恋華(れんか)(最終回)あらすじ35話・36話、ネタバレ

第35話あらすじとネタバレ

天帝(てんてい)が帰還すると、ためらうことなく老いさらばえた肉体を滅ぼし、証拠も全て隠滅した。得意満面の彼は、もはや誰にも弱味を握らせることはないと確信し、炎越(えんえつ)として千秋の覇業を成し遂げようと企てた。しかし、彼の体内では真の支配者である父親の力との激しい攻防が続いていた。

恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~あらすじ、35話ネタバレ

妖王(ようおう)は鳳凰の羽根を手に入ると、傍らにいた欧亜(おうあ)に深謝した。話題が魏枝(ぎし)に移ると、妖王(ようおう)は皆に警戒を怠らず、異変があればすぐさま報告するよう促した。意児(いじ)は炎越(えんえつ)と魏枝(ぎし)のために豪華な食事を用意したが、現れたのは炎越(えんえつ)ただ一人だった。食事後、二人の不仲を心配する意児(いじ)は、目の前の炎越(えんえつ)に違和感を覚え始めた。意児(いじ)の言葉を聞いた炎洛(えんらく)も、炎越(えんえつ)の正体を疑い始めた。

誰もいない隙に、天帝(てんてい)は不死身の計画を進め、炎越(えんえつ)の実母の魂の欠片を早々と渡し、協力に感謝した。大殿で一人、炎越(えんえつ)のことで気落ちしている魏枝(ぎし)。意児(いじ)たちは彼女を慰めに来るが、皆、今の炎越(えんえつ)がまるで別人のように感じている。魏枝(ぎし)は現状に迷い、炎越(えんえつ)の母親の魂にさえ心境を吐露した。

恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~あらすじ、35話ネタバレ

その後、炎洛(えんらく)は天帝(てんてい)と即位式について相談するが、天帝(てんてい)は三界を統一し、支配しようと企む貪欲な一面を見せる。さらに、炎洛(えんらく)に魏枝(ぎし)を魔族に服従させるよう命じる。炎洛(えんらく)は、かつて優しかった炎越(えんえつ)がこんな風になるとは信じられず、天帝(てんてい)の計画に断固仮対する。お茶を飲んでいる最中、炎洛(えんらく)は炎越(えんえつ)の手に赤霄剣の傷跡があることに気付き、目の前の人物が本物の炎越(えんえつ)ではないと悟る。

息子に正体を見破られた天帝(てんてい)は、もはや偽装をやめ、本来の姿に戻る。炎洛(えんらく)は、慈愛に満ちていた父親が禁術で寿命を保ち、長寿のために実の息子を傷つけたことに衝撃を受ける。天帝は息子の忠告に耳を貸さず、彼に毒手を下した。同時に、魏枝(ぎし)は手のひらにある符文から炎洛に危険が迫っていることを察知し、急いで駆けつけるが、天帝が炎洛を殺害する場面を目撃し、逃走する。

恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~あらすじ、35話ネタバレ

下界で草木が枯れているのを見た大桃(おおもも)は、雨神が何かトラブルに遭っているのではと察し、天界に助けを求めるが、天帝に追いつかれ、その場で殺されてしまう。木老(もく ろう)に救われた魏枝は、花戎(かえい)が邪悪な力に対抗できることを知る。妖境では、藍蘇(らんそ)と欧亜(おうあ)の子がもうすぐ生まれるという時、天帝が鳳凰の卵を狙って現れ、藍蘇(らんそ)を倒して逃げ去る。魏枝は、友人が自分のために犠牲になったことを悲しむ。

最後に、天帝は炎越に扮し、全ての罪を魏枝に負わせ、自ら彼女を捕まえようとする。

最終回(第36話)あらすじとネタバレ

意児(いじ)は帰る途中、炎洛(えんらく)への深い思いが再び胸にこみ上げてきた。ふと、目の前に座ってゆったりと琴を弾く彼の姿が見えた気がした。庭に著くと、桃の木に掛かる相思豆の連に気づき、それが大桃(おおもも)のものだと気づき、炎洛(えんらく)を殺した真犯人を見つける手助けをしようと決意する。

恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~あらすじ、36話ネタバレ

意児(いじ)は時空の塵へ向かうが、そこは何者かによって封印が強化されていた。彼女は急いでこのことを天后(てんこう)に伝え、天后(てんこう)は意児(いじ)を連れてすぐに時空の塵へと向かった。本来、掟を破るつもりはなかった天后(てんこう)だが、息子と真実のために、中へ入る決断をする。

中に入ると、天帝(てんてい)が炎越(えんえつ)に憑依し、実の息子を自らの手で殺したことが判明する。出てきた天后(てんこう)は、あっという間に白髪となり、意児(いじ)にすぐに隠れるように告げ、自身は事態を収拾するため天界に残ることを選ぶ。

恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~あらすじ、36話ネタバレ

藍蘇(らんそ)が倒れた時、欧亜(おうあ)はずっと傍で妻を守り、一歩も離れようとしなかった。その後、欧亜(おうあ)は妖王(ようおう)に藍蘇(らんそ)の仇を討つ決意を伝えるが、妖王(ようおう)は彼を一人で危険な目に遭わせたくないと、妖王(ようおう)の座を欧亜(おうあ)に譲る。

魏枝(ぎし)は魔界に戻ると、聖女として真実を探り続け、配下を率いて天界を攻める。天帝(てんてい)は天后(てんこう)が真実を知ったことを知り、もはや偽ることをやめ、全ては長生を得るためだったと本性を現す。天后(てんこう)は天帝(てんてい)に改心するように説得するが、天帝(てんてい)は拒否し、天后に危害を加えようとする。子供に手を出した時から、天后は天帝(てんてい)との縁を切っていた。皆が天帝(てんてい)を間違っていると非難しても、天帝は自分の道を突き進む。

恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~あらすじ、36話ネタバレ

天帝は青涣(せいせん)に魔界への攻撃を命じるが、青涣(せいせん)は抵抗するも葉わず、意友から炎越(えんえつ)が操られていた真実を聞く。迫り来る天魔大戦を前に、魏枝(ぎし)は鳳凰として天帝に宣戦布告する。天帝は魏枝(ぎし)を滅ぼすため、罪のない民にまで手を出し始める。戦いの中、欧亜(おうあ)は藍蘇(らんそ)の仇を討つため魏枝(ぎし)の前に立ちはだかり、息を引き取る前に妻の仇討ちを魏枝(ぎし)に託す。

天帝の残酷な一面を目の当たりにした魏枝(ぎし)は、怒りに燃え、鳳凰の真の姿を現して戦う。決戦の時、天帝は鳳凰に止めを刺そうとするが、体内の炎越(えんえつ)が激しく動揺し始める。以前、木老(もく ろう)の教えに従い、ある者が花戎(かえい)と自分の命を犠牲にして炎越(えんえつ)を元に戻そうとしていたのだ。炎越(えんえつ)が目を覚ました時、愛する者の最期をただ見守ることしかできなかった。

半年後、三界には再び平和が訪れる。意児(いじ)は新天地の地位を継ぎ、欧亜(おうあ)は妖王(ようおう)となり、藍蘇(らんそ)との日々を懐かしむ。そして、数々の困難を乗り越えた魏枝と炎越(えんえつ)もついに再会し、共に余生を過ごす。