第11話あらすじとネタバレ
李俊輝(リー・ジュンフイ)の失踪に、杜城(ドゥー・チョン)はすぐさま行動を開始し、チームを率いて現場へ急行、捜索を開始した。しかし、ようやく李俊輝(リー・ジュンフイ)を発見した時には、彼はすでに重傷を負い、意識不明の状態だった。杜城(ドゥー・チョン)はすぐに蔣峰(ジャン·フォン)に救急車を呼ぶよう指示したが、残念ながら李俊輝(リー・ジュンフイ)の命は助からなかった。この犠牲に、全員が悲しみに耐えながら、何溶月(ホー・ロンユエ)の検死報告を待つしかなかった。
李俊輝(リー・ジュンフイ)の緻命傷を調べていた何溶月(ホー・ロンユエ)は、その傷が以前雷隊が受けた傷と酷価していることに気づき、警察は衝撃を受けた。署内は悲しみに包まれたが、張(チャン)局長局は、より重要な任務を背負っていることを皆に思い出させ、気を引き締めるよう促した。そこで杜城(ドゥー・チョン)は張(チャン)局長局の助言に従い、楚天啓(チュー・ティエンチー)から供述を得ることにし、賀虹(ホー・ホン)事件の鍵となる情報を得ようとした。
楚天啓(チュー・ティエンチー)はずっと、賀虹(ホー・ホン)はかつて自分が深く愛した女性であり、小安(シャオアン)の母親だと信じ、彼女のために罪を被ろうとしていた。しかし、杜城(ドゥー・チョン)が賀虹(ホー・ホン)の警察官殺害という残忍な行為を明らかにすると、楚天啓(チュー・ティエンチー)は事態が自分が考えていたよりもはるかに複雑であることに気づいた。賀虹(ホー・ホン)は自分が楚天啓(チュー・ティエンチー)を利用し、穆偉(ムー・ウェイ)が自分を害そうとしているという嘘をでっち上げ、自分が穆偉(ムー・ウェイ)を殺害した事実を隠蔽していたことを認めた。楚天啓(チュー・ティエンチー)は賀虹(ホー・ホン)の言葉に騙され、彼女のアリバイ工作と死体処理に協力していたのだ。真実が明らかになるにつれ、楚天啓(チュー・ティエンチー)は自分の未来が不確実なものになることを悟ったが、彼の最大の関心事は小安(シャオアン)にもう一度会えるかどうかだった。この面会後、小安(シャオアン)は賀虹(ホー・ホン)の母親の元へ送られ、彼女は出発前に賀虹(ホー・ホン)からもらった一枚の絵を沈翊(シェン・イー)に渡した。
最初は、沈翊(シェン・イー)はその絵に特別な意味があるとは思わなかった。しかし、それが賀虹(ホー・ホン)が残したリストであり、「M」のサインがあることに気づいた。このリストとサインから、沈翊(シェン・イー)はついに賀虹(ホー・ホン)が自分のアトリエで言った言葉の意味を理解した。彼が描いた雷隊を殺害した女性は賀虹(ホー・ホン)であり、彼女は顔を変えていたのだ。この発見により、杜城(ドゥー・チョン)は当時の資料を再検証し、現在の賀虹(ホー・ホン)がかつて人身売買組織の中核メンバーの一人であったことを確認した。
捜査が進むにつれ、杜城(ドゥー・チョン)と沈翊(シェン・イー)は蔡曼妮(ツァイ・マンニー)、かつての被害者で帰国後に証言した女性に会った。彼女の証言から、本当の賀虹(ホー・ホン)もまた、その組織の被害者であったことがわかった。妊娠したことで組織にとって価値を失った賀虹は、移送中に置き去りにされそうになった。その時、組織の中心人物「M」が賀虹の境遇に同情し、彼女を救うことを決意。賀虹に顔の手術を受けさせ、新しい身分で生きていくよう手配したのだ。
一方、陳秋雯(チェン・チウウェン)の人生にも劇的な変化が訪れた。ある日、自宅前で宅配便を受け取っていた彼女は、宅配便業者に変装した趙明哲(チャオ・ミンジョー)に襲われた。激しい格闘の末、陳秋雯(チェン・チウウェン)は正当防衛で趙明哲(チャオ・ミンジョー)を殺害した。警察が到著した後、陳秋雯(チェン・チウウェン)は自分が長年夫である趙明哲(チャオ・ミンジョー)からDVを受けており、故郷を逃れて北江(ベイジャン)に来て名前を変えて生活していたことを告白した。この事件は単なる殺人事件ではなく、複雑な家庭問題と個人の運命が絡み合ったものだった。
趙明哲(チャオ・ミンジョー)の恋人であり、妊娠中であった陸婷(ルー・ティン)は、子供に戸籍を与えるため、趙明哲(チャオ・ミンジョー)の遺体の解剖を拒否した。彼女は陳秋雯(チェン・チウウェン)の居場所を見つけ、趙明哲(チャオ・ミンジョー)と離婚するよう説得しようとしていたことを明かした。しかし、全ては趙明哲(チャオ・ミンジョー)の出現によって複雑になった。沈翊(シェン・イー)は趙明哲(チャオ・ミンジョー)の不自然な頭の形と無傷の帽子など、いくつかの不審な点に気づき、事件の謎はさらに深まった。
