女神様の縁結びあらすじ21話・22話、ネタバレ

第21話あらすじとネタバレ

裴因(はいいん)は衛起(えいき) と周縁(しゅうえん)を紅線廟(こうせんびょう)へ押し込み、姿を消した。去り際に周縁(しゅうえん)にこの機会を大切にするように念押しするのも忘れなかった。衛起(えいき) と本当に夫婦になることを考え、周縁(しゅうえん)は喜びで胸がいっぱいだった。彼女は衛起(えいき) に、あの日廟で縁結びを祈願していた時、物陰に隠れて全てを聞いていたことを告白し、男装していたことや一度結婚していたことについて謝罪した。周縁(しゅうえん)の告白に対し、衛起(えいき) はただ微笑むだけで何も言わない。これに周縁(しゅうえん)は少し腹を立て、独身のままでも自業自得だと言い放ち、踵を返そうとした。それを見て衛起(えいき) は慌てて後ろから彼女を強く抱きしめ、唇に優しくキスをした。二人が甘い時間に浸っていると、甯嵐(ねいらん)の声が突然響き、二人を冷やかした。せめて結婚の宴を開くべきだろうと。李眠(りみん)と畢醒月(ひつせいげつ)も現れ、祝いの菓子を要求し、三組のカップルが集まり、温かく楽しい雰囲気に包まれた。

女神様の縁結びあらすじ、21話ネタバレ

紅線廟(こうせんびょう)での結婚式。畢醒月(ひつせいげつ)はテーブルに並べられた祝いの果物に既に目が釘付けだったが、衛起(えいき) と周縁(しゅうえん)がなかなか来ないので、こっそり一つ味見してしまった。華やかな婚礼衣装を身にまとった衛起(えいき) と周縁(しゅうえん)がついにゆっくりと廟の中へ歩みを進めた。二人はまさに美男美女のカップルだったが、唯一残念なことに、両家の親族はこの場に立ち会うことができなかった。そのため、二人は月下仙(げっかせん)に敬意を表すことにした。衛起(えいき) は月下仙(げっかせん)の姿に少々不満を抱いていたものの、周縁(しゅうえん)の師であり、二人の縁を結んでくれた存在であることを考慮し、周縁(しゅうえん)の前で月下仙(げっかせん)に礼をした。

結婚の儀式の時、衛起(えいき) の髪が周縁(しゅうえん)の髪飾りに引っかかってしまったが、幸いにも周りの人がすぐに助けてくれた。周縁(しゅうえん)の美しい姿を見て、衛起(えいき) は思わずキスをし、二人は洞房へと送られた。しかし、周縁(しゅうえん)は洞房で長い間待っても衛起(えいき) の姿が見えず、困惑した。

女神様の縁結びあらすじ、21話ネタバレ

一方、衛起(えいき) は外でちょっとした試練を経験していた。彼はまず大量の酒を飲まされ、景幻と姜染(きょうぜん)にからかわれ、風に吹かれ、水路を通る際には襲撃され、岸に上がった時には既に疲れ切っていた。異変に気づいた周縁(しゅうえん)が出てきて、騒ぎを起こしていた景幻と姜染(きょうぜん)を止め、衛起を心配そうに部屋へ連れて帰った。

裴因(はいいん)は幻境を作り出し、衛侯爺と周裴(しゅうはい)を対面させた。二人は会うなり言い争いを始め、霧隠(きりがくれ)村の惨劇の責任を互いに非難し合った。周裴(しゅうはい)は周縁(しゅうえん)を引き取ったのは罪滅ぼしの為だと語り、衛侯爺は異人が一般人の生活に溶け込めるように結縁司(けつえんし)を設立したと語った。それでも、霧隠(きりがくれ)村の村人たちにとっては、二人は依然として罪人だった。衛侯爺は霧隠(きりがくれ)村を討伐することを決めたのは密告があったからだと明かし、その密告者の名前を耳元で囁いた。

女神様の縁結びあらすじ、21話ネタバレ

薛燈(せつとう)(せつとう)はかつて裴因(はいいん)を捕らえるためならどんな手段も厭わなかったが、今、裴因(はいいん)に会っても無関心な様子だった。これに裴因(はいいん)は非常に疑問を抱いた。問い詰めると、崔螢(さいけい)から、かつて自分が霧隠(きりがくれ)村を離れたのは婚約を解消し、星垣(ほしがき)を迎えるためだったと聞かされたという。しかし、霧隠(きりがくれ)村で山崩れが起き、全てが手遅れになってしまった。それ以来、裴因(はいいん)は毎日酒に溺れ、崔螢(さいけい)が彼の記憶を預かり、苦しみを和らげることを提案するまで、その日々が続いた。

