅう・けつ)の意向を伝え、宮廷のしきたりにとらわれすぎる必要はなく、形式的なものであり、一族も劉歇(りゅう・けつ)の顔を見て難癖をつけたりはしないと慰めた。しかし、劉金鳳(きんぽう)は皇后としてきちんと務める約束をした以上、段雲嶂(だん・うんしょう)の期待を裏切ることはできないと主張し、宮廷の規則を守らなければならないと心に決めていた。その頃、段雲重(うんちょう)は劉白玉(りゅう・はくぎょく)に付き添って宮中を散策し、木の葉でトンボを作ってプレゼントしたが、劉白玉(りゅう・はくぎょく)はそれを受け取らず、段雲重(うんちょう)のことは何も興味がないとはっきりと言った。この仮応に、段雲重(うんちょう)は子供の頃、劉白玉(りゅう・はくぎょく)が自分のことを嫌っていたことを思い出し、今もなお見下されている言葉を聞いて、少し落胆した。

劉金鳳(きんぽう)を試すため、段雲嶂(だん・うんしょう)は侍医の沈傲(しん・ごう)と芝居を打ち合わせ、自分が重い病気にかかったふりをして、劉金鳳(きんぽう)に心配をかけまいと、外で遊んでくるように促した。劉金鳳(きんぽう)はそれを知り、心配と同時に感動した。