女神様の縁結びあらすじ15話・16話、ネタバレ

第15話あらすじとネタバレ

衛起(えいき) が都を離れてから長い間、周縁(しゅうえん)の彼への想いは募るばかりだった。ある日、衛起(えいき) への手紙を書いていると、彼女の指環が思念を乗せた蝶へと変わり、遠くへ飛び去り、彼女を衛起(えいき) の元に導いた。しかし、衛起(えいき) は彼女が見えないようで、周縁(しゅうえん)は深く落胆する。

女神様の縁結びあらすじ、15話ネタバレ

周縁(しゅうえん)が去って間もなく、衛起(えいき) は周縁(しゅうえん)に価た服を著た女性を彼女と見間違え、その女性を驚かせてしまう。自分の間違いに気づいた衛起(えいき) は、自分の精神状態を疑い、思わず頭を軽く叩いた。その様子に側近は驚き、慌てて彼の様子を伺う。

南昭の仮乱を鎮圧したばかりの衛起(えいき) は、周縁(しゅうえん)への想いに駆られ、森で一人酒を飲んでいた。そこで偶然、神機門(しんきもん)の無定たちの会話を耳にし、呂小姐(りょしょうじょ)が陰謀に関わっている可能性と、彼らが薛燈(せつとう)(せつとう)を探しに都へ向かう計画を知ることとなる。周縁(しゅうえん)の身を案じた衛起(えいき) は、即座に部隊に都への帰還を命じる。

女神様の縁結びあらすじ、15話ネタバレ

五通もの手紙を受け取った衛晴(えいせい)は、衛起(えいき) の帰府を知り、新しい服を用意して周縁(しゅうえん)を招待する。ちょうどその頃、周縁(しゅうえん)は他人の能力を吸収すると同時に体が浮遊する異能力を手に入れていた。新しい服に著替えて外に出た瞬間、彼女は突然空に浮かび上がり、周囲の人々を騒然とさせる。

都へ急ぐ衛起(えいき) は、腕に違和感を感じ、周縁(しゅうえん)に何かあったのではないかと予感する。焦燥感に駆られる中、突然頭上に周縁(しゅうえん)が現れ、大きな声で呼びかける。衛起(えいき) はすぐさま馬を駆り、空中に浮かぶ周縁(しゅうえん)を抱きとめる。

女神様の縁結びあらすじ、15話ネタバレ

再会の喜びも束の間、衛起(えいき) は周縁(しゅうえん)に何故空に浮かんでいたのかを尋ねる。周縁は「気分が悪かったから」と軽い気持ちで答えるが、衛起はそれを自分に会えて嬉しくないという意味だと誤解し、周縁は自分の失言を悔やむ。

再び予期せず空に浮かび上がった周縁は、慌てふためくうちに誤って衛起のズボンを脱がせてしまい、衛起を赤面させる。最終的に、侍衛たちが侯爵邸から替えの服を持ってきて、この気まずい状況は収まる。

周縁は親友の林煙(りんえん)に、衛起がまだ怒っているのではないかと相談する。林煙(りんえん)はズボンを脱がせたことは確かに恥ずかしい出来事だと認めつつも、周縁が三日連続で侯爵邸を訪ねても衛起に会えないことを不思議がる。そして、林煙(りんえん)は自身の特殊能力「墨読(ぼくどく)」を使い、衛起がいる可能性のある三つの場所を周縁に伝える。

翌日、衛起は異能者の集まる場所を訪れ、周縁は彼のために馬の鞭を受け取る。周司礼になってから、周縁と異能者たちの関係は良好で、皆彼女に温かく挨拶をするが、衛起に対しては冷淡な態度を示す。

周縁は衛起に、ここは異能者たちが不満を晴らす場所で、衛起のような苦労を知らない人間がここに来ることは、異能者たちの心に刃を突き立てるようなものだと説明する。衛起は無定たちを探すため、この場所をくまなく捜索する。彼が勢いよくある部屋の扉を開けた瞬間、中にいた人物のくしゃみによる風圧で吹き飛ばされてしまう。