かつて霧隠(きりがくれ)村を離れたのは、裴因(はいいん)と薛燈(せつとう)(せつとう)の他に、林篷がいた。薛燈(せつとう)(せつとう)は以前は林篷を疑ったことはなかった。星垣(ほしがき)が彼の記憶を消したのを見ていたからだ。しかし、彼は他の方法で霧隠(きりがくれ)村に戻る方法を見つけたのかもしれない。そう考えた薛燈(せつとう)(せつとう)の目は冷たくなった。

周縁(しゅうえん)は幼い頃から男装に慣れており、急に髪を結うように言われて戸惑っていたが、器用な衛起がすぐに助けてくれた。周縁(しゅうえん)は良い夫を見つけたものだと感嘆した。衛起は周縁(しゅうえん)の不器用さをからかい、彼女を少し怒らせてしまったが、すぐにそんな周縁(しゅうえん)が好きだと付け加え、周縁(しゅうえん)の機嫌は直った。

結縁司(けつえんし)の規則に違仮し、在職中に結婚したため、掌事の崔螢(さいけい)は周縁(しゅうえん)を雑役に回そうとしたが、衛起が仮対し、最終的に崔螢(さいけい)は妥協し、最近頻発している異能事件の調査を周縁(しゅうえん)に任せることにした。

不夜楼で周縁(しゅうえん)が詳しく情報を集めていた時、ある異人が暴走した。衛起は素早く異人を製圧し、周縁(しゅうえん)にその能力を吸収させた。異人は正気に戻ったが、衛起は仮動を受け、血を流し続けた。

現在、李眠(りみん)は天香楼の店主となり、畢醒月(ひつせいげつ)はいつも手伝おうとするが、だいたい裏目に出てしまい、店の従業員たちは彼女に手を出さないでほしいと思っているほどだった。李眠(りみん)はそれを不憫に思い、彼女に部屋で菓子を食べるように勧めた。最近、畢醒月(ひつせいげつ)の記憶力はどんどん衰え、よく眠るようになっており、李眠(りみん)は非常に心配していた。しかし、目を覚ました畢醒月(ひつせいげつ)はなんと自分の夫を認識できなくなっていて、李眠(りみん)はさらに不安を募らせていた。

第22話あらすじとネタバレ

周縁(しゅうえん)は、これまで未来設計に衛起(えいき) のことを考えていなかったことに気づき、罪悪感を覚えます。しかし、同時に一族の助けも必要としており、複雑な心境で茫然としていました。そこへ裴因(はいいん)が現れます。崔蛍からの細かな束縛にうんざりしていた裴因(はいいん)は、周縁(しゅうえん)との気楽な時間に安らぎを求めてきたのでした。周縁(しゅうえん)は衛起(えいき) と星垣(ほしがき)の物語に興味津々で、裴因(はいいん)に話をせがみます。

女神様の縁結びあらすじ、22話ネタバレ

裴因(はいいん)は、追手から逃げる途中、霧隠(きりがくれ)の裏に迷い込んだ時のことを語り始めます。星垣(ほしがき)に命を救われ、異術を授かり寿命を延ばしてもらったことで、二人は深い絆で結ばれ、生涯を共にすると誓い合いました。しかし、裴因(はいいん)が婚約解消のために裏を離れている間に、霧隠(きりがくれ)の裏は変事に見舞われ、二人は永遠の別れを迎えることになります。裴因(はいいん)はこの経験から、周縁(しゅうえん)に衛起(えいき) との関係を大切にし、他のことで邪魔をしないように忠告します。周縁(しゅうえん)は彼の助言を心に留め、屋敷に戻ります。

一方、衛起(えいき) は仮動で重傷を負い、激しい痛みをこらえながら傷の手当てをしていました。周囲には血に染まった布切れが散乱しています。何も知らない周縁(しゅうえん)は、衛起(えいき) が自分の帰りを待っていると思い込んでいました。しかし、シーツに血痕のついた白い布を見つけた時、あの血水の入った桶のことを思い出します。衛起(えいき) は周縁(しゅうえん)を強く抱きしめ、何も聞かずにただ一緒に横になっていてほしいと告げます。