それと同時に、何溶月(ホー・ロンユエ)は検死中に趙明哲(チャオ・ミンジョー)が死亡前に電気ショックを受けていたという重要な手がかりを発見した。その後、蔣峰(ジャン·フォン)も陳秋雯(チェン・チウウェン)の住居付近で捨てられたスタンガンを発見し、これが事件捜査の新たな突破口となった。
第12話あらすじとネタバレ
杜城(ドゥー・チョン)は陳秋雯(チェン・チウウェン)の指紋とDNAが付著したスタンガンを証拠として提示した。これは彼女が趙明哲(チャオ・ミンジョー)をスタンガンで気絶させ、その後ナイフで刺殺したことを証明するものだった。杜城(ドゥー・チョン)は陳秋雯(チェン・チウウェン)にこれらの証拠を突きつけ、自白して情状酌量を求めるよう促した。追い詰められた陳秋雯(チェン・チウウェン)はついに犯行を認めた。
陳秋雯(チェン・チウウェン)は、趙明哲(チャオ・ミンジョー)の魔の手から逃れたものの、心に深い傷を負い、彼の影から逃れられずに苦しい生活を送っていたと語った。男性に近づくことにも恐怖を感じ、護身用にスタンガンを購入したという。彼女は、ドアを開ける度に用心のためにスタンガンを握っていたため、趙明哲(チャオ・ミンジョー)を気絶させることができたと説明した。
趙明哲(チャオ・ミンジョー)が気絶した後、もがき始めたため、恐怖に駆られた陳秋雯(チェン・チウウェン)はナイフで彼の命を奪ったと主張(チャン)局長した。この説明は一見筋が通っているように思えたが、沈翊(シェン・イー)は授業中にその矛盾点に気付いた。性暴力被害を描いた二枚の絵画を解説していた沈翊(シェン・イー)は、被害者である陸婷(ルー・ティン)と陳秋雯(チェン・チウウェン)の内に秘めた怒りの強さを改めて認識した。
陸婷(ルー・ティン)が物音に過剰に仮応した様子を思い出し、沈翊(シェン・イー)は彼女もまた趙明哲(チャオ・ミンジョー)の被害者ではないかと疑い始めた。この新たな発見を受け、沈翊(シェン・イー)と杜城(ドゥー・チョン)は直ちに新たな証拠探しに著手した。まず趙明哲(チャオ・ミンジョー)が宿泊していたホテルを調べると、彼が豊茂ビルが見える部屋をわざわざ選んでいたことが判明した。これは陳秋雯を監視するためだった。
陳秋雯は趙明哲に見つかることを恐れていたと主張(チャン)局長していたが、SNSに位置情報が分かる自撮り写真を投稿していた。これは写真が意図的に合成されたもので、趙明哲に手がかりを与えるためのものだったと推測された。沈翊(シェン・イー)と杜城(ドゥー・チョン)は徐々に、陳秋雯の背後に共犯者、陸婷(ルー・ティン)の存在を確信していく。更なる尋問でも陳秋雯は自らの主張(チャン)局長を曲げず、詳細を語ろうとはしなかった。一方、警察署で事情聴取を受けていた陸婷(ルー・ティン)は、沈翊(シェン・イー)の追及により、ついに全ての事実を告白した。
実は、陸婷(ルー・ティン)は長期間に渡り趙明哲から暴行を受けており、妊娠を機に彼を排除することを決意したのだった。陳秋雯とのツーショット写真を使って彼女に助けを求め、二人は共謀して趙明哲に写真を見せ、彼を陳秋雯の元へ誘い出した。趙明哲が陳秋雯を襲おうとしたところをスタンガンで製圧し、そこに陸婷(ルー・ティン)が現れた。意識を取り戻した趙明哲に対し、陸婷は正当防衛で彼を刺殺した。陳秋雯は陸婷の子供を守るため、現場を偽装し、過剰防衛による殺人に見せかけ、罪をかぶることを決意したのだ。
沈翊(シェン・イー)が陳秋雯の流産歴を提示し、彼女が罪をかぶった心理を明らかにするまで、陳秋雯は真実を認めようとはしなかった。事情聴取後、陸婷は陳秋雯に再会し、深い感謝の意を伝えた。
また、女子大生の柳小葉(リウ・シャオイエ)は飲み会の後、暴行を受けた。意識を取り戻した彼女は警察に犯人の特徴を説明し、価顔絵を描いたが、その絵はどこか奇妙なものだった。派出所の胡所長は沈翊(シェン・イー)に捜査協力を依頼した。同時に、何溶月(ホー・ロンユエ)も応援要員として派遣され、柳小葉(リウ・シャオイエ)の身体検査を担当した。検査中、柳小葉(リウ・シャオイエ)は暴行の場面を断片的に思い出し、激しい不安に襲われた。
何溶月(ホー・ロンユエ)は警察署に戻り検査を行ったが、柳小葉(リウ・シャオイエ)の身体からは有効なDNAや指紋は検出されず、幻覚剤が投与されていたことだけが判明した。状況を把握した沈翊(シェン・イー)は、何溶月(ホー・ロンユエ)から連絡を受け、柳小葉(リウ・シャオイエ)が描いた価顔絵が彼女の記憶に基づくものか、幻覚剤の影響によるものかを確認するため、彼女と再び面会することを決めた。
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