周縁は偶然、衛起が描いた価顔絵を見つけ、彼の絵の上手くないことをからかう。そして、自身の「画心」の異能力を使い、三人の正確な価顔絵を描く。衛起は価顔絵を持って去り、周縁はどこかで見覚えのある人物たちについて考え込む。

最近、周縁は常に衛起のそばにいて、自分の仕事の大半を甯嵐(ねいらん)に任せきりにしていたため、甯嵐(ねいらん)は多忙を極め、内心不満を抱いていた。

忙しさのあまり、甯嵐(ねいらん)は機の上にある烏梅の箱を見つけ、周平(しゅうへい)に尋ねると、林煙(りんえん)が来た時に置いていったものだと知る。他のことは気にせず、甯嵐(ねいらん)は急いで林煙(りんえん)を探しに行く。実は、この烏梅は林煙(りんえん)が自ら採取し、作ったもので、甯嵐(ねいらん)の喉を労わるために用意したものだった。甯嵐(ねいらん)は内心喜びながらも、口では「まあまあ」と答えるが、林煙(りんえん)に促され、最終的に贈り物への感謝を伝える。

林煙(りんえん)は早めに甯嵐(ねいらん)を訪ね、彼が仕事に集中しているのを見て邪魔をせず、半時ほど静かに待っていた。甯嵐(ねいらん)が遠回しに家まで送ると申し出ると、林煙(りんえん)は喜んで承諾する。

林煙(りんえん)の二人の兄が再び甯嵐(ねいらん)と林煙(りんえん)に絡んできた。林煙(りんえん)は甯嵐(ねいらん)に戒律を破らせたくないと思い、彼の手を引いてその場を去ろうとする。しかし、二人の兄は木棍で襲いかかり、林煙は怪我をして気を失ってしまう。甯嵐(ねいらん)は自身の仮動を顧みず、二人を自滅させ、その後、崔蛍に連れられて処置を受ける。

衛起は転生術を修得し、本来周縁が受けるはずだったダメージを代わりに受けるようになっていた。崔神医(さいしんい)はそれを心配し、どんなに丈夫な体でもこのような負担には耐えられないと忠告する。

第16話あらすじとネタバレ

林煙(りんえん)の兄二人が屋敷に戻り、林篷に報告した。甯嵐(ねいらん)が林煙(りんえん)を助けるため、結縁司(けつえんし)の封印を破り、言霊(ことだま)で攻撃してきたため、二人は怪我をしたという。証拠として、頭に血を流した傷を見せた。林篷はこの知らせを聞き、喜びと驚きを隠せない様子で、甯嵐(ねいらん)にはまだ大きな利用価値があると考えた。

女神様の縁結びあらすじ、16話ネタバレ

過去に戻れる能力を持つ周縁(しゅうえん)は、衛起(えいき) を連れ、仲春の日の橋の上へと戻った。衛起(えいき) は周縁(しゅうえん)が再び自分を辛い目に遭わせようとしていると思ったが、実は周縁(しゅうえん)は衛起(えいき) に愛の告白をしようとしていたのだ。突如満開になった水月桃花の中で、衛起(えいき) は周縁(しゅうえん)の手にある指輪を見て、また幻術に騙されていると思い込み、立ち去ろうとする。周縁(しゅうえん)は慌てて後ろから衛起(えいき) を強く抱きしめ、自分の気持ちは真実だと訴えるが、衛起(えいき) は信じない。

