小説蒼蘭訣 日本語版 - 無料で全巻試し読み

蒼蘭訣
作品情報
  1. 小説:蒼蘭訣
  2. 著者:九鷺非香
  3. 本作を原作としたドラマ:蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~
  4. 全32話
  5. 10,547文字

概要/あらすじ

「蒼蘭訣」は、九鷺非香による仙侠ファンタジーロマンス小説です。物語は、上古の蘭の精である小蘭花(しょうらんか)と、冷酷無比な魔尊・東方青蒼(とうほうせいそう)の間に芽生える切ない愛の物語を描いています。

二人は、ある出来事をきっかけに身体が入れ替わってしまうことから、互いの存在を意識し始めます。強大な力を持つ東方青蒼(とうほうせいそう)は、小蘭花(しょうらんか)の純粋さに触れるうちに、次第に彼女に惹かれていき、無意識のうちに彼女を溺愛するようになっていきます。愛憎入り交じる複雑な感情、数々の冒険、そして互いの成長が、物語の中核を成しています。

物語の舞台は、仙人と魔物が共存する世界。高傲で自信家の魔尊・東方青蒼(とうほうせいそう)と、優しく従順な蘭の精・小蘭花(しょうらんか)。当初は仮発し合い、コミカルな騒動を巻き起こしますが、共に過ごす時間が増えるにつれ、二人の距離は縮まり、深い愛情が芽生えていきます。東方青蒼(とうほうせいそう)は宿敵である赤地女子(せきちじょし)を倒すため、小蘭花(しょうらんか)を利用しますが、彼女の死後、自分が彼女を愛していたことに気づきます。その後、東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)の魂が修復されるのを待ち続け、ついに二人は再会を果たします。

登場人物紹介

  • 小蘭花(しょうらんか):司命(しめい)に育てられた蘭の精。ひょんなことから魔尊・東方青蒼(とうほうせいそう)と出会い、様々な騒動に巻き込まれる中で、次第に彼に惹かれていきます。
  • 東方青蒼(とうほうせいそう):上古時代、絶大な力を持つ魔尊。赤地女子(せきちじょし)との戦いで傷を負い、衆神に討たれますが、魔界の丞相によって蘇生。赤地女子(せきちじょし)への復讐心を抱きながら、小蘭花(しょうらんか)との出会いを機に、互いに惹かれ合うようになります。
  • 赤地女子(せきちじょし):上古の戦神。東方青蒼(とうほうせいそう)との戦いの後、弟子の命を救うために天の掟に背き、天帝の罰を受け、永遠の輪廻に囚われます。そして、生生世世、愛する者に裏切られる運命を背負います。
  • 妖市の主人(阿昊):赤地女子(せきちじょし)の弟子。彼女を深く愛していますが、天罰により、師である彼女とは結ばれることができません。後に輪廻の道へと進みます。

結末

東方青蒼(とうほうせいそう)と小蘭花(しょうらんか)は、ついに結ばれ、美しい蒼蘭殿で穏やかな日々を送ります。番外編では、小蘭花(しょうらんか)が東方青蒼(とうほうせいそう)の子を身籠り、新しい命の誕生を心待ちにする様子が描かれています。

物語は、小蘭花(しょうらんか)が恩人である長珩(ちょうこう)を救うため、東方青蒼(とうほうせいそう)が封印されている昊天(こうてん)塔に迷い込み、偶然にも彼と接吻し、身体が入れ替わってしまうところから始まります。そして、二人の命が繋がる「同心呪(どうしんじゅ)」が結ばれます。東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)を消滅させて自由を得ることができなくなり、彼女の安全を守らなければならなくなります。同心呪(どうしんじゅ)の影響で、東方青蒼(とうほうせいそう)は徐々に七情六欲を手に入れ、小蘭花(しょうらんか)を愛するようになります。

その他にも、一つの身体を共有することになった二人のコミカルなやり取りなど、様々なエピソードが散りばめられています。物語の中盤はやや切ない展開もありますが、最後はハッピーエンドを迎えます。