第13話あらすじとネタバレ
顧清(グー・チン)は、紀若塵(ルオチェン)との結婚の理由がかつて自分が彼に助けられたからだと知り、激怒して紀若塵(ルオチェン)を平手打ちしました。彼女は涙を流しながら、紀若塵(ルオチェン)は一度も自分を本当に愛したことはないと認め、絶望の中、部屋を出て行き、彼との関係を断ちました。悲しみに暮れる顧清(グー・チン)は酒に酔い、石の傍らに倒れ込みます。吟風(イン・フォン)は心を痛め、彼女の頬を撫でながら、その様子を憐れむように見つめました。愛する人がこんなにも苦しむのを見るのは耐えられませんでした。

紀若塵(ルオチェン)は鎮心殿を訪れ、蘇姀に張殷殷(ジャン・インイン)に会ったかどうか尋ね、直接話したいことがあると伝えました。蘇姀は承諾しましたが、交換条件として紀若塵(ルオチェン)の両目を要求します。紀若塵(ルオチェン)はためらうことなく、彼女に会えるなら何でも差し出すと答えました。そして、蘇姀は張殷殷(ジャン・インイン)の姿を見せます。実は、殷殷は紀若塵(ルオチェン)が顧清(グー・チン)と結婚することを既に知っていましたが、それでも彼を信じると決めていたのです。
吟惜塵が部屋で修行をしていると、王爷(おう)が突然訪ねてきて修行を中断させます。惜塵は急いで王爷(おう)にお茶を出し、父皇が皇太子を立てることを決め、王爷(おう)が最有力候補だと聞いて喜びます。王爷(おう)は皇太子になったら吟惜塵を皇太子妃に、そして将来は皇后にと約束します。しかし、吟惜塵は地位にはこだわらず、ただ王爷(おう)とずっと一緒にいたいと願っていました。

孫果(そんか)は吟惜塵の急激な成長に気づき、彼女を褒めると共に、山にいる真の仙人を知っていると言います。吟惜塵は冷淡に、たとえそうでも吟風(イン・フォン)はもう自分のことを認めていないと返します。孫果(そんか)は話題を変え、皇太子妃になったらどうするつもりかと尋ねます。吟惜塵は躊躇なく、紀若塵(ルオチェン)に復讐すると答えます。目的を達成した孫果(そんか)は、西玄(せい げん)派と雲中君が婚姻を結ぶことを彼女に告げ、吟惜塵は策略を練り始めます。
紀若塵(ルオチェン)が殷殷に会いに出発する前、師兄が彼を呼び止め、師匠からの伝言として、使命と西玄(せい げん)派の弟子としての立場を忘れるなと言い聞かせます。尚秋水(チウシュイ) と二人の師兄が紀若塵(ルオチェン)を見送っていると、石磯(シー・ジー)が追いかけてきて顧清(グー・チン)の仇を討つと言い出します。尚秋水(チウシュイ) が石磯(シー・ジー)を止め、紀若塵(ルオチェン)はその隙に立ち去ります。石磯(シー・ジー)と尚秋水(チウシュイ) は争いになり、揉み合っているうちに秋水(チウシュイ)が誤って石磯(シー・ジー)の簪を落としてしまい、慌てて謝罪します。しかし、その拍子に石磯(シー・ジー)が蜂の巣を刺激してしまい、二人は慌てて逃げ出します。二人の師兄は置き去りにされ、蜂に刺されてしまいました。

安全な場所に逃げた後、秋水(チウシュイ)は花を見つけて石磯(シー・ジー)の髪を飾ります。このことで石磯(シー・ジー)は尚秋水(チウシュイ) に好意を抱くようになります。その後、師兄は紫陽(しよう)真人にこの出来事を報告します。ちょうどその時、雲中君側の金山老人が訪ねてきました。金山老人の詰問に対し、紫陽(しよう)真人はすぐに謝罪し、改めて婚姻を申し出ます。金山老人はその真意を疑い不快感を示しますが、石磯(シー・ジー)が尚秋水(チウシュイ) と結婚したいと思っていることを知り、渋々承諾します。ただし、尚秋水(チウシュイ) の婿入りという条件付きです。
尚秋水(チウシュイ) はこの話を聞いて驚き、喜びますが、紫陽(しよう)真人は前回の二の舞にはしないと、秋水(チウシュイ)本人の意思で決めるように言います。間もなく、石磯(シー・ジー)と尚秋水(チウシュイ) の結婚式が無事に執り行われました。結婚後、金山老人は景霄真人を治療し、西玄(せい げん)派は深く感謝しますが、雲中君は家族なのだから礼は不要だと言います。殷殷は道端で子供たちが西玄(せい げん)派と雲中君の縁組を記念した人形を作っているという話を聞き、紀若塵(ルオチェン)と顧清(グー・チン)のことだと勘違いして落胆します。しかし、自分の肖像画を持って自分を捜していた紀若塵(ルオチェン)に出会い、言葉にならないほどの感動を覚えます。
第14話あらすじとネタバレ
紀若塵(ルオチェン)は街中で張殷殷(ジャン・インイン)が残した痕跡を見つけ、彼女が近くに居ると確信し、探し始めた。しかし、張殷殷(ジャン・インイン)は物陰に隠れて、紀若塵(ルオチェン)が自分の名前を呼ぶ声を聞きながら、彼と顧清(グー・チン)の幸せを静かに祈っていた。

一方、顧清(グー・チン)は酔いから覚めると、吟風(イン・フォン)の客間にいた。彼女はなぜここに連れてこられたのかと吟風(イン・フォン)に不満をぶつける。吟風(イン・フォン)は心配だからだと説明する。顧清(グー・チン)は夢の内容を語り、怒りを露わにして立ち去ろうとする。そんな彼女に、吟風(イン・フォン)は紀若塵(ルオチェン)の深い愛情を語り、記憶を呼び覚まそうとする。青石(チンシー)の力に触れ、過去の記憶の断片が二人の前に現れる。吟風(イン・フォン)は顧清(グー・チン)が仙識を取り戻せば全ての記憶が蘇り、二人は神仙眷侶になれると告げる。
町の住民が張殷殷(ジャン・インイン)の姿を見つけるとすぐに羅然門掌教に報告し、掌教は彼女の捕縛を命じた。紀若塵(ルオチェン)は助けようとしたが、二人とも捕らえられてしまう。清虚派へ護送される馬車の中で、紀若塵(ルオチェン)と張殷殷(ジャン・インイン)は昔のように語り合い、温かい時間を過ごした。到着後、紀若塵(ルオチェン)は羅然門に対し、二人に危害を加えれば西玄(せい げん)派が黙っていないと警告する。

牢獄の中で、紀若塵(ルオチェン)は張殷殷(ジャン・インイン)に全ての誤解を解き、母から託された千羽鶴を見せる。千羽鶴の中のメッセージを通して、張殷殷(ジャン・インイン)は真実を知り、父の毒殺事件の真相と、紀若塵(ルオチェン)がその解決のために尽力してきたことを理解する。二人の関係は修復され、再び結ばれる。
その頃、姬冰仙が助けに現れ、事態はさらに複雑になる。羅然門掌教は大羅真君に報告し、清虚派はこれを機に西玄(せい げん)派との大戦を企てる。一方、療養中の吟風(イン・フォン)の元に、顧清(グー・チン)が火鉢を贈る。夜には顧清(グー・チン)自ら見舞いに訪れ、固元丹を渡して回復を促す。多少の行き違いはあったものの、二人の絆は深まる。ある時、顧清が偶然青石(チンシー)に触れ、再び過去の記憶が蘇る。

コメントする