女神様の縁結びあらすじ、22話ネタバレ

静かな夜、甯嵐(ねいらん)は遠くから聞こえる笛の音に誘われるように歩き出します。それを見た薛燈(せつとう)(せつとう)は彼を平手打ちし、笛の音すら抗えないようでは愛する人は守れないと嘲笑います。林煙(りんえん)のことを思い出した甯嵐(ねいらん)は、薛燈(せつとう)(せつとう)を無視して急いで戻ります。目覚めた林煙(りんえん)は目眩を感じ、薛燈(せつとう)(せつとう)の姿を見て緊張します。裴因(はいいん)が仲裁に入り、今は薛燈(せつとう)(せつとう)は味方だと皆を安心させます。薛燈(せつとう)(せつとう)は林煙(りんえん)と初めて会った時の状況を聞きますが、林煙(りんえん)の答えに違和感を覚えます。薛燈(せつとう)(せつとう)は甯嵐(ねいらん)に言霊(ことだま)を使うことを提案します。甯嵐(ねいらん)は言霊(ことだま)を使うことに抵抗を感じますが、裴因(はいいん)の説得と林煙(りんえん)の同意もあり、事の重大さを理解し、言霊(ことだま)の使用を受け入れます。

ある夜、不夜楼で酒を飲んでいた薛燈(せつとう)(せつとう)は、驚くべきことに、衛起(えいき) と周縁(しゅうえん)に過去の非礼を詫び、刀を差し出しその場で復讐するように促します。しかし、衛起(えいき) と周縁(しゅうえん)は手出しせず、薛燈(せつとう)(せつとう)が復讐に行き、もし生きて帰れたら罪を償うと話すのを聞いて、さらに困惑します。二人は薛燈(せつとう)(せつとう)の言葉を心に留め、甯嵐(ねいらん)の周囲に危険な要素があることを改めて認識し、注意を払うことを決意します。

女神様の縁結びあらすじ、22話ネタバレ

夜、甯嵐(ねいらん)は林煙(りんえん)に寝物語を読み聞かせ、部屋を出て行こうとします。しかし、林煙(りんえん)は珍しく甯嵐(ねいらん)に一緒に寝ようと告げ、甯嵐(ねいらん)が動揺していると、彼を強く抱きしめ始めます。甯嵐(ねいらん)は驚き、林煙(りんえん)を起こそうとしますが、林煙(りんえん)は目を覚ますどころか、かんざしで甯嵐(ねいらん)を刺そうとします。甯嵐(ねいらん)はとっさに手で受け止めますが、掌から血が流れ、限界が近づいていました。その時、衛起(えいき) と周縁(しゅうえん)が駆けつけ、衛起(えいき) は素早く林煙(りんえん)を引き離し、周縁(しゅうえん)は林煙(りんえん)の能力を吸収します。この行動により、衛起(えいき) は再び仮動を受け、顔色がさらに悪化しますが、周縁(しゅうえん)はまだそれに気づいていません。

醒月は夢の中で、多くの人が列をなして溶岩に飛び込むのを見ます。かすかに笛の音が聞こえ、何か良くないことが起こる予感がした醒月は、結縁司(けつえんし)に行って周縁に知らせようとしますが、起き上がろうとした途端、力尽きて倒れてしまいます。醒月の焦りを感じた李眠(りみん)は、彼女を抱きかかえて結縁司(けつえんし)へ向かいます。目を覚ました醒月はすぐに夢の内容を話し、周縁と衛起(えいき) に一刻も早く行動を起こさなければ手遅れになると警告します。

醒月から夢の中で見た剣の話を聞いた李眠(りみん)は、自分の星落剣に何か問題があるのではないかと考えます。衛起が調べた結果、その剣は偽物であることが判明します。本物の星落剣は既に衛起によって折られており、本物は強い霊気を帯びているのに対し、この剣はただの剣でした。

霧隠(きりがくれ)の裏の二大神器の一つである月隕笛は、全ての異人の精神を操ることができます。周縁は、醒月の夢で聞こえた笛の音が月隕笛の音だと判断します。

林煙(りんえん)は、林篷が自分の墨読(ぼくどく)能力を利用して霧隠(きりがくれ)の裏の位置を突き止め、数百人の命が奪われたことを知り、甯嵐(ねいらん)と共に月隕笛を盗みに行きますが、林篷は逃亡します。復讐に焦る薛燈(せつとう)(せつとう)は、苦痛に耐えながら衛晴(えいせい)に別れを告げます。