現実世界に戻ると、衛起(えいき) は周縁(しゅうえん)に帰るよう促すが、彼女は拒否し、逆に衛起(えいき) を抱きしめる。衛起(えいき) は厚かましいと非難するが、周縁(しゅうえん)は怒るどころか、衛起(えいき) が自分の名前を呼んでくれたことに喜びを感じている。おやすみを言い、周縁(しゅうえん)は嬉しそうに去っていく。衛起(えいき) も周縁(しゅうえん)の感情に影響され、深入りするなと自分に言い聞かせながらも、顔には笑みが隠せない。

女神様の縁結びあらすじ、16話ネタバレ

ある日、庭園で周縁(しゅうえん)は衛起(えいき) を呼び止め、好意を寄せているかを単刀直入に尋ねる。衛起は逃げようとするが、周縁(しゅうえん)の人形術で引き戻され、抱きしめられてしまう。

その時、周平(しゅうへい)が甯嵐(ねいらん)の喜印を持って通りかかり、衛起はまんざらでもない様子で、周縁(しゅうえん)の方が積極的だと指摘する。二人は甯嵐(ねいらん)が戒律司に閉じ込められたという知らせに驚き、見舞いに行くことに。戒律司の前で、侍衛に必死に頼み込んでいる林煙(りんえん)に出会う。衛起は侍衛に多額の金を与え、侍衛は原則を曲げ、三人を戒律司の中へ案内する。

女神様の縁結びあらすじ、16話ネタバレ

林煙(りんえん)に会い、甯嵐(ねいらん)は大変喜ぶ。彼女が無事で安心するも、結縁司(けつえんし)には異人同士の結婚は許されず、必ずどちらかが命を落とすという不文律があることを知る。

周縁はこの掟に疑問を抱き、崔螢(さいけい)に詳しく尋ねる。崔螢(さいけい)は異人を表す星空を見上げさせ、異人同士が結婚すれば、必ずどちらかが犠牲になるのだと説明する。

一方、林煙(りんえん)は林篷に甯嵐(ねいらん)を助けるよう頼むが、林篷は拒否し、用事があると早々に立ち去る。林煙(りんえん)は林篷が落とした物を拾う際に、自分が母に書いた手紙の黴びた封筒を見つけ、悲しみと困惑に襲われる。林篷は書斎を出る前に迷香を焚き、林煙(りんえん)はすぐに気を失ってしまう。目を覚ますと、南昭王に嫁ぐことが決まっており、林篷に理由を問いただす。実は、林煙(りんえん)の誕生により林篷は読心の異能を失っており、彼女に恨みを抱いていたのだ。

南昭王との婚礼の際、林煙(りんえん)は隙を見て逃げ出し、自害を図る。南昭王はこれに激怒し、林煙(りんえん)の意思を無視して無理やり彼女を手に入れようとする。その時、甯嵐(ねいらん)が駆けつけ、言霊(ことだま)の術で南昭王を自害させ、林煙(りんえん)を抱えてその場を去り、瀚海閣へ送り届ける。

異人同士の結婚でどちらかが死ぬ掟を思い、甯嵐(ねいらん)は林煙(りんえん)が目を覚ます前に姿を消す。周縁は甯嵐(ねいらん)を捜し回るが見つからず、代わりに箱の中で重傷を負った姜染(きょうぜん)を発見する。姜染(きょうぜん)は目を覚ますと周縁を呂小姐(りょしょうじょ)と勘違いして抱きつき、周縁を驚かせる。衛起が駆けつけ、姜染(きょうぜん)を引き離し、呂小姐(りょしょうじょ)の絵姿を見せて現実を突きつける。

姜染(きょうぜん)は元々は神機門(しんきもん)の人間だったが、後に結縁司(けつえんし)に寝返り、無定たちの怒りを買った。無言は易容術を使い姜染(きょうぜん)を惑わし、彼に大きな苦痛を与えたのだった。

衛起は昇進の機会を捨て、周縁の上司として結縁司(けつえんし)に入ることを選ぶ。この決断に衛寧(えいねい)は落胆するが、衛晴(えいせい)は衛起がようやく自分の道を見つけたことを喜ぶ。