第29話あらすじとネタバレ
安欣(アン・シン)は病院で診察を受けている際に、医師の高啓蘭と偶然出会います。二人は互いに好意を抱き、一緒に食事に行く約束をします。食事中、安欣(アン・シン)は高啓蘭の身の安全を心配し、兄の高啓強(ガオ・チーチャン)と距離を置くように、そして京海を離れるように勧めます。しかし、高啓蘭は兄との強い絆ゆえに、唯一の肉親を捨てることはできないと答えます。
一方、証拠不十分のため、唐小虎(タン・シャオフー)は釈放されます。その後、安欣(アン・シン)は徐忠(シュー・ジョン)と紀澤に、以前高啓強(ガオ・チーチャン)と会った時の状況を説明し、高啓強(ガオ・チーチャン)はもはや背水の陣を敷いているようだと警告します。高啓強(ガオ・チーチャン)の背景を詳しく調べるため、徐忠(シュー・ジョン)は安欣(アン・シン)と共に高啓強(ガオ・チーチャン)が幼少期を過ごした古い家を訪ねることにします。
古い家で、安欣(アン・シン)は高啓強(ガオ・チーチャン)が毎年大晦日に家族で集まる習慣があったことを話します。そして、京海警察官である自分が指導組の信頼を得られるのかどうか、徐忠(シュー・ジョン)に尋ねます。紀澤は安欣(アン・シン)に指導組への参加を直接勧めます。こうして安欣は再び警察官の製服に袖を通し、指導組に加わります。彼の参加はチームに新たな活力を与え、指導組は対応を強化し、この事件を専門に扱う専案組を設立、安欣を組長に任命します。
その頃、高啓強、唐小龙(タン・シャオロン)、唐小虎(タン・シャオフー)は一緒に夕食をとっていましたが、唐小虎(タン・シャオフー)は電話を受け、何かを気にしている様子です。高啓強は二人に、この時期は常に自分に状況を報告するようにと釘を刺します。食事の後、唐小虎(タン・シャオフー)は唐小龙(タン・シャオロン)に、部下の王帥の保釈を頼みます。唐小龙(タン・シャオロン)は、王帥が京海公安局ではなく専案組に逮捕されていることを知ります。
市民からの告発を受け、指導組は捜査を開始しますが、告発者は報復を恐れて真実を明かそうとしません。唐小龙(タン・シャオロン)と唐小虎(タン・シャオフー)は役人に賄賂を渡して王帥を助け出そうとしますが、失敗します。そこに高啓強が現れ、彼らの企みを阻止し、指導組による政法システムの改革を真剣に受け止めるように忠告します。
安欣は告発者の胡永福に接触を試み、勇気を出して証言するよう促しますが、胡永福夫妻はすでに引っ越し、身を隠していることが分かります。監視カメラの映像から強盛集団が脅迫に関わっていることが分かり、安欣は高啓強とその一味への疑いを深めます。高啓強は胡永福夫妻の新しい住所を教えますが、二人はすでに買収されており、捜査に協力しようとせず、豪華な住居は高啓強から贈られたものだと認めます。
蒋天と高啓強の過去の因縁を知った安欣は、この情報を利用することにします。専案組を率いて蒋天のもとを訪ねますが、当初蒋天は協力的ではありません。しかし、安欣たちが帰ろうとした時、蒋天は考えを変え、運転手に持たせていたビデオ映像を提供します。その映像には、王帥が事件当夜に犯行に及ぶ様子が記録されていました。この証拠は事件解決の大きな突破口となるでしょう。
第30話あらすじとネタバレ
専案チームの策略と所長の仮応
安欣(アン・シン)はかつて王帥事件を担当した派出所の所長を専案チームに招集したが、すぐに尋問は始めなかった。彼女はあえて他の職員も一緒に呼ぶことで、所長にチーム全員が集まっている様子を見せつけた。この行動は明らかに所長を不安にさせ、彼は安欣(アン・シン)の意図を尋ね始めた。安欣(アン・シン)は、誰かが功績を立てれば真相を話す機会が得られるとほのめかし、所長はさらに緊張した様子を見せた。
同時に、安欣(アン・シン)は徐忠(シュー・ジョン)に王帥事件の新たな進展を報告したが、それでも高啓強(ガオ・チーチャン)に直接結びつけることはできなかった。徐忠(シュー・ジョン)は、王帥への捜査を進めることができれば、黒社会への打撃となるだけでなく、指導チームが悪を撲滅し京海を浄化するという市民の信頼を高めることにもなると考えた。しかし、陸鵬は未だにその上層部の身元を明かしていなかった。
高啓強(ガオ・チーチャン)の挑発と専案チームの対応
高啓強(ガオ・チーチャン)と唐氏兄弟は会食の席で王帥について話し合った。指導チームから王帥への監視が続く中、高啓強(ガオ・チーチャン)は彼が最終的に秘密を漏らすことを恐れ、王帥の家族の安全を脅迫材料として利用しようと考えた。夜、唐小龙(タン・シャオロン)と唐小虎(タン・シャオフー)は王帥の住むマンションに放火したが、幸いにも家族は不在で、死傷者は出なかった。この事件は大きな注目を集めた。
専案チームのメンバーが食事をしていると、弁当箱の中に強盛集団のカードが挟まれているのを発見した。これは高啓強(ガオ・チーチャン)からの挑発であり、彼の影響力を誇示し、専案チームに軽挙妄動しないよう警告する意図があった。安欣(アン・シン)はこのカードを徐忠(シュー・ジョン)と紀沢に見せ、高啓強(ガオ・チーチャン)が会談を望んでいることを伝えた。検討の結果、徐忠(シュー・ジョン)はこの会談に応じることにした。
会談の裏にある意図
徐忠(シュー・ジョン)は高啓強と会い、彼が設立した幼稚園と老人ホームを視察した。老人ホームで、徐忠(シュー・ジョン)はかつての恩師に再会し、恩師は高啓強を高く評価し、他の幹部からの推薦状を徐忠に手渡した。これらの推薦状は高啓強の肯定的なイメージを描いており、徐忠はかえって困惑と不安を覚えた。
指導チームに戻った徐忠は、幼稚園と老人ホームの実態を調査し、入園資格と入居条件が政府関係者とその親族に有利になっていることを発見した。徐忠は、高啓強の会談の真の目的が、彼の社会的地位を誇示するだけでなく、指導チームへの警告でもあることを徐々に理解した。以前、宿泊施設で起きたカード事件の真相が解明されていないことから、専案チームは現在の拠点が安全でないと判断し、新たな場所へ移転して捜査を続けることにした。
唐小龙(タン・シャオロン)の行動と警察の介入
一方、唐小龙(タン・シャオロン)は石磊が経営する工場を訪れた。この工場は表向きは麦の種子会社だが、実際は賭博場を隠していた。張標が通報を受け、警官隊を率いて現場を捜索した時には、唐小龙(タン・シャオロン)は既に情報を掴んでおり、証拠隠滅を済ませていた。警察は現場で賭博道具とチップを発見したが、証拠不十分のため、石磊は釈放された。唐小龙(タン・シャオロン)は石磊を車で迎えに行き、現場から連れ去り、二人は一緒に立ち去った。
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