狂飆(きょうひょう)あらすじ31話・32話、ネタバレ

第31話あらすじとネタバレ

高利貸の罠に嵌った石磊

石磊は唐小龙(タン・シャオロン)が仕掛けた高利貸の罠に嵌り、借金返済を迫られます。唐小龙(タン・シャオロン)は石磊に献血を強要しますが、既に二度も献血していた石磊の体は限界で、再び献血に耐えられません。追い詰められた石磊は、父親に先祖代々の家を売却させ、唐小龙(タン・シャオロン)への高額な利息を支払うしかありませんでした。

石磊の危機と安欣(アン・シン)の介入

極度の衰弱状態にあった石磊は、車から降りた途端、倒れてしまい緊急搬送されます。病院で目を覚ますと、安欣(アン・シン)率いる専案組が傍にいました。当初、石磊は尋問に抵抗を示しますが、安欣(アン・シン)の粘り強い説得により、ついに真実を語ります。数年前、会社の資金繰りが悪化し、銀行融資が葉わなかった石磊は、唐小龙(タン・シャオロン)から高金利の融資を受けざるを得ませんでした。しかし、この融資は石磊にとって悪夢の始まりでした。銀行融資で唐小龙(タン・シャオロン)への返済ができず、逆に借金は膨らみ、工場や土地を売却、更にはネットで高額な酒を購入して唐小龙(タン・シャオロン)の要求に応える羽目になります。石磊の証言は衝撃的な事実を明らかにします。銀行の融資担当者である蔡と唐小龙(タン・シャオロン)が結託し、職権を乱用して融資を行い、高利貸で暴利を貪っていたのです。

唐小龙(タン・シャオロン)と高啓強(ガオ・チーチャン)の葛藤

一方、唐小龙(タン・シャオロン)は高啓強(ガオ・チーチャン)と話し合っていましたが、公安局の林隊長からの電話で高暁晨が逮捕されたことを知らされます。高啓強(ガオ・チーチャン)は公安局へ息子を迎えに行き、その後、学校へ連れて行きます。高啓強(ガオ・チーチャン)は高暁晨と約束を交わします。二度と暴走行為をしないと約束すれば、陳舒婷との関係を認めるというものです。しかし、高暁晨は不注意でレースに負けてしまい、高啓強(ガオ・チーチャン)は依然としてこの問題に頭を悩ませることになります。

安欣(アン・シン)と張彪(ジャン・ビャオ)、協力と疑念

安欣(アン・シン)は張彪(ジャン・ビャオ)に専案組への協力を要請しますが、新設された専案組に懐疑的な張彪(ジャン・ビャオ)は、なかなか応じようとしません。説得の末、ようやく張彪(ジャン・ビャオ)は協力を承諾し、唐小龙(タン・シャオロン)が支配する売春宿への摘発作戦に参加します。しかし、作戦は失敗に終わり、唐小龙(タン・シャオロン)を捕らえることはできませんでした。この一件で、安欣(アン・シン)は内部に内通者がいるのではないかと疑い始めます。安欣は張彪(ジャン・ビャオ)の携帯電話の記録を綿密に調べ、張彪(ジャン・ビャオ)が連れてきた新人の中に情報提供者がいる可能性を考えます。捜査が進むにつれ、安欣は重要な情報を掴みます。張彪の妻が唐小龙(タン・シャオロン)の妹、唐曉萌から送金を受けていたという事実です。この証拠を突きつけられた張彪は、唐小龙と連絡を取るために使用していた携帯電話を提出します。

第32話あらすじとネタバレ

専案組は唐小龙(タン・シャオロン)の犯罪の確鑿たる証拠を入手した後、事態を悪化させないよう、京海市外から特殊警察の支援を要請した。作戦開始前、専案組は綿密な計画を立て、特殊警察を各逮捕ポイントに正確に配置し、唐小龙(タン・シャオロン)とその一味を一斉に逮捕、一網打尽にすることを目指した。一味の中には極めて危険な指名手配犯も含まれており、徐忠(シュー・ジョン)は安欣(アン・シン)から提供された容疑者リストを確認後、作戦に参加する特殊警察に警戒を強めるよう特に注意喚起した。全ての逮捕班が連携し、唐小龙(タン・シャオロン)一味のあらゆる逃走経路を遮断した。

しかし、唐小龙(タン・シャオロン)は事前に情報を得ており、重要な書類を持って地下道を通って逃走した。特殊警察はすぐさま追跡を開始し、最終的にある屋上で彼を包囲した。安欣(アン・シン)が現場に駆けつけ、屋上から飛び降り自殺を図ろうとする唐小龙(タン・シャオロン)を、間一髪で阻止した。

一方、高啓強(ガオ・チーチャン)が経営する養老院では、陳豊が黄老と囲碁を打ちながら、指導組の仕事が青海にもたらした混乱について愚痴をこぼしていた。陳豊は元裁判所長で、違法な減刑に関与した疑いで専案組に連行され、取り調べを受けていた。指導組は入手した手がかりに基づき、政法システム内部の腐敗分子の徹底的な調査を開始した。

また、趙立東は徐忠(シュー・ジョン)と紀澤を食事に誘い、情報を探ろうとしたが、二人は青海に残り、まだ水面下に潜んでいる大物を徹底的に調査する意向を示した。上からの圧力にも屈せず、徐忠(シュー・ジョン)は自身の立場を堅持し、地元住民から感謝と慰問の品を受け取った。住民の中には、唐小龙(タン・シャオロン)の被害を受けた人も少なくなかった。蒋天も贈り物を持って感謝の意を表しに来た。

唐小龙(タン・シャオロン)の取り調べでは、沈黙を貫き、自殺を図ろうとするなど抵抗に遭うも、専案組は諦めずに捜査を続けた。彼らは、旅館の女性従業員が脅迫されてカードを置くのを手伝っていた事実を突き止め、唐小龙(タン・シャオロン)が拘置所で受け取ったメモを発見し、高啓強(ガオ・チーチャン)らが拘置所長に賄賂を渡していた罪を明らかにした。

窮地に立たされた高啓強(ガオ・チーチャン)は、張衛東に助けを求めるも断られ、黄老に助けを求めた。孟徳海の叔父である黄老は、孟徳海に楊健(ヤン・ジェン)と高啓強(ガオ・チーチャン)の協力関係を明かした。この時、徐忠(シュー・ジョン)と紀澤は電力会社から捜査に著手することを決定しており、指導組は安欣(アン・シン)に楊健(ヤン・ジェン)の調査を命じた。楊健(ヤン・ジェン)に近づくため、安欣(アン・シン)はテレビ番組の協力を口実に、テレビ局で働く孟鈺(モン・ユー)に接触し、彼女を通して楊健(ヤン・ジェン)の情報収集を開始した。